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【海底ケーブルの地政学】日欧を結ぶ通信網が敷かれロシアリスク注意

投稿日:

地政学

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2020年7月15日(令和2年7月15日)

日欧を結ぶ海底テーブル

2023年を予定する日欧間の海底通信ケーブル稼働を前に北海道が官民を挙げて動き出した。
北極海経由のケーブルは総事業費900億円の大型プロジェクト。
北海道大やさくらインターネットなどが主導する新たな研究会が大規模なデータセンターを誘致し、陸揚げ地に名乗りを上げる。

引用元:日欧の海底ケーブルを北海道へ、札幌で官民タッグ

日欧間の海底通信ケーブルが北極海を経由して敷かれており、稼働前なのだそうです。

これは地政学的に超重要な事象なので、拙ブログで取り上げたいと思います。
海底ケーブルだけで新書1冊分の地政学本を作成することができるほど重要なのです。

まずは基本的なところから、しっかり学びましょう。
海底ケーブルとはそもそも何なのでしょうか。

海底ケーブルとは何か

海底ケーブルは、大陸や島々をつなぐために海底に敷設された通信ケーブルである。
インターネットやモバイル通信など、世界中で高速・大容量通信のサービスを実現する「通信の大動脈」だ。

引用元:海底ケーブル

簡単に申し上げると、海底ケーブルとは、大陸間での情報通信を実現するために、海底に敷設された通信ケーブルのことです。

我が国日本の家庭用のインターネット回線は、末端は無線ルータの電波を受信してインターネットに接続することにより、各端末にて動画視聴やWebページの閲覧が可能です。

ただ、電波ですと、どのような発信機器なのかにもよりますが、あまり遠くに正確な情報を電波するのは難しいという特性がございます。

そういった事情がございますので、家庭用などもそうですが、現在では光回線ケーブルを各家庭に引いてインターネットに接続しています。

それが日本とアメリカ大陸などといった長距離となると、海洋領域にまたがって通信ケーブルを敷設しなければ、通信をすることができません。

どう考えても日本の電波が中継機器やケーブルなしでアメリカには届かないです。

したがって、波、潮流、艦船からケーブルを守るためには海底に敷くしかないのです。

日欧を結ぶ海底ケーブルの地政学

計画ルートは欧州から北極海を経由し、アジアに届く。
日欧を結ぶケーブルはロシア国内を横断するかスエズ運河を通るルートが多かったが、北極海経由なら地政学上のリスクを抑えられるなどの利点がある。
高速大容量通信の欧州と直接結ばれ、通信速度も2割程度速まる。

引用元:日欧の海底ケーブルを北海道へ、札幌で官民タッグ

今回の海底ケーブルは欧州から北極海を経由することとなっており、地中海やインド洋などを経由するよりかは地政学リスクを抑えられるという利点があるようです。

単純に、海底ケーブルを敷設する距離が短い方がコストが低いですし、通信速度も速くなるということで、北極海を経由する方が経済的合理性があると見込んでいるのではないかと推察します。

ただ、地政学リスクに精通した人間ならご理解いただけると思いますけれども、ロシア海軍によって、海底ケーブルが切断され経済的な打撃を被る可能性が指摘されております。

海底ケーブルの天敵はロシア

英国軍制服組のトップは14日、海底に走る通信やインターネットのケーブル網に対し、ロシアが新たな脅威になっていると警告した。
英空軍参謀総長であり国防参謀総長でもあるスチュアート・ピーチ大将は防衛シンクタンク、王立防衛安全保障研究所での講演で、英国および北大西洋条約機構(NATO)は通信回線の保護を最優先とする必要があると述べた。
ピーチ大将は、回線が切断されたり破壊されたら、経済が「即座に、また破滅的な可能性のある」打撃を受けると話した。

引用元:ロシアは海底ケーブル網への「リスク」、英国防トップが警告

イギリス軍においては上記のように、ロシアこそが海底ケーブルの脅威になっているという認識のようです。

北極海なんて、ロシア海軍の裏庭のようなものですから、海底ケーブルを切断するなど朝飯前なのです。

北極海経由の日欧を結ぶ海底ケーブルの経済的合理性は認めますが、ロシアによる海底ケーブル切断リスクは高まったと見て間違いありません。

海底ケーブルの陸揚げ候補は北海道か

ただケーブルを地上の通信網に接続する陸揚げ地は明らかになっておらず、北大の山本教授は「利用者サイドからアプローチして北海道でケーブルを開発する動機を作れれば」と野心を隠さない。
北海道は地理的にアジアの玄関に位置し、気候も冷涼。
さらに最大のアピール点となりうるのはデータセンターの集積度とみている。

引用元:日欧の海底ケーブルを北海道へ、札幌で官民タッグ

日本と欧州を海底ケーブルで接続するということは、地上の通信網に接続する必要がございますので、どこかではケーブルを陸揚げする必要がございます。

その有力候補地として北海道が名乗りを挙げたようなのです。
北極海ルートであれば、北海道が最適でしょう。
距離的にも最短ですし、まさかサハリンというわけにはいきませんよ(笑)。

さらに通信系の機器というのは熱に弱いので寒冷地の方が好都合なのです。
自然に冷却できるような環境の方がコスト削減になります。

サーバー管理などをしたことがある人間ならご理解いただけると思いますが、サーバーが大量に稼働している施設を訪問すると真冬でもエアコンの冷房で部屋全体を冷やす必要がございます。

寒冷地ならば、エアコンの冷房温度をできるだけ高くすることにより、光熱費を低く抑えることができます。

北海道に陸揚げ地を誘致していただき、地方創生のために頑張ってほしいと思います。

以上です。

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