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国家安全保障 国際情勢

ウクライナが宇露戦争に勝利する道筋。戦闘意欲と兵站を重視した結果

投稿日:

ウクライナ

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2024年6月16日(令和6年6月16日)

最新のウクライナ情勢についてコンパクトにまとめてみました。

欧州各国がウクライナにF16を供与する

ロシアの全面侵攻を受けるウクライナに対し、ベルギーは2028年までに、F16戦闘機を30機供与する。
両国が28日に締結した安全保障に関する二国間協定の中に盛り込まれた。
(中略)
ウクライナへのF16の供与数について、これまでに各国で報じられているのは、オランダ24機▽ノルウェー22機▽デンマーク19機。
ウクライナ人操縦士たちは、米国やルーマニアなどで訓練を受けているとされる。

引用元:ウクライナにF16戦闘機、ベルギーが30機供与へ 使用は領内限定

ウクライナ陸軍は粘りを見せておりますが、空軍と海軍が陸軍と比較すると弱いので、その点が課題でした。

F16というアップデートされた戦闘機を導入・運用することで航空優勢を確保することが狙いと思われます。

私は自衛隊の基地に着陸し、デモンストレーションしているF16を見たことがございます。

その運動性能に驚きました。

なぜならば、F16を撮影しようとスマホを持っていた私が撮影に失敗してしまったからです。

ウクライナにはF16だけでなく、ミラージュやグリペンという戦闘機も供与するという話が持ち上がっております。

したがって、今後、ウクライナの航空領域をロシアから完全に奪還する日も遠くないかもしれません。

日・ウクライナ支援・協力アコードに署名

「日・ウクライナ支援・協力アコード」は、我が国の憲法上及び法律上の要件並びに規則に従って、安全保障及び防衛、人道支援並びに復旧及び復興を含む支援や協力等の分野を明確化するものです。
同アコードに両首脳が署名することを通じ、我が国の対ウクライナ支援及び協力に関するコミットメントをウクライナ及び国際社会に対し力強く示すとともに、我が国が「ウクライナ支援に関する共同宣言」に基づく文書を大西洋以外の国として最初に署名することにより、ウクライナの問題が、国際社会全体の問題であることを改めて示しました。

引用元:外務省HP「日本国政府とウクライナとの間のウクライナへの支援及び協力に関するアコード」への署名

要するに、同盟や協定のようなものではないが、共同歩調で行動するという意味合いです。

内容の概要を確認しましたが、復興支援や経済支援が主な内容のようです。

しかも、ロシアがウクライナに将来時点で武力攻撃した場合は、ウクライナに経済支援をロシアに経済制裁を課すとの内容でした。

ある意味、協商関係になったのではないかと思わせるような素晴らしい内容です。

個人的には岸田首相のことを評価しておりません。

しかしながら、岸田首相の対ウクライナ外交は高く評価させていただいております。

アメリカやイギリスを凌駕するほどの経済支援を見せてほしいものです。

北方領土奪還のための布石を打つという意識で、積極的な外交を展開するべきでしょう。

プーチン大統領は和平交渉を放棄した

プーチン大統領は「条件は非常に単純だ」と強調。
ウクライナ東・南部のドネツク、ルガンスク、ヘルソン、ザポロジエ4州からのウクライナ軍の完全撤退を挙げ、「ウクライナがこうした決定の用意があると発表し、実際に撤退を開始し、NATO加盟計画を放棄すると正式に表明すれば、われわれは直ち停戦命令を出し、交渉を開始する」と通告した。

引用元:プーチン氏、ウクライナに「最後通告」 NATO加盟撤回や4州割譲要求

日本とウクライナの支援・協力アコードに対抗したのかどうかはわかりませんがプーチン大統領が発言しました。

絶対にウクライナにとって受け入れられない条件であるため、停戦する気が全くないと言わざるを得ません。

個人的には、NATO(北大西洋条約機構)への加盟を断念するだけという条件ならば、まだ理解できます。

しかしながら、ウクライナの領土を割譲せよとの要求は侵略を正当化することになり、ゼレンスキー大統領は受け入れないでしょう。

仮に、ウクライナ東部と南部の4州を割譲したとして、その領土がさらなる軍事侵攻のための前線基地になるかもしれません。

プーチン大統領は和平交渉を放棄しました。

これは紛れもない事実と言えましょう。

ロシアに突き刺さる砲弾供給という援護射撃

チェコのフィアラ首相は28日、同国が主導するウクライナへの砲弾供給計画が16億ユーロ(17億4000万ドル)を調達したとし、最初の出荷分が数日中に届くと述べた。

引用元:チェコ主導のウクライナ砲弾供給計画、16億ユーロ調達 近く出荷

ウクライナの戦場の情勢を毎日チェックしている人間からすると、ようやくかという思いが強いです。

なぜならば、ウクライナ領土に人海戦術で押し込んでくるロシア軍を迎撃するための砲弾から枯渇しそうという情報が溢れていたからです。

したがって、砲弾が前線に届くのか、武器が十分に供給されるのかという点は極めて重要なのです。

チェコのフィアラ首相は率先してウクライナに砲弾を供給しようとする豪傑です。

そして、その砲弾供給が実現して、2024年6月現在、砲弾が前線に届き始めたとの情報があります。

今後、少なくとも砲弾不足が解消するのはほぼ確実と言えましょう。

我が国日本としても、直接的に砲弾供給ができないのであれば、チェコに財政支援を行うことで、どんどんロシアを追い詰めるべきです。

以上です。

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