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ウクライナの反転攻勢に関する重要情報の紹介。兵站を制し敢闘こそ誉

投稿日:

ウクライナ

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2023年9月23日(令和5年9月23日)

本日はウクライナ関連記事です。

宇露戦争のことは、フェイクニュースが多いです。

したがって、これはほぼ確実だろうと私が判断した内容をお届けします。

ロシア黒海艦隊が機能不全へ

ウクライナのミサイルが22日、ロシアの黒海艦隊司令部を直撃した。
ソーシャルメディアに投稿された映像では、クリミア・セヴァストポリの司令部から黒煙が上がる様子が見える。
ロシア国防省によると、兵士が1人行方不明という。
ウクライナはこのところクリミアへの攻撃を増強しており、防空システムや海軍艦艇2隻に損傷を与えている。

引用元:ウクライナのミサイル、ロシアの黒海艦隊司令部を直撃

このブログではあまり詳細に記述しておりませんが、実はウクライナ情勢を分析しています。

最近、ウクライナがクリミア半島に展開しているロシア軍に打撃を与えているという情報が舞い込みました。

ロシア側の防空システムが機能していない、黒海艦隊の艦船がミサイル攻撃で打撃を受けたという情報もあります。

今回は、ウクライナのミサイルがロシアの黒海艦隊の司令部を直撃したということのようです。

司令部ということは、ある意味クリミア半島の海軍力の決勝点(※1)と言えます。

したがって、ウクライナが決勝点に戦力を投下して、これを撃滅するのは軍事的に合理的な選択となります。

司令部が無くなれば、指揮命令系統が混乱することは必至でしょう、

率直に申し上げて、ウクライナとロシアの軍事行動が対照的です。

細かいところには触れませんが、ロシアの軍事行動があまりにも軍事合理性に欠けています。

ウクライナ軍は着実にロシア軍の戦力を削り、兵士の数を削り、継戦能力を削る累積戦略(※2)を採用しているようです。

目先の決戦や陣地に取り合いという局地戦にこだわるわけではなく、あくまでも対ロシア戦争に勝利することを目指しています。

軍事学を学んでいる人間からすると、ウクライナの軍事戦略から多くのことを吸収できているので、感謝申し上げたい次第です。

ミサイル供与をアメリカが決断するか

アメリカのNBCニュースはウクライナが強く求めている射程の長い地対地ミサイル「ATACMS」について、アメリカのバイデン大統領がゼレンスキー大統領に供与する方針を伝えたと報じました。
反転攻勢を進めるウクライナ軍を後押しするねらいがあるとみられます。
(中略)
「ATACMS」をめぐっては、ロシア領内の奥深くまで攻撃できるため、ロシアを過度に刺激するおそれがあると指摘され、バイデン大統領はこれまで供与に慎重な姿勢を示していました。

引用元:バイデン大統領 地対地ミサイルATACMS ウクライナに供与方針か

ウクライナが航空優勢を確保するためには、F16という戦闘機が必要です。

また、火力を強化するために、長距離(ATACMSは射程が300km)ミサイルを撃ち、ロシア軍の戦力を効率的に撃破するべきです。

しかしながら、アメリカはロシアを刺激するかもしれない長距離ミサイルの供与を渋っていました。

なぜならば、ウクライナがロシア国内にまで攻撃できる装備を持った場合、ロシアが核攻撃に踏み切るかもしれないからです。

核兵器の抑止力が最大限に効力を発揮し、政治的決断にまで影響を及ぼしています。

上記引用元のニュースでは、水面下では「ATACMS」の供与に向けて議論が進展しているようです。

アメリカを中心とした西側諸国は結託して、一気に武器を供与してウクライナを兵站で支えるべきでしょう。

ここで我が国日本が武器弾薬を供与できず、韓国が存在感を高めているようで、歯痒い気持ちです。

防衛戦の突破で裏を取れるのか

現在、ウクライナは、ウクライナ東部、南部、クリミア半島の主に3つの戦場で戦っています。

おそらく、ウクライナ東部と南部の作戦線もしくは補給線を断ち切るために、東部と南部を分断するように攻勢を強めるでしょう。

したがって、マリウポリもしくはベルジャンシクを目指し、進撃すると思われます。

そのため、ロシア側の防衛線や塹壕を乗り越えて、制圧領域を拡大する必要があります。

防衛線を乗り越えて、裏を取ることができれば、防衛線に張り付いていたロシア軍を側面から攻撃できます。

また、側面攻撃だけでなく、背後から奇襲することも理論上は可能になります。

正面と背後からウクライナ軍の攻撃を受けてしまったら、ロシア軍は敗走するしかなくなります。

問題は、今年の冬将軍が到来するまでに、どこまで反転攻勢ができるかということです。

その進捗次第では、2025年まで戦争が継続してしまうかもしれません。

ロシアは戦争を止めることは無く、全滅するまでウクライナ国内から撤退しようとはしません。

戦って勝ち取るしかないのです。

アメリカや欧州各国の武器弾薬の生産設備が整ってきて、航空優勢を確保することができれば、一気に戦線は動くと思います。

私の予想が外れる可能性はございますが、戦争の不確実性をしっかりと噛みしめながら、分析は続けていきたいですね。

以上です。

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