大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2019年10月14日(令和元年10月14日)
公共投資を削減したのは民主党政権だけではない
上記は日本の日本の公共事業関係費の推移(兆円)になります。
民主党政権だけではなく、自民党政権も公共投資を削りました。
日本の「補正予算」を含めた、公共事業支出は、民主党政権(10年-12年)は、6.2兆円。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12535503427.html
第二次安倍政権(13年-18年)は6.15兆円。
安倍政権は、民主党政権期以上に公共事業を減らした政権なのです。
これは、単なる事実です。
それにも関わらず、「民主党政権が止めた八ッ場ダムが、今回、国民の命を救った。民主党政権は本当に屑だ(笑)」といった声を耳にしましたが、本当の屑はお前らだ。
おそらく、三橋貴明氏(以下敬称略)は公共事業関係費の平均支出を指して、民主党政権も公共事業関係費を削ったけど、自民党政権(第二次安倍政権)も公共事業関係費を削ったと指摘しているのでしょう。
統計的にそういったことが判明している以上、三橋貴明がマジ切れするのはやむを得ないのではないかと思います。
八ッ場ダムを称えるのは結構だけど、だったら猶更、公共事業を増やさない安倍政権を糾弾しなければならないでしょう。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12535503427.html
「八ッ場ダムが関東を救った! 八ッ場ダム建設を止めた民主党は屑だ~(笑)」などとやっている連中は、全員、事の本質が見えていない「愚民」であると、断言しておきましょう。
お前ら、全員、愚民だよ。
三橋貴明が、民主党政権をバッシングしている人間で、なおかつ安倍政権を擁護している人間を指して、愚民と表現するのは異例です。
よほど本気で怒髪天なのでございましょう。
あえて冷静に指摘させていただくならば、民主党政権及び第二次安倍政権をしっかりと批判しなければなりません。
なぜならば、藤井聡氏(以下敬称略)の主張する国土強靭化を推進しなかったからです。
日本の河川は、世界標準だと滝である
山国である日本の川は、急流が多く、長さも短いので、山に降った雨は一気に川に流れこみ流量が急激に増加するという特性をもっています。
http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/edogawa00247.html
一方、海外の大河は、いくつもの国をゆっくりと横断しながら流れており、下流部の人々にとっては、雨も降っていないのに、川の水が上昇するというのはいまでもピンとこない現象であるとのこと。
明治時代に川の工事のために来日したオランダ人技師デレーケは、世界でも特異の“勾配がきつく、流れの速い”日本の川を見て「これは川ではない、滝だ」と驚愕したという。
上記のように、日本の河川は世界標準からすると、滝なのです。
したがって、雨や台風などで溢れやすく、水害を及ぼしやすいと言えます。
余談ですが、私の生まれ故郷においては、江戸時代に河川の流れそのものを大規模工事で変えて、蛇行していた河川の流れをストレートにして、海にそのまま流れ込むようにしたそうです。
江戸時代の人的労力を考えると、かなりの大規模工事だったのではないかと推察します。
その川は、今回の台風でも氾濫することは無かったそうです。
いわゆる二重堤防で、周辺の住宅地を今も守っています。
日本の国土というのは、未来永劫、国土強靭化計画を実施し、強くしなければ、人の命は守れませんし、過去の日本人の働きによって救われている命もたくさん存在しています。
滝を塞き止めるためにはダムが有効
国が来春の運用開始を目指し、今月1日に貯水試験を始めた八ッ場ダム(群馬県長野原町)の水位が、台風19号による大雨で急上昇した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191013-OYT1T50060/
国土交通省関東地方整備局の速報によると、13日午前5時現在の水位は標高573・2メートルとなり、満水時の水位(標高583メートル)まで10メートルほどに迫った。
台風によるダムの被害は確認されていない。
そんな滝のような河川が、台風などで氾濫する場合、塞き止める費用がございます。
そのためには、ダムがとても有効です。
コンクリートで人工的に止めてしまうわけですから、水力発電はできるし、農作物のための水は確保できますのでいいことばかりです。
仮に、民主党政権時代において、事業仕分けで、中止になっていた場合、どれほどの命が失われていたか想像もできません。
しかも、水位が最高水位まであと10メートルほどでしたので、本当にギリギリだったと言えます。
なぜ私は公共投資に積極的なのか
私は、大学生時代(2007年4月から2011年3月)において、三橋貴明、藤井聡などの著作を読み漁っており、公共投資に積極的な人間です。
なぜなのかというところを自己分析させていただくと、結局のところ、人の命を助けることが政治であり、経済であるというところが軸として私の中に存在していたからだと思います。
公共投資をするということは、ダム、橋、道路、新幹線などを増やし、修繕するということになります。
ダムが建設されず、河川が氾濫したら、人が死にます。
橋が崩落したら、人が死にます。
道路が整備されなかったら、救急車が通れない道路も出てきてしまいます。
新幹線がつながらないと、ビジネスが拡大せず、経済的な理由で自殺する方も出てきてしまうでしょう。
そういったことを認めるのか、そうでないのかという単純な問いが日本人に突き付けられているのではないかと。
人の命を守るために、コンクリートが必要なのです。