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生理の貧困を解決するために生理用品の現物配布が必要。購入が困難か

投稿日:

生理の貧困
写真ACより「 TicTacさん 」から借用

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2021年4月29日(令和3年4月29日)

本日は昭和の日なのですが、女性の生理の貧困というかなり深刻な問題に関して、ご紹介できればと思います。

直接給付だけで解決はしない「生理の貧困」

メディアでは生理の貧困についてその多くが、コロナ禍での経済状況の変化によって1パック300円ほどのナプキンも買えないほど困窮した人たちの問題として報道されている。
そのため「経済的支援が優先。生理用品を配っても何も解決しない」なんていう声が出てくるのだ。
しかし、実際当事者の声を拾い集めていると、生理の貧困は経済的理由以外にも、様々な要因があり、解決が難しく、可視化されにくいものであるということが見えてきた。

引用元:「ナプキンくらい買えるでしょ」…経済的支援で「生理の貧困」が解決すると思っている人の大間違い

私個人としては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自粛によって、可視化されてきた貧困問題の一つとして、生理の貧困問題(具体的にはナプキンが買えないなど)を認識しておりました。

だからこそ現預金の直接給付やユニバーサル・ベーシックインカムが必要だと考えておりました。

女性個人を対象として、お金を給付すれば、ナプキンなどの生理用品を国内生産できることを前提とするならば、問題は解決するのではないかと。

どうやらそんな単純な話では無いようです。

生理の基礎知識と経済的負担について

まず、生理とは10代前半から50代の閉経まで、数十年間にわたって毎月やってくるものだ。
1週間程度、経血が流れ続けるため、ナプキンやタンポンといった生理用品が必要になる。
生理用品は、ナプキンは1パック300円程だが、昼用と夜用は使い分ける必要があり、人によっては鎮痛剤や漢方、カイロ、ピルなども使用するので、月の出費は1,000円前後が相場だろう。

引用元:「ナプキンくらい買えるでしょ」…経済的支援で「生理の貧困」が解決すると思っている人の大間違い

生理に関する基本的な知識はございましたが、生理に伴う経済的負担がどれほどなのかは理解できておりませんでした。

1カ月の出費は1000円前後が相場らしいです。
これほどの出費なのであれば、よほど経済的に困窮している場合を除き購入できそうだと思うのが一般的な認識です。

ただ、生理が始まる年齢で、周りに頼れる大人がおらず生理にどのように対処したらいいのかわからないという女性もいらっしゃるようです。

複雑な家庭環境(母親がいない、父親が生理に無理解、子育てを完全に放棄など)を隠したいという思いから、相談が難しいケースもあるようです。

本来ナプキンは数時間ごとに交換し、清潔に保つ必要があり、長時間同じものをつけっぱなしだと当然漏れも生じる。
昼用1枚を数日間持たせたり、ティッシュなどで代用した結果、経血が直に肌につく不快感、蒸れ、かゆみなどが発生する人がいた。
感染症を引き起こすリスクもあり、非常に危険なやり方であることは間違いない。

引用元:「ナプキンくらい買えるでしょ」…経済的支援で「生理の貧困」が解決すると思っている人の大間違い

ナプキンは数時間毎に交換して清潔に保つ必要があり、ティッシュなどで代用することで経済的負担を緩和しようとしている女性も存在しており、感染症リスクなどもあるようです。

恥ずかしながら全く知りませんでした。
大変申し訳ございません(>_<)

生理の貧困の原因を簡潔にまとめると・・・

経済的理由以外の生理の貧困の要因を当事者の話を聞くことでだんだんと明確化(可視化)することができました。

1. ネグレクトや虐待、生理ヘイト
2. 男性(父親・夫)の生理への無知・無理解
3. 性教育の不足、知識不足

※参考記事:「ナプキンくらい買えるでしょ」…経済的支援で「生理の貧困」が解決すると思っている人の大間違い

2のような父子家庭の場合、父親が生理用品を用意するという概念がそもそもなく、また異性であるがゆえに本人も恥ずかしくて言い出せない、というケースがある。
もちろん年頃の娘に生理が来ることを想定し、用意する父親もいるだろう。
しかし、男性が生理について知らなくても生きていける社会で、その想定ができない父親がいるのも事実だ。

引用元:「ナプキンくらい買えるでしょ」…経済的支援で「生理の貧困」が解決すると思っている人の大間違い

他人事とは思えねぇな(; ・`д・´)
もし私が結婚して、娘が生まれた場合、生理が始まる年齢になったら、生理用品を用意するべきですな。

※もちろん、私の配偶者も生理を経験しているでしょうから、相談させていただきながらということになるかと思います。

学校で生理があること自体は習っていたが、1度きりで詳しいことは教えてもらえなかったので、ナプキンをトイレに流して詰まらせてしまった。
生理痛の際、温めたり鎮痛剤を飲むという術さえ知らず、学校を休むしかなかったという例がある。

引用元:「ナプキンくらい買えるでしょ」…経済的支援で「生理の貧困」が解決すると思っている人の大間違い

上記の引用元記事を読んで思い出すのが、私の中学校時代の友人の話です。

中学校で仲の良い友人と一緒に修学旅行に行ったときのことです。
友人は生理に関する知識が無かったのか、女子生徒が生理痛を緩和するためのお薬を飲んでいることを驚愕の新事実かのように話をしていたことがありました。

私は「女性なのだから、生理なんて当たり前だし、修学旅行のために生理痛を緩和するための薬を飲むのも当然だ」と話をしたことを覚えています。

男性が生理に関して知識が無いというのは、義務教育の欠陥だと言っても差し支えないでしょう。

女子トイレに生理用品が置かれる未来へ

一時的な支援にとどまることなく、トイレットペーパーのように、トイレに生理用品が設置されているのが当たり前の社会になることを願っている。

引用元:「ナプキンくらい買えるでしょ」…経済的支援で「生理の貧困」が解決すると思っている人の大間違い

率直に申し上げて、ユニバーサル・ベーシックインカムで解決しにくい問題を現物支給などで解決するべきでしょう。

ユニバーサル・ベーシックインカムの弱点とは、買いにくいものはお金を支給しても購入行動に結びつきにくいため、必要な物やサービスにアクセスできない場合があるということです。

したがって、上記の引用元記事にもございます通り、ナプキンなどの生理用品を女子トイレに大量備蓄することで「生理の貧困」に対処するべきでしょうし、義務教育で「生理の貧困」をしっかりと教育するべきでしょう。

以上です。

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