大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2023年4月8日(令和5年4月8日)
本日はロシア関連ニュースです。
NATOの北方拡大が進む
北大西洋条約機構(NATO)は4日、ブリュッセルの本部で外相会合を開き、北欧フィンランドを31カ国目の加盟国として正式に迎えた。
引用元:フィンランド、NATOに正式加盟 大統領「スウェーデンも早期に」
NATOの拡大は、2020年の北マケドニアの加盟以来。
今後はトルコの反対などで手続きが進んでいないスウェーデンの加盟が焦点となる。
ロシアがウクライナに侵攻した理由の一つにNATO(北大西洋条約機構)の東方拡大がございます。
敵対的な軍事同盟がロシアを囲むようにして拡大するのは、ロシアにとっての安全保障上の脅威と言えます。
したがって、ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)に加盟する前に政権転覆を狙い、奇襲したのです。
しかしながら、その奇襲は失敗に終わり、NATO(北大西洋条約機構)の北方拡大を招きました。
拙ブログでもご紹介しましたが、明らかなロシアの対外政策の失敗です。
※参考記事:スウェーデンとフィンランドがNATO加盟へ。ロシアの生存圏は悪化
2023年4月4日、正式にフィンランドがNATO(北大西洋条約機構)の加盟国になりました。
今後はスウェーデンが加盟できるかどうかに焦点が移ることになります。
日本とウクライナが準同盟か
日本とウクライナは安全保障の情報を融通する「情報保護協定」の締結交渉に入った。
引用元:ウクライナと機密共有 政府、武器支援へ環境整備
秘密の保持を前提に外交・防衛当局間での軍事技術、戦術データの共有を視野に入れる。
ロシアによる侵攻を踏まえ、安保上の協力関係を深める。
将来の武器支援をにらんだ環境整備の意義もある。
衝撃のニュースが飛び込んできました。
我が国日本とウクライナが「情報保護協定」の締結交渉に入ったとのこと。
もし本当に「情報保護協定」を締結できるならば、軍事技術、戦術データの共有ができます。
その結果、我が国日本の安全保障にとっては有利になるでしょう。
戦争せずに、戦争を経験した国家から情報をいただけるならば、とてもお得に軍事的に強くなれます。
将来時点の武器支援も視野に入ってくると思います。
非殺傷兵器の供与ということになるとは思いますが、是非ともウクライナとの関係強化をお願いしたいです。
ロシアにとっては、さらなる安全保障上の脅威になるでしょう。
なぜならば、ロシア軍の弱点が日本側に筒抜けになるかもしれないからです。
司令官の解任を軽く見るべきではない
英国防省は6日、東部の侵攻作戦を担当するロシア軍のムラドフ司令官が解任された可能性が高いとの見方も示した。
引用元:ロシア、バフムトで前進か 司令官解任の情報も
ドネツク州南部ウグレダルの制圧に何度も失敗し、大きな犠牲を出していたと指摘した。
私なりに情報収集した結果、ロシアはウクライナ東部戦線では苦戦が継続しております。
部分動員で強制徴兵したロシア人を無理やり突撃させているようです。
そこにウクライナ側とロシア側の特戦隊から砲弾が飛んでくるため、多大な犠牲が出ています。
その結果、ロシア側の司令官が解任された可能性が高いとの報道が出ています。
司令官の解任を甘く考えたり、ロシア側が弱体化している根拠として捉えるのは間違いです。
なぜならば、ロシアの新司令官が有能な人物かもしれず、ロシア軍の強化になるかもしれないからです。
引き続き、油断せずに戦況を見守るべきでしょう。
なお、ウクライナ軍が全滅したとか、ロシア軍が全滅したという情報はほぼ確実に嘘です。
なぜなら、局地的に部隊が全滅することはあり得ても、軍隊すべてが消滅するなぞ常識的にあり得ません。
プーチンの情報収集能力は皆無なのか
プーチンはテクノロジーを嫌悪している。
引用元:プーチンは体の病気ではなく心の病気?──元警護官が明かす奇行の数々
カラクーロフはプーチンが携帯電話を使う場面を見たことがなく、インターネットも使っていないと証言した。
「大統領は、自身の側近だけから情報を受け取っている。
つまり、情報の真空地帯で暮らしている」
最近までクレムリンで警護を担当し、プーチンと直接接していた人物が内情を暴露したようです。
暴露したゲレブ・カラクーロフ氏(以下敬称略)はプーチンの警護官の1人として勤務していたロシア人です。
彼は、ウクライナ侵攻に反対して2022年にトルコのイスタンブールに逃げたようです。
その内情暴露によると、プーチンは直接的な情報収集をしていないようです。
プーチンの側近からの伝聞情報で政策決定をしているようです。
率直に申し上げて、プーチンは諜報員失格ですよ。
新聞、ニュース、ネット情報、現地の工作員から直接話を聞くなど、自分で情報を収集するべきです。
側近が偽情報を掴まされて、それを真実のように報告してきたらどうするつもりなのでしょうか。
政策決定最高責任者としての職務怠慢と言われても仕方ないでしょう。
もし、この内情暴露が本当だったら、ロシアとウクライナの和睦は難しいと思います。
なぜならば、正しい事実認識ができない場合、賢明な意志決定はできないからです。
ロシアの軍事ブロガーが爆殺される
ロシアの軍事記者ウラドレン・タタルスキー氏が死亡したサンクトペテルブルクの爆弾事件で、爆発の瞬間をとらえた映像が新たに公開された。
引用元:ロシア軍事ブロガー殺害、爆発の瞬間の映像を公開
爆発は2日、サンクトペテルブルク市内のカフェで発生。
死亡したタタルスキー氏は戦争推進団体「サイバーフロントZ」のゲストとして招かれていた。
現地メディアは、爆発前に1人の女性から贈られた像に隠された装置によって同氏が殺害された可能性があると伝えていた。
個人的に気になったニュースです。
私は軍事ブロガーではありませんが、政治経済系ブロガーなので、他人事とは思えません。
戦争推進団体「サイバーフロントZ」に招かれたロシアの軍事ブロガーが爆殺された模様です。
誰が殺害を指示したのかは未だ不明です。
しかしながら、ロシア国内でこのような事件が発生するようになってしまっては、ソ連時代に回帰しています。
ちょっと目立つ動きをした軍事ブロガーが目障りだと感じた組織がここまでの凶行に及んでいます。
これはちょっとした恐怖ですよ。
ロシア国内の治安は悪化するでしょう。
以上です。