大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2020年1月21日(令和2年1月21日)
本日は5Gの最新動向をご紹介したいと思います。
できればじっくりと本記事をご覧いただければ幸いです。
5Gの全国整備のため、使用料を徴収
総務省は、次世代通信規格「5G」の基盤となる光ファイバー回線を全国的に維持する負担金制度をつくる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54599810Q0A120C2SHA000/?n_cid=DSREA001
どこでも高速インターネットの環境を整備するためで、2024年にも携帯電話を含むネット利用者から広く薄く徴収し始める。
不採算地域で光回線を持つ事業者に資金を交付し、回線の補修や更新に充てる。
米英などはすでに高速ネットを不可欠なサービスに位置づけており、日本も制度化する。
いまや現実のものとなりつつある5G(今現在の4Gの次の通信規格)ですが、その基盤となる光ファイバー回線を維持するため、使用料を徴収するとのことです。
今後、有識者会議を立ち上げ、制度の詳細を詰めるようですが、光回線に接続する携帯会社などが負担し、利用者の月額料金に上乗せするという方向性であるようです。
1契約あたり月数円の負担がありそうです。
もし私が5Gに対応したスマホを購入したら負担することになるようですね。
日本政府は5Gの整備のために、国債を大量に発行して資金調達し、できるだけ早く5Gを普及させるように努力するべきです。
応益負担という考え方は正しいと思いますが、生ぬるいと言えます。
遠隔地での作業で東京一極集中を緩和
5Gが普及することによって、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか、ITエンジニアという視点で語ってみたいと思います。
リモート接続でのシステム保守作業が一般化して、遠隔地でも東京での現地作業と変わらない作業ができるようになります。
IT企業が東京に本社を構えなくても良くなります。
社員を徐々に遠隔地へ移住させ、地方での採用を強化すれば、IT企業のシステム保守要員を地方へ分散できます。
社員としても、引っ越し代などを負担すれば、地方へ行ってもいいという方も多いですし、地方の方が生活コストが安くなります。
給料がそのままで、生活コストだけが安くなるなら、経済的に困窮するITエンジニアが減少するでしょう。
そうすれば、東京の一極集中を緩和することが可能となります。
東京の家賃は本当に高いので、家賃が低下するだけでも生活が楽になります。
5G促進法案から中国企業を排除へ
政府が検討している次世代通信規格(5G)整備に向けた新法案で、減税や融資の対象企業を絞り込むための3要件がわかった。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54188890Y0A100C2PP8000/?n_cid=SPTMG053
情報漏洩への安全性、生産体制などからみた供給安定性、国際規格の採用などのオープン(開放)性だ。
政府は3要件を踏まえると中国企業などが対象外になると見込む。
5Gの基地局への投資額の15%を法人税から税額控除される法案のようです。
例えば、100億円を掛けて5G基地局を整備したら、15億円減税されるということになります。
5Gを普及させる目的で、国内の通信会社が5Gに関する事業計画を政府に提出し、経済産業省と総務省が、情報漏洩への安全性、供給安定性、国際規格の採用などの開放性を考慮し、減税や低利融資を受けられるようです。
中国共産党へ情報を漏洩する中国企業、海外(中国本土)からの供給に頼る脆弱な生産体制を構築している中国企業、国際規格の採用など無視する中国企業はこの制度から排除される見込みです。
5Gで遠隔医療が現実味
徳島県とNTTドコモ四国支社(高松市)は、へき地での遠隔医療に第5世代(5G)移動通信システムを活用する実証実験を21日、県立海部病院(牟岐町)で報道陣に公開した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54662530R20C20A1LA0000/
今春から実用化が始まる5Gの商用電波を使った遠隔医療の実験は国内初という。
かつてはSFの世界での出来事と認識されていた遠隔医療について、実証実験が行われたようです。
僻地での医療に利用されることになると思いますが、その分のコストを誰がどのように負担するのか明確にしていただきたいと切に願います。
広島大学とNTTドコモは大容量の手術データを次世代通信規格「5G」を介してリアルタイムにやり取りする実証実験に成功したと発表した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52892200T01C19A2000000/?n_cid=SPTMG002
5Gで治療室と遠隔地を接続し、高精細画像など大容量データの双方向の通信を検証した。
緊急脳外科手術など熟練医が不在の場合の遠隔高度医療に道を開くことが期待される。
医師不足など地域医療の課題解決につなげたい考え。
遠隔医療が一般的になれば、都市部に偏在している熟練の医者が地方へ行かずとも、地方の患者の治療をすることが可能になり、地域医療の医師不足が解消すると思います。
そのため、どうにかして遠隔医療を促進するべきなのですが、ちょっとした操作のずれが重大な医療事故につながりかねない現状では難しいものでした。
5Gになりますと、低遅延、大容量、多数同時接続となりますので、遠隔医療の安全性が向上します。
したがって、上記の記事のように遠隔医療の実験がなされているのです。
以上です。