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反逆する武士
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2020年1月6日(令和2年1月6日)
2019年末に記者会見をしていた
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2019年12月19日、年末恒例の内外記者会見を行い、4時間にわたって質問に答えた。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58820
サプライズはなかったが、ロシアの今後の内外政策を占う意味深長な発言が少なくなかった。
大統領任期制限を厳格化する憲法改正に言及したり、社会活動やビジネスを行う2人の娘に関する質問に尻込みするシーンもみられた。
ここでは、地域別に主要な発言を紹介しながら、2020年のロシアの外交戦略を探った。
2019年の年末にプーチン大統領が記者会見をしており、その発言がロシアの対外政策について意味を含むものだったようでして、ご紹介できればと存じます。
中露同盟は予定せず
われわれは中国と軍事同盟を結ぶ計画はない。東アジアには米国、日本、韓国などの軍事同盟があるが、これは非生産的で不吉なものだ
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58820
プーチン大統領は以上のように述べ、中国との軍事同盟を結ぶ予定はないと明言されました。
プーチンのことなので、前言撤回する可能性がございますが、当面は中国との公式的な連携行動は無さそうです。
ただ、中国との戦略的パートナーシップは深まったとする旨の発言があったそうなので、引き続き警戒するべきでしょう。
日本とは「ヒキワケ」に持ち込みたい
われわれは良好な信頼関係があり、詳細かつ率直に問題に取り組んでいる。解決策を見つけようとしていることが重要だ。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58820?page=2
解決策は、双方の世論が受け入れ可能な、柔道で言うところの『ヒキワケ』であるべきだ。
70年を経ても解決策は見つかっていないが、この方向に向けて進む用意がある
北方領土は我が国日本の固有の領土であり、日ソ中立条約を破ってロシアが侵攻してきたため奪われた「未回収の日本」です。
何がどうやっても領土的には引き分けにしてはいけません。
私個人としては、日本が核武装して、モスクワへ核攻撃できるようにして、ようやく対等な交渉が始まると思っています。
北方領土に中距離弾道ミサイル?
米国が日本との間で、中距離ミサイルを日本に配備する問題を交渉していると報じられている。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58820?page=3
われわれは島の問題と絡めてこれを無視できない。
米国の攻撃兵器が明日にでも島々(北方領土)に配備されないという保証はどこにもない
プーチン大統領はアメリカの中距離弾頭ミサイルが日本に配備されることを怖れているようです。
本来ならば、我が国日本が独自に弾道ミサイルを設置して、ロシアを軍事的に威圧するべきなのに、アメリカが日本に中距離弾道ミサイルを設置する方向で話が進んでいます。
日本の独立派はこれを忸怩たる思いで見なければなりません。
我が国日本がアメリカの勢力圏になりつつあるからです。
そりゃプーチンも日本は交渉相手ではなく、アメリカこそが交渉相手であると認識しますよ。
ウクライナの分割を事実上促進
ウクライナ問題でプーチン大統領は、12月9日のパリでの仏独露ウクライナの4カ国首脳会議に触れながら、停戦と和平の手順を盛り込んだ2015年2月の「ミンスク合意」の履行が最も重要だと強調。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58820?page=3
(中略)
ミンスク合意は、親露派武装勢力の支配地区に自治権を認める「特別な地位」の付与が含まれている。
対象地域はドネツク、ルガンスク両州にまたがり、ウクライナ全体の3%程度の面積で、ロシアは親露派地域の「独立」を定着させたい意向だ。
ウクライナ東部は親露派が多く、プーチンはウクライナ騒乱があってから、クリミア半島をロシアに編入して、ウクライナの分割を進めています。
ミンスク合意というものがございまして、親露派武装勢力の支配地域に自治権を認めるようにウクライナの憲法で規定するようにとのことのようです。
事実上、西ウクライナと東ウクライナの分割が行われようとしています。
これがウクライナにとって吉で出るか凶と出るかはわかりません。
親露派という異分子がいなくなり、国家統治がしやすいという利点もありますし、武器弾薬を製造する能力が低下することは必至だからです。
ロシアはベラルーシとの統合を目的としている
ロシア側はこの1年、共通の通貨や法制度、税関、統一憲法を設置し、統合を強化するよう求めたが、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領はロシアによる併合を恐れて抵抗してきた。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58820?page=4
ウクライナ領クリミアに続くロシアのベラルーシ併合については、ポーランドやバルト三国が警戒を表明。
米政府高官も2019年にベラルーシを訪れ、関係強化を図っている。
私も初めて知りましたが、ロシアはベラルーシを同じ民族の国家として認識しており、ベラルーシとの統合を目指しているようです。
通貨、法制度、税関、統一憲法を設置して、統合しようとしているのですが、ベラルーシ側の抵抗があったとのこと。
バルト三国やポーランドもベラルーシとの統合に警戒を表明しております。
ナチスドイツのドイツ人が多い勢力を併合し、領土拡大していくのを彷彿とさせる行いと言えます。
かつてのソ連を目指して、緩やかな国家連合体を設立するつもりなのではないかと推察します。
以上です。