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反逆する武士

現代貨幣理論

【現代貨幣理論】買って読んでみたい書籍三選(2020年10月版)

更新日:

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2020年10月8日(令和2年10月8日)
2020年10月10日時点のリライト記事です。

本日は黄昏のタロ様からのリクエストを私なりにアレンジした記事を出したいと思います。

現代貨幣理論を勉強する上で、これだけは読みたいという書籍を裏話を交えながら、ご紹介できればと考えております。

ステファニー・ケルトン著『財政赤字の神話』

「財政赤字が膨らめば国は破綻する」「政策に必要な資金は納税者から集めなければならない」――これらの「常識」は、政府が国民に手を差し伸べないことを正当化するための方便にすぎない!
米上院予算委員会のチーフエコノミストやバーニー・サンダース議員の大統領選顧問を歴任するMMT (現代貨幣理論)の第一人者が「財政赤字の神話」を撃破し、経済のあるべき姿をゼロから構想する。
解説/井上智洋

引用元:財政赤字の神話 MMTと国民のための経済の誕生

まず、私が現代貨幣理論を勉強する上で欠かせない著者が3名いらっしゃいます。

ビル・ミッチェル、L・ランダル・レイ、そしてステファニー・ケルトンです。
ステファニー・ケルトンのシンポジウムにも参加したこともございますし、大手マスメディア受けも良いので、期待しております。

※参考記事:MMT(現代貨幣理論)国際シンポジウム開催。よく頑張ったし感動した。

これまで、現代貨幣理論を熟知する日本人の中で、必読書籍として君臨していたのが、L・ランダル・レイ著『MMT現代貨幣理論入門』だったのですが、それに次ぐほどの必読書籍になると予想しております。

私はかねてよりステファニー・ケルトン教授のTwitterを拝見しつつ、英語版の『The Deficit Myth: Modern Monetary Theory and the Birth of the People's Economy』を購入して、地道に読むつもりでした。

Kindle出版で上記の英語版を購入し、コピー&ペーストでGoogle翻訳の助けを借りながら読むということは不可能ではありません。

読書スピードは落ちますけど、それでも現代貨幣理論を熟知するためには、必要なことだと思っていたら、日本語版が出版されるとのことで、本当に嬉しく思います。

なぜ上記書籍を読みたいと思ったかと申しますと、現代貨幣理論は誤解があまりにも多い理論であるため、誤解を防ぐ意味合いでも書籍で体系的にまとまっている書籍を読みたいという欲求があったからです。

ブロガーで現代貨幣理論を語っている人間や、現代貨幣理論に言及している記事をお読みになっている方ならお分かりかと存じますが、あまりにも藁人形論法の被害者になっているので、不憫に思ってしまっています(笑)

上記書籍を読みながら、徹底的に反論できるよう理論武装していきたいと考えております。

古川 顕著『貨幣論の革新者たち』

貨幣論の革新者たち

ジョン・ローからラルフ・ホートレーまで、ケインズを超える理論上の貢献によって「貨幣とは何か」?を変えてきた偉大な7人の理論を紐解き、「貨幣論」が「信用論」へと深化してきた過程を明らかにする。

引用元:『貨幣論の革新者たち

2番目にご紹介したいのは『貨幣論の革新者たち』という貨幣論に関するガチな書籍であり、純粋に理論的な書籍になります。

京都大学名誉教授である古川顕氏(以下敬称略)が出版されたということで、私個人としては信用力が高い学術書だと認識してます。

私は書籍を購入するときに、Amazonレビューを参考にするのですが、18〜19世紀の"信用貨幣論"が網羅された解説書であり、経済学者の主張を嚙み砕いて紹介している書籍なのだそうです。

私は某国立大学で経済学を学んでいた人間でございますから、近代以降の経済学者の書籍を読むことには慣れております。

それでも読みにくく理解しにくく、ストレスが溜まるというのは、一般人と大差ありません(笑)

ただ、純粋な学術書なのにも関わらず、Amazonレビューがそこそこ寄せられており、現代貨幣理論に言及されていないとは言え(確かに"現代"の”理論”を紹介してはいないらしいので、当然ですね)評価が高いのです。

純粋に評価の高い学術書は読みたいと思った次第です。
学術書だと、Amazonレビューが一個も無いというのは普通ですからね。

まだMMT理論を知らない貧困大国日本 新しい『学問のすゝめ』

財務省の間違った財政理論がこの国をダメにした。最新のMMT理論から見れば日本は大金持ちの国だった。
目からウロコの金融。
日本の衰退が著しい。
その根本原因が日本の財務省が墨守する財政均衡主義である。
1000兆円の財政赤字という誤った認識に呪縛された日本は、消費税増税を繰り返し、かえって経済を疲弊させてきた。
しかし財政赤字は赤字でも何でもない。
それを証明したのが、最新のMMT理論である。
国家財政に関する誤った認識を正し、国債の発行こそがマネー創造そのものであることを理解すれば、日本は復活できる。
日本人のお金に関する大誤解を一気に解明する。

引用元:まだMMT理論を知らない貧困大国日本 新しい『学問のすゝめ』

3つ目にご紹介したいのが、日本の知識人が現代貨幣理論をわかりやすく解説する本が連続して出版している中、小浜逸郎氏(以下敬称略)が出版されたまだMMT理論を知らない貧困大国日本 新しい『学問のすゝめ』です。

福沢諭吉を彷彿とさせるほどの危機意識の煽りと、現代貨幣理論の就業保証プログラムを肯定的に論評しているらしいということで興味が湧いて読み始めているところでございます。

近々、本書の書評を出したいなと考えております。

おそらく、日本人であれば、ステファニー・ケルトンの書籍や古川顕の書籍よりも簡単であり、一番納得するような書籍なのではないでしょうか。
日本が主語であり、日本を何とかしたいという情熱に溢れております。

以上です。

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