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スウェーデンとフィンランドがNATO加盟へ。ロシアの生存圏は悪化

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ロシア

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2022年5月29日(令和4年5月29日)

ロシアのウクライナ侵攻の目的とは

本日はロシアのウクライナ侵攻問題と取り上げたいと思います。

まずは、ロシアがウクライナ侵攻に踏み切った理由の一つに、NATO(北大西洋条約機構)の東方拡大問題がございます。

NATO(北大西洋条約機構)とは、要するに軍事同盟です。

ロシアの軍事的脅威に対抗する目的で維持されている同盟が冷戦崩壊後もどんどんロシアの国境近くの緩衝地帯(バッファーゾーン)まで近づいておりました。

そして、ロシアの隣国であり、ロシアの海へのアクセス権を確保するために必要なクリミア半島を有するウクライナまでもがNATO(北大西洋条約機構)に加盟するかもしれず、親欧米政権がクーデターによって誕生してしまいます。

地政学と現実主義の考えから申し上げるとロシアは自爆している

ロシアとしては自国にとっての軍事的脅威が眼前まで迫ってきており、我慢することができず、ウクライナ侵攻に踏み切りました。

アメリカを中心とする西側勢力に奪われるくらいならウクライナを殲滅するか、親ロシア派政権を樹立するという暴挙に出ました。

ロシアを擁護するわけではございませんが、地政学的理由があって侵攻に踏み切ったというのは押さえておかなければならないポイントだと思います。

ただ、ロシアのこの暴挙を見て脅威に感じるのは当然であり、NATO(北大西洋条約機構)に加盟せずに中立的な立場を堅持している国家すら、NATO(北大西洋条約機構)に加盟したいと表明する国家が出現しました。

自国にとっての生存圏を確保し、地政学的理由もあってのウクライナ侵攻なのですが、NATO(北大西洋条約機構)の東方拡大(または北方拡大?)を後押しするような結果となってしまったので、プーチン大統領は間違いを犯したと言わざるを得ません。

スウェーデンとフィンランドがNATO加盟を正式に申請へ

フィンランドとスウェーデンは18日、米欧の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)への加盟を申請した。

引用元:フィンランドとスウェーデン、NATOに加盟申請

ロシアの隣国である北欧諸国の内、フィンランドとスウェーデンがNATO(北大西洋条約機構)に加盟したいと、正式に申請しました。

ロシアとしては、NATO(北大西洋条約機構)の東方拡大を阻止しようと思い、ウクライナ侵攻に踏み切ったのに、東方拡大を後押ししてしまった格好になりました。

私個人としても、ロシアの安全保障や地政学的環境に関して理解はしますが、あまりにも軍事的脅威を感じてしまったら、軍事同盟に加盟して自国の安全を確保しようと思うのは当然の成り行きだと思います。

ロシアは国家としてあまりにも間違った行動を採用してしまいましたし、国際世論を味方に付けるという点では完全に敗北しているとしか思えません。

政治的宣伝をあまりにも軽視しておりますし、ネオナチからの解放を叫んでも説得力が無いです。
むしろロシアという国家そのものがネオナチなのではないかと疑いの目を向けられても仕方ないでしょう。

確かにウクライナにはネオナチのような集団がおりますが、なぜウクライナ国内で勢力を保っていられるのかと申しますと、ロシアに対抗するという大義名分が存在するからです。

ロシアがウクライナ国内のネオナチを育ててしまったという側面もございますので、自業自得と言えます。

トルコがスウェーデンとフィンランドの加盟に難色か

トルコのエルドアン大統領は13日、フィンランドやスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟について「前向きに考えていない」と述べた。
新規加盟にはトルコを含む既存の全加盟国の承認が必要だ。
明確な反対は示さなかったが、加盟手続きが迅速に進まない可能性がある。

引用元:トルコ、フィンランド・スウェーデンのNATO加盟に難色

NATO(北大西洋条約機構)に加盟するためには、既存の全加盟国の承認が必要なのだそうです。

すでに加盟しているトルコがスウェーデンとフィンランドのNATO(北大西洋条約機構)のに難色を示しております。

スウェーデンとフィンランドなどの北欧諸国は、トルコがテロ組織として敵視するクルド系武装勢力、クルド労働者党(PKK)などへの弾圧を問題視しており、トルコとしては苦い思いを抱き続けていたようです。

スウェーデンとフィンランドのNATO(北大西洋条約機構)加盟という絶好の機会を得て、北欧諸国や欧米などへ自国の要求を通せるとの国益計算があって、強気なのではないかと推察します。

トルコの態度は軟化するのか

スウェーデンとフィンランドの高官は25日、トルコの首都アンカラを訪れ、トルコ側と北大西洋条約機構(NATO)への新規加盟問題を協議した。
トルコによると、両国は武器輸出を制限する対トルコ制裁の解除に前向きな姿勢を示したという。

引用元:北欧2国、NATO巡りトルコと協議 制裁解除に前向きか

スウェーデンとフィンランドはトルコへ武器輸出を制限する制裁を実行していたのですが、その制裁の解除に関して前向きな姿勢を示したとのこと。

トルコのエルドアン大統領は自国の国益を最大限追及しているようです。

スウェーデンの財務相が現実路線を表明

スウェーデンのダンベリ財務相は日本経済新聞のインタビューに応じ、北大西洋条約機構(NATO)への加盟が実現した場合でも、NATO軍の恒久的な基地は置かない方針を示した。
NATOの拡大に反発するロシアの刺激を避けたい考えがあるとみられる。

引用元:スウェーデン財務相「NATO軍の恒久基地と核兵器不要」

やはり、スウェーデンとフィンランドがNATO(北大西洋条約機構)に加盟してめでたしという話ではないようです。

スウェーデンの財務大臣がNATO(北大西洋条約機構)に加盟しても、恒久的な軍事基地は置かず、核兵器も持ち込ませない方針を示しました。

ロシアがNATO(北大西洋条約機構)に対して機敏になっているのは軍事基地が設置されるのか、攻撃システムが配備されるのかどうかと明確に示しているので、ロシアを刺激しないように外交的に配慮しているようです。

2028年までに国防費を国内総生産(GDP)比2%以上に引き上げる方針も表明した。
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると21年のスウェーデンの防衛費は79億ドル(約1兆円)で、GDP比はこの10年間1%強の水準が続いていた。

引用元:スウェーデン財務相「NATO軍の恒久基地と核兵器不要」

ただ、一方で自国の防衛力整備を実施する方針を表明し、国内総生産(GDP)比2%以上に国防費を引き上げるようです。

他国との連携は強化しつつ、基本的には自国の防衛力を強化するとは素晴らしいご判断だと思います。

徴兵制を復活させたスウェーデンの先見の明

スウェーデンはナポレオン戦争以降、約200年にわたって戦争に参加しないという中立政策を守ってきた。
北朝鮮の平壌のスウェーデン大使館が米国などの利益代表を務めるなどその中立性は国際的に知られている。
同国では廃止されていた徴兵制が、ロシアへの脅威に対応するため2018年に復活した。

引用元:NATO、北欧2カ国の加盟急ぐ 難色示すトルコ説得焦点

私はFC2時代にスウェーデンの徴兵制復活について言及したことがございます。
朝日新聞デジタルの参考記事を熟読してから、記事内容を見ていただければ幸いに存じます。
参考記事:スウェーデン、徴兵制復活へ ロシアに対抗、女性も対象

※以下、FC2ブログの記事より、再掲載※

一つ疑問があります。
なぜ朝日新聞はスウェーデンの徴兵制を批判しないのでしょうか。

軍靴の足音が聞こえるのでは?
さて、冗談はさて置き。

軍隊とは人間組織であり、国民国家にとっての武力組織ですから、必要な人員を集める必要があります。

志願制で集まればよいと思いますが、それで集まらない場合は徴兵制を採用するのも当然だと思います。

近年、スウェーデンの近隣では軍事活動が活発化しており、ロシアの脅威に対抗するという合意形成ができつつあります。

ある意味当然のことだと思います。

近隣でロシアが(地政学的必要性があったという厳然とした理由はあったとしても)他国の領土を自国の領土に編入してしまったのですから。もちろんそれは軍事力を背景とした武断外交の結果です。

スウェーデンの決断を断固支持します。
国際社会で生き残りを切実に求める国家を私は応援したいと思います。

※以上、FC2ブログの記事より、再掲載※

スウェーデンの先見の明とその先見の明を支持した人間の洞察力を甘くみない方がよろしいと思います。

以上です。

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