大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2024年1月14日(令和6年1月14日)
昨日、本当に体調が悪く、ブログ更新できませんでした。
何とか回復したので、頑張りたいと思います。
台湾総統選の結果は
13日投開票された台湾総統選で、与党・民主進歩党(民進党)の頼清徳・副総統が当選した。
引用元:台湾総統選、与党・頼清徳氏が当選 対中強硬路線を継承
中国の威嚇に強く反発する蔡英文(ツァイ・インウェン)総統の強硬路線の継承を訴え、中国との対話を主張した最大野党・国民党の侯友宜・新北市長らを破った。
2024年は選挙の年と言われる中、台湾総統選挙が行われました。
その結果、与党民進党の頼清徳氏(以下敬称略)が当選しました。
現在の台湾の副総統の方であり、蔡英文総統の路線を継承することがほぼ確実視されています。
個人的には、台湾が中国寄りになってしまうのだけは避けて欲しいと考えていました。
したがって、この選挙結果に関しては率直に安堵しております。
しかしながら、これで対話による台湾併合という道が閉ざされましたので、中国共産党は強硬手段を採用するかもしれません。
皮肉にも、台湾有事の可能性が高まりました。
日本と台湾の外交関係を深化させよ
日本は13日の台湾総統選で民主進歩党(民進党)の頼清徳氏が勝利したのを受け、5月に発足する新政権と関係構築を進める。
引用元:日本、台湾新政権と関係構築 経済・安保で実務協力
台湾海峡を巡る緊張が高まり安全保障分野の対話が欠かせない。
台湾は半導体産業など経済安保でも重要な協力相手で、連絡・交流ルートをより重層的にする。
我が国日本は、台湾有事において直接的に被害を受ける可能性がある当事国です。
シーレーン防衛という観点からは、バシー海峡を封鎖される危険性があります。
半導体産業という観点からは、最先端の半導体製造技術が強奪される可能性があります。
さらに言えば、在日米軍の動きを押さえるために、日本に対するミサイル攻撃もあり得ます。
台湾有事とはそれほどまでに日本に悪影響を及ぼすイベントなのです。
したがって、台湾の軍事力を間接的に底上げして、場合によっては武力行使も辞さない姿勢を堅持するべきです。
なぜならば、中国共産党に対して、戦争を抑止するためには、強硬姿勢以外はあり得ないからです。
中国共産党及び中華圏の人間は弱い敵には戦争を仕掛けますが、強い敵には喧嘩を売らないという行動原理が根付いています。
アメリカが台湾有事を抑止するために本腰だ
米国防総省は11日、国家防衛産業戦略を初めて公表した。
引用元:米国、防衛産業協力へアジア同盟国と新枠組み 中国対処
有事に武器生産や調達を円滑に進めるためアジアで多国間協力の枠組みを提唱した。
米国内で余剰生産能力の維持を促す補助金や希少鉱物の備蓄拡大を検討する。
ウクライナロシア戦争(宇露戦争)で、防衛関係者は教訓を得たと思います。
それは、防衛装備品や弾薬の類は急に生産を増やすことはできないという教訓です。
したがって、近いうちに発生する可能性がある有事を見越して、武器生産や調達を円滑にするための枠組みが必要なのです。
さらに言えば、弾薬などが特にそうですけれども、備蓄を拡大するべきなのです。
アメリカの国防総省は国家防衛産業戦略を公表し、中国への牽制とも受け取れるようなことをしました。
台湾有事に対して本腰を入れて抑止に乗り出していると評価できます。
台湾の潜水艦がさらに強化されるかもしれない
台湾の対オーストラリア外交の窓口にあたる台北駐豪経済文化代表処の徐佑典(ダグラス・シュー)代表は12日、日本経済新聞社のオンライン取材に応じ、米英豪の安全保障の枠組みAUKUS(オーカス)の先端技術協力について「台湾を議論に参加させたいとの希望があれば、その機会を受け入れる」と述べた。
引用元:駐豪台湾代表「オーカスの先端技術共有、台湾参加の余地」
アメリカ・イギリス・オーストラリアの安全保障枠組みAUKUS(オーカス)に台湾が参加するかもしれません。
参考記事:オーストラリアが潜水艦契約を破棄してフランスは激怒するが自業自得
オーストラリアが潜水艦の調達と建造でトラブルとなり、フランスと揉めました。
その結果、フランスとの契約を破棄して、イギリスとアメリカと協力して潜水艦を建造することで合意していたのです。
しかも、原子力潜水艦で長距離巡航ミサイルのトマホークを搭載するという激熱展開でした。
それに台湾が参加する可能性があるとのこと。
場合によっては、台湾が原子力潜水艦の建造に着手するかもしれません。
参考記事:オーストラリアは小型原子炉をアメリカから輸入して潜水艦を強化する
台湾が近海における制海権を失うというのは、シーレーンの破壊という意味でも深刻ですので、潜水艦は強化するべきなのです。
したがって、我が国日本は台湾のAUKUS(オーカス)参加に賛同するべきでしょう。
台湾有事の発生確率は現時点で約60%か
最後になりますが、私個人の台湾有事発生確率を明言しておきたいと思います。
現時点では台湾有事の発生確率は約60%だと思っています。
台湾総統選で、与党民進党が勝利したので、戦争確率は上がりました。
おそらく台湾は座して死ぬことはありますまい。
さらに、トランプ大統領誕生という事態になれば、アメリカ国内が一時的に不安定になります。
したがって、ますます台湾有事の発生確率は跳ね上がるでしょう。
日本政府の防衛力整備も中国共産党の計算に入っているでしょうから、アジアの軍事バランスは中国側に不利になっていきます。
習近平としては、不利な状況が整う前に、アメリカ大統領選挙の権限移譲の間隙に仕掛けるかもしれません。
以上です。