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世界経済

野村ホールディングスが巨額損失。リーマン・ショックの再来は望まず

投稿日:

世界恐慌

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2021年3月30日(令和3年3月30日)

野村ホールディングスが巨額損失の可能性あり

本日は緊急記事でございます。
かつて全世界を巻き込んで金融危機と世界的な不況を発生させたリーマン・ブラザーズを一部買収した野村ホールディングスですが、巨額の損失を計上する可能性がございます。

これ、かなり厄介な事案ですので、参考ニュースを取り上げならがら、丁寧に解説したいと思います。

野村HDは29日、米子会社で顧客との取引に関連し、約20億ドル(約2200億円)の損失が発生する可能性があると発表した。
顧客先や取引内容については明らかにしていないが、関係者によると取引相手は米アルケゴス・キャピタル・マネジメントだという。

引用元:野村HDが巨額損発生の検証に着手、損失確定時期は未定-関係者

野村ホールディングスがアメリカの子会社で顧客との取引を行い、約20億ドル(約2200億円)の損失が発生するらしく、詳細は明らかにされておりませんが、損失額がさらに膨らむ可能性があるとのこと。

アルケゴス・キャピタル・マネジメントというビル・フアン氏(有名なファンドマネージャーなのだそうです)の財産を管理・運営する投資会社が、追証要求に応じることができなかったため、やむを得ず株式を売却したそうなのだそうです。

アルケゴス・キャピタル・マネジメントは米中のメディア株などで損失を被り、先週に大量の持ち株の売却を迫られたようなのです。
※参考記事:米SEC「事態を監視」 投資会社の巨額投げ売りで

おそらく、米中の対立のため、レバレッジを掛けた「差金決済取引(CFD)」を行っていたメディア株などが急落してしまい、追証が発生したのだと思われます。
※参考記事:野村HDが巨額損発生の検証に着手、損失確定時期は未定-関係者

詳細が明らかになったり、原因などに誤りがあったとわかった時点で、加筆修正させていただきたいと思います。
全容解明が待たれますね。

CFD(差金決済取引)とは、取引開始時点から取引終了時点に発生した差額分を決済する取引です。
CFDでは、取引を行う際、実際に資産を保有することはありませんが、マーケットがお客様に有利な方向に動いた際に利益を得ることができます。
CFDが金融派生商品(デリバティブ)であり、原資産の価値に連動するためです。

引用元:CFD取引とその仕組み

本来ならば、現預金を口座に入金することで追証要求に応じるべきところなのですが、持ち株を売却して現預金を確保しようとしたのではないかと推察します。

現物の株式を購入していたわけではなく、証券会社などを相手にギャンブルのようなレバレッジ取引をしていたので、影響がとても大きくなってしまったようです。

要するに、アルケゴス・キャピタル・マネジメントが追証要求に応じるためには、どこからかお金を持ってくる必要があり、現時点で野村ホールディングスの子会社はアルケゴス・キャピタル・マネジメントからお金を払ってもらえるかどうか不明(というか貸し倒れになる可能性が高い)ということのようです。

しかもそれが個人(一族???)の資産運用会社なのですから、あまりにもスケールがでかいです。

三菱UFJ証券とクレディ・スイス・グループも大打撃か

三菱UFJ証券ホールディングス(HD)は30日、米国の顧客との取引に関連して多額の損失が生じる可能性があると発表した。
(中略)
野村ホールディングスやスイス金融大手のクレディ・スイス・グループと同様に、米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントに関連しているとみられる。

引用元:三菱UFJ証券、330億円損失見込み 米顧客取引で

さらに、野村ホールディングスだけでなく、三菱UFJ証券ホールディングスとスイス金融大手のクレディ・スイス・グループも同様に、損失が大きくなってしまっているようです。

日本とスイスという金融強国において、これほどの金融不安が発生してしまうと全世界的に波及して、リーマン・ショックの再来になる可能性がゼロとは言えなくなります。

率直に申し上げて、現段階において金融危機に発展するとは断言できませんが、予想だにしないところから殴られたような衝撃が株式市場に加わると思われます。

どこまで影響が広がるのかわかりません。
リーマン・ショックの再来だけは止めてほしいというのが正直なところです。

取引があった金融機関は、野村HDのほか、米金融大手のゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、ドイツ銀行など。

引用元:米投資会社、大手金融を翻弄 高リスク取引に失敗、規制強化も

ドイツ銀行も・・・この報道が事実で、ドイツ銀行破綻なら、これシャレにならんぞ(; ・`д・´)

個人がミンスキー・モーメントを引き起こす?

一族の資産を管理するファミリーオフィスは投資顧問業者としてSECに登録する必要がなく、所有者や幹部、運用資産額を開示する義務もない。
小規模なファミリーオフィスならば問題はないが、今回のように巨大ヘッジファンド並みの規模になった場合は市場全体にもリスクを及ぼし得る。

引用元:アルケゴスのフアン氏がひそかに積み上げた巨額資産、数日で消失

ファミリーオフィスというのは要するに私的な投資運用会社のようなものであり、誰かのお金を預かって資産運用するような公的なものではございません。

その結果、投資顧問業者としてアメリカ証券取引委員会(SEC)に登録する必要がなく、資産運用の開示の義務はないようなのです。

要するに、資産運用や金融取引の規制の網を抜けた事案ということのようです。
とある個人がプライベートで資産運用をするだけの会社を立ち上げただけならば、そこまで規制は不要という判断だったのでしょう。

規模が大きい場合は規制対象にする必要ありだと思います。
金融当局の規制強化は待ったなしでしょう。
個人資産が全世界的に影響を及ぼす事態になったわけですから。

ミンスキー・モーメントを個人が引き起こす事態になろうとは想定外ってことなのでしょうか。

ミンスキー・モーメント(Minsky moment)は、「ミンスキーの瞬間」とも呼ばれ、投資家が保有する、あまり投機的でないポジションさえも、債務支払のために売却する必要に迫られ、マーケットで価格下落スパイラルと深刻な貨幣需要が生じる瞬間をいいます。

引用元:ミンスキー・モーメント 金融経済用語集より

金融不安定性仮説は正しいのではと個人的には思ってしまいますね。

以上です。

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