大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2022年1月19日(令和4年1月19日)
ロシアがサイバー攻撃でウクライナへ牽制か
米Microsoftは1月15日(現地時間)、ウクライナ政府の複数の機関に対する破壊的なマルウェア攻撃を確認したと発表した。
引用元:ウクライナ政府に破壊的なサイバー攻撃 Microsoftが報告
感染したシステムは動作不能になる。
攻撃者については調査中としている。
Microsoftはウクライナ政府機関に対する破壊的なマルウェア攻撃を確認したと発表しました。
政府機関系のシステムがダウンしており、ほぼ確実にロシア側の政府系ハッカーか非政府系ハッカーの仕業と見て間違いないでしょう。
ロシアのウクライナ侵攻が騒がれている段階で、ウクライナ政府機関へのサイバー攻撃を仕掛けるなんて、ロシア以外にはあり得ません。
まずはサイバー攻撃を実施して、政府機能を麻痺させてから、軍事的圧力を掛けて戦争を優位に進めたいということなのではないかと。
ウクライナ侵攻作戦は本当に実施されるかもしれませんね。
断定はできませんが、侵攻秒読みと言われても仕方ないと思います。
欧州のロシア依存は本当に危険である
欧州連合(EU)はガス供給の3分の1をロシアに依存しており、ロシアとウクライナ間の紛争を巡り米国がロシアに制裁を科せば、欧州へのガス供給が途絶える恐れがある。
引用元:米、欧州ガス供給で緊急対応策検討 ウクライナ情勢緊迫で
欧州連合はガス供給の3分の1をロシアに依存しているので、ウクライナ侵攻でアメリカが対ロシア経済制裁に踏み切ったら、ロシアは報復としてガス供給を止めるでしょう。
冬季においてガスが途絶えてしまったら、凍死する欧州人も出るかもしれません。
さらに、パイプライン建設も止まる可能性がございますので、欧州とロシアの経済的な相互依存関係は瓦解する可能性がございます。
天然ガス需要が逼迫しており、ロシアのガス供給が途絶した場合、どこからその不足分を調達するのかはなお不透明らしいです。
やはり天然資源という戦略物資を保有している国家はこういった際に有利に働きますね。
大東亜戦争時のアメリカのようです。
我が国日本もアメリカの原油に依存しておりましたから、アメリカの経済制裁によって国家経済が崩壊する危機に瀕してしまい、戦争という手段に訴えるしかありませんでした。
ドイツを中心とする欧州連合はこれを機にロシア依存からの脱却を行うべきです。
2014年のウクライナ侵攻から学ばなかったのでしょうか。
ロシアのプーチン大統領にとっては、戦争という手段を採用することに躊躇はありません。
しかも、地政学的理由があった上でのことですから、なおさらと言えます。
ウクライナの北に位置するベラルーシで軍事演習
米政府高官は18日、ロシア軍が隣国ベラルーシで軍事演習の準備段階に入ったとの見方を示した。
引用元:米「ウクライナ侵攻懸念」 露がベラルーシで演習準備
ロシアはウクライナとの国境周辺に10万人規模の軍部隊を展開させており、緊張がさらに高まりかねない行動だ。
ロシアとベラルーシが軍事演習の準備段階に入ったとのこと。
ベラルーシはウクライナの北側に位置する国家であり、ロシアにとっての緩衝地帯(バッファーゾーン)であり、地政学的に重要地域の1つと言えます。
もしかしたら、ウクライナ侵攻のための軍事演習かもしれませんし、軍事演習に見せかけた北からの奇襲準備かもしれません。
ウクライナ侵攻で世界中が騒がしいこの時期に、ウクライナ侵攻を匂わせるような軍事演習となれば、NATO(北大西洋条約機構)も黙ってはおりますまい。
アメリカの国務長官が欧州を飛び回る
その後に訪れるドイツではベーアボック外相と会談する。
引用元:米「ウクライナ侵攻懸念」 露がベラルーシで演習準備
ロシアがウクライナに侵攻した場合の対抗措置を話し合う。
独ロを結ぶ新たなガスパイプライン「ノルドストリーム2」への対処がテーマになる見通しだ。
詳細に関しては、上記引用元記事をお読みいただきたいのですが、ブリンケン米国務長官はロシアのウクライナ侵攻の対抗措置についてドイツのベーアボック外務大臣と会談し、ドイツとロシアのガスパイプラインをどうするのかに関しても話し合うようです。
アメリカは今回のロシアのウクライナ侵攻を重く受け止めており、関係各国と緊密に連携して対処するつもりのようです。
ウクライナ侵攻のタイミングでウラジオストークを奇襲するべきか
さて、東欧での争いにより、東西冷戦を彷彿とさせるような駆け引きの応酬になっているわけですが、我が国日本としてはこの件にどのように対処するべきなのでしょうか。
北方領土を奪還するということを至上命題にするのであれば、ロシアがウクライナ侵攻を行うタイミングで不凍港であるウラジオストークを奇襲するというのも検討するべきだと思います。
ロシアにとっては、西方においてNATO(北大西洋条約機構)と対峙して、東方において日本国自衛隊と相対するということになれば、二正面戦争となり、戦力が分散されることになります。
そうなると、領土的野心を隠そうともしない中国も対ロシア戦争に参戦するかもしれません。
ロシアとしては領土が広すぎるための三方を敵に囲まれているという地政学的条件により、二正面戦争を徹底的に避けようとするでしょうから、容易く休戦に持ち込めると思います。
ウラジオストークを奇襲して、一方的に日本の領土して編入した上で、北方領土と交換を持ちかけるべきではないでしょうか。
このウラジオストークを奇襲する作戦は地政学的には合理的なのですが、外交的には悪手になる可能性がございます。
ロシアの恨みを買ってしまい、中国に対する共同戦線を敷くことが極端に難しくなってしまうのです。
悩みどころですね。
以上です。