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尖閣諸島防衛戦争後の従属関係の強化を拒否するためには単独防衛必須

投稿日:

尖閣諸島

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2021年2月8日(令和3年2月8日)

海上保安庁の巡視船に守られた漁業関係者

漁船の周囲を海上保安庁の巡視船がガードし、「あまり危険は感じなかった」という。
ただ、中国で武器使用を認める海警法が施行されたため、今後に不安を訴える声も聞かれた。

引用元:尖閣・中国公船接近も「危険感じなかった」漁師ら証言

中国海警局の軍艦による威嚇行為が危ぶまれている尖閣諸島周辺海域でございますが、日本の海上保安庁の巡視船に守られての漁業であれば、現時点においては安全であるようです。

中国による領海侵犯が頻繁に行われているようですので、撃沈するのが理想なのですが、まずは安全な漁業を確保することになったようです。

尖閣諸島での小規模軍事紛争の危険性が高まっているため、日米同盟の重要性が叫ばれておりますが、そもそも自国の領土を自国の軍事力で守れない現体制が問題であり、日本の軍事力が脆弱であることを恥じるべきです。

仮に中国と戦争になったら

領土的野心を隠そうともしない中国と仮に戦争になった場合、日本とアメリカが共同で対処する可能性が高まっているわけでなのですが、仮にその小規模な武力衝突になって、日本とアメリカの同盟軍側が勝利したとしましょう。

どのような勝ち方をしたのかという点にもよりますが、もしアメリカ軍の圧倒的な軍事力のおかげで勝利できたということになれば、我が国日本の対米従属はかつてないほど強化されてしまい、アメリカの対日要求は激化します。

そうなれば、日本経済はアメリカに上納金を差し上げるために必死に働くような構造に変化させられてしまい、アメリカのための日本経済に変貌してしまいます。

それは我が国日本の国益を第一に考えるのであれば、避けなければなりません。

日本単独で中国に勝利したら

仮に、日本単独で対中武力衝突で勝利することができれば、アメリカ軍不要論が噴出することは無いとしても、対米自立(軍事的な意味で)が促進されることになり、武力衝突という事実で、日本の軍事力強化に拍車がかかるでしょう。

そうなれば、対米自立できるので、アメリカの無理難題な対日圧力に対抗できることになります。

尖閣諸島を防衛した後の対米外交を考えるのであれば、その方が望ましいはずです。

そのためには、対中軍事衝突時の戦略的環境を整えつつ、尖閣諸島を防衛するために、自国の軍事力をできるだけ高めなければなりません。

ロシアの参戦を抑止する必要あり

ここで外交的なことを考えなければなりません。
我が国日本としては、対中軍事衝突時にロシアの好意的中立を獲得しなければなりません。

尖閣諸島で武力衝突が発生した場合、ロシアに北海道を奇襲されたら、二正面戦争となってしまい、我が国日本は国力を二分して闘わなければなりません。

それは回避しなければならない最悪のケースです。
それに加えて、韓国が対馬を奇襲することも想定しなければならない国際情勢を鑑み、猶予はありません。

なんとしてもロシアと中国を離反させる方向に舵を切らねばなりません。
具体的には何をどうすればいいのでしょうか。

ロシアの東南アジア向けの潜水艦輸出を後押ししてやればいいと思います。
価格交渉で難航するでしょうから、我が国日本がお金を全額肩代わりすればいいのです。

ロシア製の潜水艦が東南アジアにおいて、対中紛争に役立つことになりますし、平時においてもシーレーン防衛のために役立つでしょう。

少なくとも我が国日本にデメリットはございません。
むしろ、東南アジア諸国が中国から軍事的圧力を受け続けるということの方が問題と言えます。

もっと言えば、ロシアとインドを抱き込み、対中包囲網を形成するようにしなければ、中国の膨張を止めることはできないでしょう。

同盟のジレンマ

アメリカとしても、日本と中国の領土紛争に巻き込まれるのは迷惑なはずです。

国家間の同盟には、同盟のジレンマというものがございます。
同盟関係を強化すれば、同盟相手から見捨てられるリスクは減少しますが、同盟相手の紛争に巻き込まれるリスクは増加します。

同盟関係が希薄化すれば、同盟相手から見捨てられるリスクは増加しますが、同盟相手の紛争に巻き込まれるリスクは減少するのです。

したがって、同盟というのは国際社会において共通の仮想敵国が存在する場合に形成されることが多く、共通の仮想敵国が存在しない場合は形骸化します。

我が国日本としては、自国の軍事力を整備できていないため、アメリカから見捨てられるリスクに怯えつつ、戦争を吹っ掛けることが多いアメリカの紛争に巻き込まれるリスクにも怯えているのが現状です。

このような難儀な立場に置かれているわけですが、そこから脱却するためには、日本の軍事力を高めて、見捨てられても自国の防衛が可能な状態にするしかないのです。

対韓、対ロ防衛を固めつつ、機雷敷設

では、日本単独で尖閣諸島を防衛するためには、どうするべきなのかという点を説明したいと思います。

中国軍の侵攻と同じタイミングでロシアが北海道を奇襲したり、韓国が巡航ミサイルで原発を攻撃するということを牽制しつつ、尖閣諸島を防衛するため、戦力を投下すべきなのです。

私個人としては、戦闘機で航空優勢を保ちつつ、水陸機動団で尖閣諸島の乗り込みつつ、護衛艦と潜水艦と機雷で尖閣諸島周辺海域で中国軍を迎撃するべきだと考えております。

特に、護衛艦などでの艦隊決戦というイメージは日本人ならば持ちやすいと思うのですが、機雷敷設で敵の潜水艦や水上艦艇を破壊しつつ、潜水艦を深海に沈めて魚雷攻撃を行うのはイメージがつきにくいのではないかと。

探知できない潜水艦、排除できない機雷が作戦領域である尖閣諸島周辺海域にたくさん存在しているというのは敵からしたら脅威でしょうから、是非とも機雷を大量生産しつつ、潜水艦も増産するべきです。

以上です。

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