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反逆する武士
uematsu tubasaです。
初回投稿日時:2019年5月24日(令和元年5月24日)
メイ首相が保守党党首を辞任する意向を表明
2019年5月24日、イギリスのテリーザ・メイ首相は5月24日に、保守党の党首を6月7日に辞任する意向を表明しました。
参考URL:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45231840U9A520C1MM8000/
さて、本日は簡潔にイギリスのメイ首相のことを取り上げたいと思います。
速報がツイッターで流れておりまして、6月7日に辞任する意向を表明しました。
イギリスのメイ首相は保守党の党首として、イギリス議会の多数派の指名を受け、イギリスの首相として責務を果たしてきたわけなのですが、ある意味不完全燃焼な幕引きとなりました。
メイ首相はイギリスのEU離脱問題において、再度国民投票をするような条項を離脱案に含めましたところ、党内の反発を招き、辞任圧力が高まってしまったようです。
同様の議題で2度の国民投票をするということは1回目の国民投票の結果を無視することになりますので、反発は当然だと言えましょう。
民主主義の母国たるイギリスで、直接民主主義の結果を無視するとあれば、由々しき事態と言わざるをえません。
メイ首相の誕生はEU離脱問題の対処の必要性から
そもそもメイ首相は前首相のデイヴィット・キャメロンがEU離脱の国民投票で離脱が多数になったことを受けて、逃げ出したため、首相になりました。
ある意味、火中の栗を拾う形となりました。
首相就任後はEU離脱のために、奔走し、イギリス議会やEUの関係者との折衝を粘り強く続け、その影響で声がかすれるほどでした。
本当につらい職責を全うされていたと言えます。
私の個人的な意見でございますが、メイ首相でなくてもEU離脱交渉は難航したでしょうし、議会の多数派を説得することは難しかったのではないでしょうか。
何せ、合意無きEU離脱を回避するということには多数の賛同を得られたものの、それ以外のEU離脱案にはことごとく否決されましたので。
直接民主主義の結果、EU離脱と決まっても、それを実現できない議会という構図はなかなかにシュールでした。
しかもそれが、最古の民主主義国家であるイギリスでのできことというのも人類に対する警告なのではないかと疑うほどです。
次期首相はEU離脱問題を解決に導けるのか
イギリスのEU離脱問題は大幅な延期がなされ、今年の10月末までとなっておりますが、それまでに次期首相がEU離脱案をまとめることができるかどうかは不透明です。
このままでは合意無きEU離脱になるのではないかと疑心暗鬼が広がっております。
私個人としては、EU離脱の期限の大幅延期という茶番をFC2ブログのころからしっかりと見てましたので、どうなるのか簡単に予想はできないとしか言いようがありません。
現在のイギリスの政治情勢からして、ファラージが率いるブレクジット党という新興政党が保守党と労働党を抑えて支持率1位を獲得するようでは、簡単には解決しないということだけは言えそうです。
イギリスの政治情勢からして、EU離脱強硬派のジョンソン氏が保守党の党首になると思われますが、果たして保守党内部のEU残留派をまとめることができるかは不透明です。
イギリスは合意無きEU離脱に向かう
私は以前からイギリスは合意無きEU離脱に向かうのではないかと予想していました。
イギリス議会の内部のEU残留派がEU離脱案をことごとく否決することにより、強制的なEU離脱になると予想しておりました。
さらに、欧州議会選の結果いかんでは合意無きEU離脱が早めに実現するかもしれません。
前述したファラージ率いるブレクジット党が欧州議会選挙にて躍進する可能性が高いからです。
以上です。