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反逆する武士
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2021年9月19日(令和3年9月19日)
敵基地攻撃なんて当然のことであり、自衛権の行使である
高市氏はまた、「波状的に攻撃された場合、日本には全て迎撃する能力がない」と指摘した上で「敵基地をいかに早く無力化するかの競争になってくる」と強調。
引用元:高市氏「敵基地の早期無力化を」 北ミサイルに懸念
電磁波や衛星を利用した「敵基地の無力化」を可能とする法整備を急ぐべきだとの考えを示した。
北朝鮮や中国の巡航ミサイルや弾道ミサイルに対して脅威を感じるのは、当然だと思います。
高市早苗衆院議員は、それらの軍事的脅威を語り、敵基地を無力化するため電磁波や衛星を利用した「敵基地の無力化」を主張しているようです。
まず、敵基地攻撃論(または敵基地先制攻撃論)に関して、私は賛成であり、我が国日本が独立してからすぐにでも敵基地への攻撃能力を保持するべきでした。
仮に日本が武力攻撃を受けた場合は、紛れもなく自衛権の行使であり、敵の武力攻撃が迫っている段階においては、敵基地先制攻撃も予防的な自衛権の行使として認めるべきです。
我が国日本が敵からの攻撃を受けても何もせず、座して死を待つということであれば、日本は夜警国家ですらなく、生物学的な自衛行動すら採用できない奇形国家と言わざるを得ません。
敵基地を無力化するためには機雷敷設も有効である
敵基地攻撃論や敵基地先制攻撃論においては、精密誘導ミサイルでの攻撃などが主な手段でございますし、それを否定するわけではないのですが、エアパワー(空軍戦力)だけなくシーパワー(海軍戦力)も考慮していただければと思います。
仮に、中国人民解放軍や北朝鮮人民軍の戦略型潜水艦(弾道ミサイルや巡航ミサイルを搭載している潜水艦)が海軍基地に停泊しているのであれば、ミサイル攻撃ではなく、その周辺海域に機雷を敷設することで、潜水艦を航行不能または撃沈するべきです。
我が国日本の地政学的特徴として、島嶼国家であり、海岸線が長く、どこからでも上陸される可能性がございます。
したがって、敵の上陸可能な海軍戦力を無力化するためにも、機雷敷設を前向きに検討するべきです。
具体的には、我が国日本の潜水艦での隠密敷設を行い、敵の作戦線や後方連絡線を遮断するべきでしょうし、敵の上陸を阻止するという純粋な防衛という意味では、輸送機などに機雷を搭載して空中から敷設するのも考慮の上、装備を整え、訓練を行うべきでしょう。
「敵基地専制攻撃」についても、サイバー攻撃や電磁波によって敵基地を「機能喪失」させる手法が考えられる。
引用元:高市早苗著『美しく、強く、成長する国へ』 p210
敵基地専制(※誤字だと思われます)攻撃を主張している高市早苗衆院議員は、サイバー攻撃と電磁波による敵基地の無力化を主張しています。
私はサイバー攻撃を受けた場合に、報復のためのサイバー攻撃に賛成ですし、電磁パルスを利用した電磁波攻撃を行うことにも賛成です。
ただ、敵基地の通信ネットワークが外部から遮断された場合は、ネットワーク侵入がそもそも難しいですし、物理的に通信機器を破壊するということになります。
また、電磁パルスに関しては、電磁パルスを発生させる装置(小型化は可能なのかは要調査)を敵勢力圏内に持ち込まなければなりませんので、難しいと思いますよ。
残存勢力の掃討戦と国内のゲリラ対策は度外視なのか
仮に敵勢力を海洋領域で撃沈した場合、航空領域で敵機撃墜した場合であっても、すべての敵を殲滅することは容易ではございません。
ほぼ確実に残存勢力が余力を残し、自国の基地に帰還しようとします。
また、撤退するふりをして、別地点に結集し、再度攻撃を仕掛けてくるということも想定されます。
我が国日本はこれを残さずに殲滅する必要がございます。
敵を逃せば、将来に禍根を残すでしょうから、今後半世紀に渡り、日本とは戦争をしたくないと思わせるほどの絶望を与える必要があります。
そのためには、残存勢力の掃討戦は想定して訓練しつつ、場合によっては法令などを改正するべきでしょうし、控えめに言っても追撃戦を行うべきです。
さらに踏み込んでお話をさせていただけるのであれば、戦争状態に突入した場合、国内の敵国の国民が武装蜂起する可能性も考え、対処する必要がございます。
国内のゲリラ対策として、どのような事態を想定し、どのように対処するべきなのかを予め決めておくべきでしょう。
予備自衛官を100万人から200万人ほど募集して、軍事訓練を行い、国内ゲリラを掃討しましょう。
我が国日本の軍事的弱点は予備戦力が足りないということですので、国内ゲリラ対策を名目に、大規模な予備戦力を整えるべきではないでしょうか。
シーレーン防衛と兵站(兵糧、武器弾薬、医療資源)は眼中にないのか
近代戦においては、部隊展開などに大量の武器弾薬を消費しますし、燃料も必要です。
人間は食べなければ生きることはできませんから、当然の如く兵糧は必要ですし、兵糧を運搬するためにも燃料が必要です。
敵との戦闘で負傷した兵士を回復させるために医療体制も構築するべきでしょう。
さらに言えば、戦争に必要な物資を生産するために、電力や原油が必要不可欠ですから、シーレーン防衛は必須と言えましょう。
高市早苗衆院議員は、そういった兵站については特に言及が無いようです。
※これは私の調査不足かもしれませんので、言及されていたらご紹介したいと思います。
高市早苗衆院議員には、言葉を送りたいです。
「素人は戦略を語り、玄人は兵站を語る」
以上です。