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反逆する武士
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2019年8月22日(令和元年8月22日)
韓国が軍事情報包括保護協定を破棄
韓国大統領府は22日、関係閣僚らが出席する国家安全保障会議(NSC)を開いて日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA〈ジーソミア〉)の延長の可否を議論し、協定を終了させると決めた。
https://www.asahi.com/articles/ASM8Q5K0SM8QUHBI01X.html
協定の有効期限は1年で、2016年の締結以来、毎年自動延長されてきたが、日本が7月に対韓輸出規制を始めたことで、韓国で破棄を求める声が高まっていた。
韓国大統領は本日、日韓の軍事情報包括保護協定を終了させることを決めました。
事実上の対日軍事協力の破棄と言って差し支えないと言えるでしょう。
韓国国内の世論の後押しを受けた文大統領が決断しました。
正式名称:秘密軍事情報の保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定
参考URL: https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003950.html
以前の記事でも言及させていただきました。
この協定は西暦2016年11月23日に締結されたので、8月24日までに協定を破棄する意志を示すことができれば、自動延長を阻止することができます。
文大統領はギリギリまで悩んだそうなのですが、結果として協定を破棄することを宣言することができたようです。
男気を最大限発揮していただき、誠にありがとうございました。
我が国日本としては感謝しなければなりません。
これで堂々と韓国と対峙することができるからです。
対北朝鮮への足並みが乱れるかも
自民党の中谷元・元防衛相は22日、韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことについて「常軌を逸した決定だ。
https://news.livedoor.com/article/detail/16965923/
北朝鮮を利することにしかならず、安全保障をやっている立場として韓国政府の判断力が理解できない」と批判した。
中谷元・元防衛相は日韓軍事情報包括保護協定の破棄について、明確に韓国を批判しました。
北朝鮮と対峙するための連携を深める目的で結ばれた協定のはずなのに、これでは対北朝鮮包囲網に亀裂が入るということなのでしょう。
私は中谷氏とは意見が違いますが、このような戦略的な観点から韓国を批判するのであれば、理解はできます。
ただ、文大統領の振る舞いや過去の発言を見れば、親北朝鮮派なのは明らかであり、北朝鮮と対峙するつもりがあるのか極めて疑わしいと言わざるを得ません。
したがって、韓国という足手まといがいなくなることを喜ぶべきと言えるのではないでしょうか。
GSOMIA破棄の軍事的帰結とは
我が国日本と韓国の間の軍事情報包括保護協定は、軍事的な情報を相互に融通し合う協定です。
それでは具体的にどのような軍事情報を融通していたのでしょうか。
簡潔に言えば、日本から韓国に対しては北朝鮮東海岸から日本海にかけての電波傍受情報等であり、韓国から日本に対しては、韓国と北朝鮮の国境を監視することで得られた情報です。
また、平時の有益な情報提供としては、自衛隊による北朝鮮のミサイルを追尾した分析結果などがございます。
参考記事:もし明日、韓国との軍事情報共有協定(GSOMIA)が破棄されたら……どんな問題が起きるのか
上記のような軍事情報包括保護協定が破棄された場合、軍事的にはどのような不利益が生じるのでしょうか。
共同作戦を行う際、米軍は入手し得た軍事情報を最大限に利用する。
引用元:もし明日、韓国との軍事情報共有協定(GSOMIA)が破棄されたら……どんな問題が起きるのか
いちいち「この情報は日本から得たものだから、日米共同作戦にしか使わない」とか「こちらの情報は韓国から得たものだから、米韓共同作戦にしか使わない」といった区別はおそらくしていない。
米軍が独自に得た情報に、日本や韓国から得た情報をすべて加えて作戦を立案する。
ところが、日韓に軍事情報協定がないと、公式にはそれができなくなる。
原則的には、ある国から供された情報は漏らしてはならないのが、世界的なルールだからだ(「サード・パーティ・ルール」といい、それがなければ、誰も情報を他国に提供などしなくなるだろう)。
簡潔に言えば、日米韓の共同作戦ができなくなるということです。
情報を制する者が世界を制すると言われるほど、機敏な軍事情報は作戦において必要不可欠なものです。
けれでも、それを共同作戦を行う国家間で共有できないというのは、作戦の破綻を意味します。
アメリカ軍の上層部及びCIAは怒髪天なのではないでしょうか。
私だったら・・・まぁこれは言わないでおきましょうか。
韓国抜きの防衛体制を考えよう
こうなった以上、韓国が敵なのか味方なのかわからないということを前提にして、防衛体制を構築する必要があると思います。
さらに言えば、日米韓の共同作戦は事実上できなくなったので、日米だけの共同作戦で対北朝鮮作戦を考えなければなりません。
そして、韓国が北朝鮮との共同軍事作戦を仕掛けてくるということも想定しなければなりません。
その場合、日米がどのように対処するのかということも考慮に入れなければなりません。
今後ますます対馬の防衛の重要性が高まるでしょう。
韓国の土地購入を規制しなければなりません。
以上です。