日本憲政史上最強の政策ブログを目指す!

反逆する武士

国家安全保障 国際情勢 地政学

ペンタゴンの統合参謀本部長が卓越した軍事戦略を提言したのでご紹介

更新日:

アメリカ

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2020年12月8日(令和2年12月8日)

本日はゴリゴリの軍事戦略記事でございます。
苛烈な現実を見据えたい方は是非ともコメントをいただければと存じます。

アメリカの統合参謀本部長が軍事戦略を提言

米軍制服組トップのマーク・ミリー(Mark Milley)統合参謀本部議長は、米海軍協会(US Naval Institute)がオンライン開催したシンポジウム「ディフェンス・フォーラム・ワシントン(Defense Forum Washington)」に出席し、「今は戦争の性質が根本的に変化している」と述べ、精密誘導兵器や、無人機をはじめとするロボット機器、高度な衛星通信技術の普及を例に挙げ、これらを最もうまく使いこなすことが勝敗を決定付けると主張。

引用元:米国防総省高官、中国に勝つためにAI活用を提言 国外基地縮小も

アメリカの制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は戦争の性質が根本的に変化していると主張し、精密兵器や無人機などのロボット兵器、高度な衛星通信技術の普及を例として挙げ、それらの運用が勝敗を決めると主張しました。

さすがはアメリカ軍人のトップであり、軍事戦略を策定する統合参謀本部です。
私も全く同感であり、それらの運用をしつつも、それらを効率的に破壊する方法を模索するべきです。

自国が精密兵器、無人兵器、高度な衛星通信技術を軍事面で利用するということは仮想敵国も同様に軍事面で利活用してくるということなので、対抗策を策定する必要があります。

仮想敵国の軍事作戦を阻害しつつ、自国の軍事作戦を確実に遂行するという理想的な状況を意図的に創り、勝利しなければなりません。

アメリカ国外の軍事基地は仮想敵国にとっての攻撃目標である

マーク・ミリー(Mark Milley)統合参謀本部議長は韓国などの常設基地にいる米兵とその家族、従業員は攻撃にさらされやすい状態にあるとして、国外の米軍基地を縮小すべきだと主張しています。

また、小規模な軍を広く配備する方がずっと目立たなくなるとも発言されました。

※参考記事:米国防総省高官、中国に勝つためにAI活用を提言 国外基地縮小も

例えば、韓国国内に存在するアメリカ軍基地は、北朝鮮の電撃突撃によって破壊されてしまう可能性がございますし、ミサイル攻撃の目標になっております。

北朝鮮が奇襲を仕掛けてきたら、軍事基地を攻撃されてしまい、反撃できないということになる可能性もございます。
何のために軍事基地を設置しているのかわからなくなります。

軍事基地は確実に報復できるだけの打撃力を備え、仮想敵国の攻撃を抑止するために存在するのであって、仮想敵国の人質のようなことになってしまっては、本末転倒なのです。

さらに踏み込んだお話をすれば、海上または海中において、小規模な空母打撃群を多数形成して、移動しながら仮想敵国に対する報復攻撃をいつでも行えるような体制にすれば、仮想敵国からの攻撃にも柔軟に対処可能です。

空母と駆逐艦と潜水艦を組み合わせ、海洋領域に広く分散配備することができれば、仮想敵国による攻撃を受け、とある空母が撃沈されたとしても、撃沈された空母以外で総反撃できます。

軍事資産は分散配備するというのは今後は常態となるでしょう。
株式投資と同じです。

日本はアメリカに頼らずに防衛力整備を

領有権争いが起きている太平洋西部海域を中国の支配下に置かないようにするために、米国はフィリピン、ベトナム、オーストラリアに地上部隊を配備し、中国の艦隊を撃退し得る長距離精密誘導ミサイルシステムを運用するべきだと主張。

引用元:米国防総省高官、中国に勝つためにAI活用を提言 国外基地縮小も

中国人民解放軍の艦隊を撃退し得る長距離精密誘導ミサイルシステムを運用するべきだとマーク・ミリー(Mark Milley)統合参謀本部議長は主張しています。

ミサイルシステムで敵艦隊を沈めるべきとの主張のようですが、私はそれだけでは不十分であると考えます。

その長距離精密ミサイルシステムが上手く機能しない可能性がございますし、ミサイルは迎撃される可能性もございますし、高速移動で回避されてしまう可能性がございます。

ではどうすればいいのかと申しますと、太平洋西部海域に機雷を敷設するべきなのです。

中国人民解放軍の艦隊は海洋領域を通過して、諸外国との交戦に入ります。
機雷を敷設することにより、海洋領域が安全に軍事作戦に利用できる領域ではなく、機雷によって艦隊が沈むかもしれない領域となれば、抑止力になります。

仮に、本当に戦争になったとしても、海洋領域を安全に航行できないという不安要素を抱えている高速で自由に航行できない艦隊に対して、長距離精密ミサイルで、航空領域からの攻撃を加える方が効率的なのでは?

無人偵察艇とコルベット艦を整備せよ

国防総省は海軍の艦艇を2045年までに現在の約300隻から500隻以上に増やし、うち4分の1以上は無人のロボット船にする必要があると述べた。

引用元:米国防総省高官、中国に勝つためにAI活用を提言 国外基地縮小も

海軍増強時代への突入になるかもしれませんね。
ある意味、ミリタリー・ニューディールということになるかもしれません。

さらに、無人のロボット船にする必要性にも言及していただき、ありがとうございます。

我が国日本においては、風レンズ風車というものがございます。
風力発電の新形態なのでございますが、それで発電した電力をリチウムイオン電池に蓄えて、一定期間、一定航路をぐるぐる回る無人偵察艇とかどうでしょう。

人間は不要、ネットワーク回線を繋げば、YOUTUBEで日本の海の安全を確保できるかもしれません。
北朝鮮の不審船の発見に一役買えるかもしれません。

また、高速移動が可能な大火力小型艦である「コルベット艦」を100隻ほど建造して、海洋領域で中国人民解放軍を迎撃しましょう。

小型艦であっても、我が国日本の沿岸地域を警戒して、迎撃するだけであれば、そこまで乗組員の負担にはなりませんし、迎撃する仮想敵国を撃滅するだけですから、効率的な攻撃となります。

以上です。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
★★★ブログTOP★★★
記事が参考になりましたら、ブログランキングで応援お願いします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

-国家安全保障, 国際情勢, 地政学
-

Copyright© 反逆する武士 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.