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反逆する武士

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親ロシア派の論理は破綻している。ウクライナが地味に反撃しているぞ

投稿日:

ウクライナ

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2024年6月29日(令和6年6月29日)

本日は犯罪組織罪務省さまのコメント返信記事です。

追加情報がありますので、最後まで御覧ください。

外国に何千億も出すくらいなら国内に回せや?

5月24日、日本、米国、オーストラリア、インドの4か国の枠組み「クアッド」の首脳会合が開催された。
その中で示されたのが、4か国による500億ドル(約6兆3500億円)の大型支援方針だ。
(中略)
これまでに諸外国への支援を表明した額は、合計7兆円以上。
今回のインド太平洋地域への支援のうち、日本がどの程度を負担するかは不明だが、かなりの金額になることは間違いない。
この莫大な海外への“バラマキ”に、SNSでは怒りの声が上がっている。

引用元:岸田首相、就任8カ月で海外に“バラマキ”7兆円超! さらなる海外支援表明にSNSは「まず国内へ」と悲痛な声

対外的な経済支援をするくらいなら、国内支援をして欲しいとの声がSNSで上がっているようです。

なぜならば、財政破綻するわけが無い我が国日本ならば、対外的な経済支援と国内の景気対策は両立可能だからです。

このような考えの根底には、お金は有限であり、対外的な経済支援の財源は税金という誤った認識があります。

変動相場制を採用し、自国通貨発行権を保有する日本政府に財政的予算制約はありません。

したがって、日本円を発行して、対外的かつ国内向けに必要な分野にお金を投じても問題ありません。

インド・太平洋地域での中国の存在感を薄くして、日本に有利な安全保障環境の構築のためにお金を使うべきです。

それが我が国日本の生命線である「シーレーン」を守ることにつながります。

一方で、能登半島地震の災害復興のための補正予算を組まず、消費税減税すらしないのは間違いです。

国内向けの経済対策に本腰を入れない政権与党の如き振る舞いこそ激烈に批判するべきです。

もちろん、金額の大きさに関係なく、お金の使い方が悪いというのであれば、対外的な経済支援を批判するなら理解できます。

しかしながら、地球規模の外交や安全保障を軽視するかの如き発言は違うのではないかと。

見返りや出した金の回収はどうするんだ

日本政府がウクライナ向けに6000億円を提供すると決定した。
内訳は人道支援に10億ドル、世界銀行を通じた復興ローンなどに35億ドル。
(中略)
というか、投資に対する回収ビジョンなど、描くことすらできずに「人道」という名ばかりのバラマキは、日本にとってなんの益もない捨て金になるだろう。

引用元:「ウクライナ追加支援6000億円」をする日本

要するに、ウクライナに対する経済支援は捨て金になるとの主張のようです。

1つ目の見返りは、北方領土の奪還の機会です。

ウクライナに武器や弾薬を提供することで、ロシアという国家を弱体化させることになります。

良い悪いという善悪の判断は一旦保留とさせていただきますが、これが現実です。

その結果、プーチン打倒のクーデター、プーチン死亡による政権交代、ロシア分裂という事態に発展するかもしれません。

ロシア国内の政治的混乱が頂点に達し、ロシアの対日方針が変わる可能性があります。

我が国日本とロシアの間の懸念事項としては、北方領土問題が大きく横たわっています。

多額の財政支援や産業育成の見返りに、北方領土を売却してもよいという外交交渉が開始するかもしれません。

その千載一遇の機会で、北方領土奪還できるかどうかは日本の外交交渉力次第ですが、可能性はあるでしょう。

台湾有事を見据えて長期的視野に立て

我が国日本の対外的問題とは台湾有事です。

台湾で中国人民解放軍と台湾軍と米軍が戦闘となる可能性が高まっており、日本は後方支援になるでしょう。

戦局によっては、我が国日本も参戦せねばなりませんが、ロシアが北海道を奇襲するという憂慮がありました。

ウクライナとの戦争に全力を傾けなければならない状況であれば、我が国日本を奇襲する余力はありません。

それは我が国日本の極めて重要な利益になります。

本来ならば、北方領土奪還を棚上げにしてでも、日露協商を締結し、好意的中立を獲得しなければなりませんでした。

しかしながら、それは過去の判断となりました。

正々堂々と北方領土奪還を掲げながら、台湾有事に備えることができる安全保障環境ができつつあります。

それを盤石のものとするため、我が国日本がウクライナに様々な支援をするのは国益に合致します。

3つ目の見返りもあります。

宇露戦争(ウクライナロシア戦争)で疲弊したウクライナへ復興支援をしたということになれば、ウクライナは日本の味方になります。

ロシアという巨大なランドパワー国家と正面から戦争した国家を味方にできるのは情報面や武器支援という点でも有利です。

さらに付言すれば、台湾有事において、宇露戦争(ウクライナロシア戦争)が終結していたら、どうでしょうか。

欧州各国は増産した武器・弾薬をどうすればいいのか途方に暮れると思われます。

西側兵器を運用できる素地がある軍隊を保有している国に対して、欧州各国は武器・弾薬を積極的に売りたいと思うはずです。

したがって、その増産して余った兵器の売り先として我が国日本は最適な国家と言えます。

仮に、宇露戦争(ウクライナロシア戦争)が終結していなかったとしても、生産能力は飛躍的に上がっておりますし、性能も上がっているはずです。

ウクライナを味方につけて、台湾と日本に武器・弾薬を売ってくれと言える大義名分が欲しいのです。

軍産複合体を喜ばせたプーチン

3 「アメリカの犬」「武器提供は泥沼化を招き、アメリカや武器商人を喜ばせるだけ」
例1:独裁者岸田 パトリオットミサイル逆輸出でウクライナ支援 きっとロシアの逆鱗に触れるhttps://note.com/shin_jingisukan/n/nd5be30051329
<岸田政権が昨年12月にお得意の閣議決定した防衛装備移転三原則の見直しによるパトリオットミサイルのアメリカへの逆輸出方針は、ウクライナへの武器供与に直結するため、実行されれば明らかなロシアへの宣戦布告になりそうです。>
例2:韓国防衛産業、ウクライナに砲弾数十万発供与か・・・https://note.com/bbch/n/n21ca4aa55139
<朝鮮も、ロシアに弾薬などを提供していたが、韓国も、ウクライナに弾薬を提供すれば、どちらも国もロシア、ウクライナ戦争で一儲けしようとしているということになる。 (・・・)
 本当に戦争を止めるには、武器ではない。外交交渉のみなのだが。
 弾薬を送り続ければ、お互いの国で損害が増え、損害が出れば出るほど、戦争は止めれなくなる。>

ウクライナを支援するのは、軍需産業や軍産複合体を喜ばせるだけだという主張のようです。

ロシアがウクライナへ大規模に侵攻するのであれば、少なくともアメリカや欧州各国がウクライナ支援に動くのは容易に想像できます。

結果として、首都キーウを電撃戦で攻め落とすことができず、長期戦の様相となってきたので、なおさら軍事的支援は増えますよね?

武器・弾薬を生産して軍需産業が儲かるような体制へ移行する大義名分を作ったはプーチンです。

したがって、私はプーチンを批判しているのです。

日本と韓国はともにアメリカの意向を汲み取りつつ、直接的または間接的にウクライナ支援に動いております。

ロシアに耐えがたい損害を与え、和平交渉のテーブルに引きずり出すために必要なことなのです。

損害が出れば出るほど戦争は止められなくなるのであれば、なぜ日本は大東亜戦争(太平洋戦争)を止めたのでしょうか。

なぜならば、戦争継続できないほどの打撃を受けて、戦争を止めないと国家存続が危うくなったからです。

率直に申し上げて、皇室の存続を確約するという旨の講和条件があれば、我が国日本は原爆投下前に降伏しておりました。

本題に戻ります。

戦争を終結に導くためには、ロシアの圧倒的な敗北が必要不可欠であり、非現実的な講和条件を言い出す余力を削ぎ落すべきなのです。

そもそも、戦争を止めさせたいのであれば、ウクライナに侵攻したロシアに全面撤退を進言するべきでしょう。

ゼレンスキー大統領はロシアの領土に興味が無いと公言しておりますし、祖国防衛戦争をしているウクライナに理があるのは明白でしょうに。

ロシアの精鋭部隊が壊滅か

ウクライナの有名な通信員、ハンドルネーム「ニコラエフスキー・バニョク」(編集注:テレグラムではロシア語で投稿している)の報告によると、ロシア空挺軍の第83独立親衛空中襲撃旅団は3週間にわたる展開で大きな損害を出したあと、ボウチャンシクから撤退した。
(中略)
第83空中襲撃旅団は、2022年2月の戦争拡大前に4万人規模の兵力だったロシア空挺軍の十数個旅団のひとつである精鋭旅団だ(少なくとも以前はそうだった)。
数年前の2019年には、軽量の装甲車両をパラシュートで投下して戦闘に入る演習も行っていた。

(中略)
第83旅団の兵士たちにとって状況は残酷なものだった。
オレグ・ベスニンというロシア兵は12日ごろ、自身の携帯電話で撮影した動画で「これ以上は耐えられない」と訴えている。
「3日間、食べ物も水もない。支援もない。この先どうすればいいのかわからない」と喘ぎながら状況を説明している。
後ろには、負傷した仲間の兵士2人が横たわっていたようだ。

引用元:ロシア軍の精鋭空挺旅団が壊滅か 北東部ボウチャンシク

ロシアの空挺部隊ということはほぼ確実に精鋭中の精鋭と言えます。

かねてより、砲弾が足りていない状況ながらも、ドローン攻撃などを駆使してロシア軍に損害を与えていました。

しかしながら、前線を押し戻すことができず、素人目には膠着状態が継続しておりました。

確実にウクライナが押し戻す展開が今後増えてくるでしょう。

潮目は完全に変わりました。

以上です。

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