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反逆する武士
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2020年1月4日(令和2年1月4日)
イラン革命防衛隊の司令官を殺害
米国防総省は、イラクの首都バグダッドの空港で現地時間3日未明、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官らを乗せた車列を空爆し、同司令官を殺害したと発表した。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/01/post-92056.php
声明で「大統領の指示により、米軍は海外に駐留する米職員を守るため、ソレイマニ司令官を殺害することで断固とした防衛措置を講じた」と表明。
イランによる将来の攻撃計画を抑止することが狙いと説明した。
複数の米当局者によると、ソレイマニ司令官はバグダッドで無人機による攻撃で殺害された。
イラン革命防衛隊は、米国のヘリコプターから攻撃を受けたとしていた。
アメリカのペンタゴンはイラクの首都バグダッドの空港にいたイラン革命防衛隊の司令官を空爆し、殺害したと公式に発表しました。
予防的先制攻撃と言ってよいこの行動はイラン側の態度を硬化させ、いっきに戦争へと進む可能性がございます。
そもそもなぜイランの革命防衛隊の司令官がイラクにいるのかちょっと理解できないですが、将来的にアメリカに攻撃を仕掛けるかもしれないという理由だけで殺害するというのは過激にも程があります。
アメリカ合衆国の傍若無人さが際立つ戦争誘発行為と言えましょう。
我が国日本を挑発し、真珠湾攻撃を誘発する外交戦術に似た匂いを感じました。
イランの国営テレビは3日、最高指導者ハメネイ師の声明を発表。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/01/post-92056.php
この中でハメネイ師は、ソレイマニ司令官を殺害した「犯罪者」には厳しい報復が待っており、米国とイスラエルに対する抵抗の機運が倍増すると警告した。
イラン革命防衛隊もソレイマニ司令官の死亡を確認する声明を出した。
イラン側もソレイマニ司令官の脂肪を確認する声明を出しました。
これはもう間違いないでしょう。
フェイクニュースという可能性は無くなりました。
アメリカがイランを恫喝
エスパー米国防長官は2日、イランとの関係を巡って「状況は一変した」と明言した上で、場合によってはイランへの先制攻撃を余儀なくされる恐れもあると警告した。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/01/post-92055.php
両国関係を巡っては、イラク北部の米軍基地が昨年末に攻撃され複数の米国人が死傷したことを受け、緊張が高まっている。
長官は記者団に対し「状況は一変した」とした上で、イランやその支援組織が新たな攻撃を画策している可能性があると指摘。
「こうした兆しは何も今に始まったことではなく、2、3カ月前から見られることだが、もし実際に攻撃されれば米国は対処する。
攻撃といった言葉や一定の種類の兆候が確認された場合、先制攻撃を行い、米軍や米国市民の生命を保護する」と語った。
エスパー国防長官はイランへ先制攻撃するかもしれないと恫喝しました。
イランがアメリカを攻撃するかの予兆があれば、その可能性があるとのこと。
トランプ大統領は平和を望む?
またトランプ大統領は昨年末に「米国の施設で死者が出たり被害が発生した場合、イランはその一切の責任を問われ、非常に高い代償を支払うことになる!これは警告ではなく脅迫だ」とツイート。
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2020/01/258536.php
ただ記者団からイランとの戦争に発展する可能性を問われると、「いや、平和を望んでいる」と答えた。
イランに対して、Twitterで脅迫したトランプ大統領はイランと平和を求めているようなのですが、はっきり申し上げてイラン側の立場で物を考えることができないお人のようです。
イスラエルの軍事的脅威に晒されているイランが核兵器に頼りたくなるのはある意味当然というところから出発しないと、イランの核開発問題に対処することはできないと思います。
完全に泥沼化していると解釈する他ありません。
北朝鮮が約束を破るのなんて朝飯前だ
北朝鮮がICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験などの中止を見直す可能性を示唆したことについて、アメリカのポンペイオ国務長官は「アメリカは大規模な軍事演習を中止する約束を守っており、北朝鮮も約束を守るべきだ」と述べ、新たな挑発に踏み切ることなく、交渉に戻るよう改めて求めました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200101/k10012233351000.html
北朝鮮と米国との間の米朝合意に違反しているとして、ポンペオ国務長官は北朝鮮を非難しました。
北朝鮮は米朝合意に違反して、ICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験を敢行しようとしています。
私は以前に、米朝合意なんて実質的にはアメリカの外交敗北であると主張しましたが、ここに来て現実のものとなってしまったようです。
トランプは2017年後半、武力行使という脅迫を繰り返した。大統領選挙の年である2020年、再び当時のように危機感をあおる可能性もある。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/12/icbm-27_2.php
トランプが票を失うのはともかく、それによって本物の紛争を招く恐れがある。
あるいは、北朝鮮の新たな挑発に耐え、制裁強化を決意する可能性もある。
しかしそれでも、アメリカ本土も攻撃可能な核ミサイルを開発する、という数十年来の方針を、北朝鮮が諦める保証はない。
トランプ大統領は2020年において、再選するために、何らかの外交的な成果が必要となります。
米朝合意の際には、アメリカの中間選挙の前だったということもございまして、安易な妥結をしてしまったわけですが、今度も北朝鮮の瀬戸際外交にやられてしまう可能性がございます。
選挙前で、厭戦感情が高ぶるアメリカ国民の前で、何の利益にもならない北朝鮮との戦争に踏み出せるわけがないと高を括る北朝鮮をどのように止めればいいのでしょうか。
少なくともアメリカ単独では無理でしょう。
我が国日本が対北朝鮮においては共同歩調を採り、北朝鮮に先制攻撃できるだけの武力を備えなければ、北朝鮮の思い通りに東アジアが蹂躙されます。