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現代貨幣理論を極めるために読むべき書籍3選。バブル経済と中央銀行

投稿日:

現代貨幣理論の基礎
uematu tubasa著『現代貨幣理論の基礎

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2021年11月3日(令和3年11月3日)

本日は現代貨幣理論を学びたい方向けに、現代貨幣理論を極めるために読むべき書籍を3つご紹介したいと思います。

金融の実相とジレンマ 実務から見た金融

長引く日本経済の低迷やコロナ危機対応の迷走など、閉塞感が続く根本的原因は、お金(貨幣)と金融に関する基本的認識の誤りにある。
では、企業金融において、資金の貸し手は何にこだわるのか? 中小・ベンチャー企業のファイナンスと経営の実務に関わってきた筆者が、現実の金融・経済・財政を理解するための要点を解説する。

引用元: 京極考著『金融の実相とジレンマ』 紹介ページより

現代貨幣理論を極めるために読むべき書籍の1つ目として紹介させていただきたいのが京極考著『金融の実相とジレンマ』 です。

本書は、私がたまたまTwitterでタイムラインを見ていたところ、目に突然入ってきた書籍でございます。
詳細は忘れましたが、私のフォロワーさんが、本書の一部を切り取った画像を公開されていました。

その中で現代貨幣理論について言及されている箇所がございまして、とても勉強になりましたので、拙ブログにて紹介させていただければと存じます。

このような専門書では珍しく、Amazon.co.jpにてKindle化されており、電子書籍として購入できるという点も素晴らしいと言えましょう。

本書の無料サンプル版を拝見しました。
まず始めに、貨幣観のお話が出てきまして、個人的にはどストライクでした。

三部構成となっており、第一部は貨幣、金融、金融機関及び銀行とは何かを総論的に論じております。
第二部は主に中小企業が銀行などから資金を借り入れるデット・ファイナンスにおける実務と考え方を論じております。

第三部はベンチャー企業がベンチャーキャピタルなどから資金調達するエクイティ・ファイナンスの実務と考え方を論じているようです。

私個人としては、デット・ファイナンスとエクイティ・ファイナンスの違いは何かという点からして理解できておりませんので、本書を読むことで勉強したいと思います。

大学でファイナンス理論を勉強していたのですが、そこまで記憶に残っておりませんので、ある意味当然だと言えますね。

また、正しい貨幣観を身に付けることの重要性を著者自身が理解されている時点で、かなり信用できる書籍だと思います。

バブルの経済理論 低金利、長期停滞、金融劣化

櫻川昌哉著『バブルの経済理論

理論経済学者が、世界のバブルを分析、「バブル経済」の本質を歴史と理論から明らかにする。
バブルを介して現代のマクロ経済を捉え直す。
長期停滞に陥った現在の日本経済の謎を解き明かし、大胆な政策提案も示す、知的刺激に富む独創力にあふれた本格経済書。

引用元: 櫻川昌哉著『バブルの経済理論』 紹介ページより

現代貨幣理論を学ぶ上で、バブルは避けて通ることができません。
そもそもバブルはどのように醸成され、どのように崩壊して、その後はどうなるのかという点を整合的に説明する必要がございますし、それができなければマクロ経済学とは言えません。

本書に関しても、Kindle化されており、無料サンプル版を拝見しました。

中野剛志氏(以下敬称略)も着目している経済学者であるキンドルバーガーの主張を肯定的に紹介しつつ、主流派経済学の見解に対して批判的であるという点からも、比較的信用できるのではないかと。

現在、私個人としては精神的な余裕がございませんので、読めていないのですが、今年の年末年始において読みたい書籍の最有力候補でございます。

詳細に関しては、拙ブログの読者様にもご購入いただき、お読みいただきたいのですが、その前に私のバブル醸成、バブル崩壊、バブル崩壊後について現時点での認識を簡単に説明させてください。

好景気が継続、または好景気においてさらなる内需拡大が行われると、民間経済に貨幣が供給され、それが実物資産や株式などに流入することでバブルが醸成されます。

好景気においてプラザ合意で円高に誘導されて、購買力が高まった1980年代後半がそれに該当すると認識しています。

バブルが醸成され、実物資産や株式があまりにも高くなってしまうと、特に実物資産を手に入れにくい経済が出現するため、買い控えが起きるまたは政策担当者が実物資産価格を引き下げるような決定がなされます。

日本においては、住宅価格が高騰すると、住宅を購入できない日本国民が増えてしまうので、総量規制が実施され、住宅価格高騰を抑制しようとの動きが実施されました。

その結果、ある一定レベルまで実物資産価格や株式価格が高まった後、その後は暴落します。
実物資産や株式価格の最高到達点がミンスキー・モーメント(ミンスキーの瞬間)です。

その後、実物資産や株式を保有している個人・組織は資産価格暴落に耐え切れず、売却するため、それがさらなる暴落を呼びます。

売りが売りを呼ぶという一般均衡モデルからは理解できない現象が発生します。
恐怖に支配された人間は合理的な判断ができず、暴落局面で買い向かうということをせずに、売却してしまい、それぞれのバランスシートが毀損してしまいます。

バランスシートにおける資産と負債において、負債はそのままで、資産価値だけが減少するので、バランスシートにおいては純資産状態から純負債状態にまで転落することもあります。

バランスシートを修復するため、本業で稼いだ現預金で借金を返済しようとして、消費、設備投資、住宅投資を控えます。

それが日本経済全体の需要低迷につながる「バランスシート不況」に突入します。
この段階で予防的な財政出動(失われた需要を大幅に上回る政府支出と減税)を実施すれば、バランスシート不況を克服することができます。

予防的財政出動ができない場合は、デフレがデフレを呼び、需要不足経済が出現する「デフレ不況」に進化してしまいます。

不況が進化するのではないかというのが私の仮説でございます。
さて、櫻川昌哉著『バブルの経済理論』 を読んで、私の見解が正しいと証明されるのでしょうか。

それとも私の見解が誤っているということなのでしょうか。
今から楽しみです。

21世紀のロンバード街―最後のディ-ラーとしての中央銀行

ここ最近の金融危機では、中央銀行はその役割を超えて、金融市場の崩壊を防ぐためにあらゆる手段で買い支えを行う「最後の買い手」(Dealer of last resort)、つまりだれもポジションを取って価値のバックストップを提供しないときに、あえて大量の資産購入を通じて現在の価値の根拠を提供する機能を果たしている。
従来の経済学や金融論が見落としてきた金融市場の特質をとらえたユニークな一冊。

引用元:ペリー・メーリング著『21世紀のロンバード街』紹介ページより

金融危機における中央銀行の役割やノンバンク、シャドーバンクに関して言及しており、本書はかなりユニークな一冊になっており、現代貨幣理論にも通じるところがございます。

また、本書に関してはバランスシートをしっかりと明示した上で説明しているので、お金の実務というのを理解した上で、金融を論じているという点も好感が持てますね。

あえて苦言を呈するのであれば、外国人が英語で書いた本を邦訳しているので、日本語が少々読みにくいと感じる点が多いのと、金融関連用語を理解していないと書籍を理解しにくいのは厳しいです。

金融危機に対してどのように対処するべきなのかという点もマクロ経済を考える上で重要な論点でございますので、この書籍で知識を深めたいと思います。

特に、シャドーバンクやノンバンクをどのように解釈すればいいのかという点には興味がございます。

以上です。

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