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国際情勢

欧州議会選挙の結果発表(速報)EU懐疑派、EU離脱派は躍進できたのか

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大変お世話になっております。
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uematsu tubasaです。
初回投稿日時:2019年5月27日(令和元年5月27日)

欧州議会とは何か

EU加盟国の人口比率において、各国の議席数が決められており、EUの立法機能を司る欧州議会議員を決める5年毎の選挙こそが、欧州議会選挙です。

EUにおける人口大国たるドイツの議席が一番多く、総議席は751議席となります。

イギリスのEU離脱が延期になったことを受けて、定数が削減される予定だったのに、元に戻ってしまったという経緯がございます。

欧州議会は欧州委員会やその他のEU機関の要職任命にも大きな影響を与え、EUの予算もここで承認されます。

欧州政治を分析するに当たり、避けては通れないイベントであると言えます。
下記において、大雑把ではございますが、参考URLを示しつつ、欧州議会選挙について論評しましょう。

欧州議会において決定されたことは「指令」となり、EU加盟国はその「指令」を元に国内法の整備を実行しなければなりません。

私のような独立志向の人間にとっては本当に嫌でたまらないと言えます。
国家の上に国家が存在し、そこにおいては他国の議員の支配が及んでしまうからです。

EUからの離脱を選択しようとしているイギリス国民及びブレクジット党のファラージの気持ちがよくわかります。

栄光ある孤立を選択する気概があるイギリスであれば、EUから独立できるでしょう。

日本との経済協力関係もEUという主体において決定されるので、我が国日本との外交上も無視できない存在です。

参考URL: https://digital.asahi.com/articles/ASM5J03R4M5HUHBI046.html?rm=1242

ブレクジット党が圧勝した

欧州議会選挙とは投票率が低いそうなのですが、イギリスにおいては4割に届きませんでした。

EUからの離脱を明確に掲げるブレクジット党が労働党と保守党という二大政党を支持率において凌駕している現状がございます。

イギリスにおいては既存政党の支持が低迷し、新興政党の支持が高くなりました。

EU離脱について決められない政治が長く続き、EU離脱派を中心に飽きられてしまったのではないかと推察します。

もちろん、長引く経済格差と移民受け入れでイギリス国民が疲弊していることも影響していると思います。

結果は何と、ブレクジット党の圧勝劇となりました。
イギリス国内において最大党派となることは確実視されております。

現在、 イギリスに割り振られている73議席のうち28議席を確定させており、労働労と保守党という既存政党は大きく議席を失う結果となりました。

自由民主党15席、緑の党7議席、スコットランド国民党が3議席を確定させています。

労働党10議席、 保守党3議席を確定させておりますが、既存政党の議席を合わせてもブレクジット党には遠く及ばないということになりました。

イギリス国民の既存政党に対する不満が爆発したと言えます。
ある意味当然の結果だと私は考えています。

参考URL: http://wedge.ismedia.jp/articles/-/16335

中道右派と中道左派は大きく議席を減らす

イギリス国内の欧州議会選挙ではなく、欧州全体に目を移せば、以下のようになる見込みのようです。
欧州議会選挙において、多数派だったのが、中道右派の欧州人民党(EPP)ですが、議席は216議席から179議席に減少するという見込みのようです。
連立を組んでいた中道左派の社会民主進歩同盟も191議席から150議席に減少する見込みのようです。
※議席に関しては確定したら、再度記事にしたいと思います。
参考URL: https://www.bbc.com/japanese/48418832

イタリアの「同盟」とフランスの「国民連合」が躍進

イタリアでは、愛国政党「同盟」の得票率が約3割に達し、第1党となるのが確実な情勢になりました。

イタリア国内の30%の得票率を得て、極右会派を結成するのではないかという見方がされています。

イタリアでは緊縮財政への反対が強く、緊縮を強いるEUに対する反発が根強くあります。

フランスではあの有名なルペンが率いる「国民連合」がエマニュエル・マクロン大統領が率いる「共和国前進」に勝利し、フランスの第一党になるようです。

ルペンはフランス内部でも実力派であり、大統領選挙にも出馬するほどですから、今後のフランス国内の選挙においても有利になること間違いないでしょう。

EU懐疑派は増えたが、欧州議会の多数派にならず

最終結果は5月28日に判明するとのことですが、EU懐疑派は欧州議会において多数派になることはありませんでした。

少しずつ勢力を拡大することになるかと思いますが、中道右派と中道左派を中心とした親EU派の議員グループを数で圧倒できませんでした。

ここに欧州の病理があると思います。
国家主権を回復し、独自の国家運営を取り戻すべきだと思うのですが、短期間では難しいと思います。

以上です。

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