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反逆する武士

日本経済

看護師は絶対必要労働者だから賃上げとIT化で働き方改革を断行せよ

投稿日:

医療従事者

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2022年7月17日(令和4年7月17日)

看護師の働く環境が極悪であるため復帰は絶望的か

免許を持ちながら現場を離れている約70万人の「潜在看護師」の多くは所在不明で連絡すら取れず、病院勤務に復帰したのは約200人。
中長期の看護師不足を解消する切り札とみなしてきた政府の筋書きは甘すぎたのではないか。

引用元:看護師免許はあるけれど 机上の70万人「戻りたくない」

少子高齢化社会がさらに深刻化する我が国日本において、看護師の労働力確保は重要な政策課題です。

厚生労働省は今後拡大し続けるであろう看護需要を潜在看護師の職場復帰で補おうと考えていたようです。

しかしながら、潜在看護師らのデータベース「とどけるん」に登録があるのは14万人であり、その内復帰を希望しているのは約5万人ほどなのだそうです。

いわゆるエッセンシャルワーカー(拙ブログにおいては絶対必要労働者と呼称します)である看護師はなぜ職場復帰に前向きになれないのでしょうか。

賃上げが不十分で労働強度が高いから職場復帰に難色を示す

ある未登録の潜在看護師は「日勤で残業をして、その日の夜勤に入るような働き方だった。
土日も盆も正月もなく、心身ともに疲れ果てた」と胸中を明かす。

(中略)
看護師は理学療法士や作業療法士、診療放射線技師といった職種に比べて賃金カーブが緩やかにしか上昇しない。

引用元:看護師免許はあるけれど 机上の70万人「戻りたくない」

経済学の用語で「労働強度」という単語がございます。

簡単に説明すると、労働がどれほどキツいのかを示す程度のことです。

労働強度が高い、つまりは賃金に見合わないキツい労働に看護師は直面しており、それが常態化しているため看護師は現場復帰に前向きになれないのです。

人間は働くために生きているわけではなく、生きるために働いているのです。

それなのに、長い残業が常態化、夜勤もあり、土日と長期休暇も無しとなれば、働き続けるのは厳しいでしょう。

また、他の医療専門職と比べると賃上げが緩やかであり、俗な言い方をすれば、コスパが悪いと言えます。

労働環境改善と賃上げを実施すれば希望はある

新型コロナウイルスのワクチン接種業務で十数年ぶりに注射器を手にした看護師、山本直子さん(仮名、40代)は、このアルバイトに満足している。
時給3500円は正規雇用の2倍近い好条件。

引用元:看護師免許はあるけれど 机上の70万人「戻りたくない」

新型コロナウイルスのワクチン接種が日本政府主導の下で実施されました。

したがって、ワクチンを注射することができる看護師資格を保有した人間が絶対に必要なわけです。

その際の賃金水準が正規雇用の賃金水準の約2倍であり、病院特有のシフト勤務ではないようでして超絶ホワイト現場のようです。

新型コロナウイルスのワクチン接種のアルバイトに関しては潜在看護師が働く意思を示しました。

賃上げと労働環境改善を実施すれば、潜在看護師は働くことが実証されました。

IT化で看護業務を楽にする

デジタル機器を使えばチーム全体の業務負荷を減らせる可能性がある。
(中略)
超音波で患者体内の尿量をはかって失禁を減らしたり、就寝中の心拍や呼吸から人工知能(AI)で転落リスクを予知したりできるデジタル機器も出てきた。

引用元:看護師免許はあるけれど 机上の70万人「戻りたくない」

デジタル機器で医療現場の負担を軽減できるようになっているようです。

詳細に関しては上記引用元記事を参照していただきたいのですが、超音波で尿の量を計測して失禁を減らしたり、転落リスクを人工知能(AI)が予測したりできるそうな。

また、患者との会話そのものを自動的に要約して電子カルテに入力することも可能なのだそうです。

おそらく音声認識の精度と人間同士の会話を解読する機能が飛躍的に高まった結果だと思います。

やはり需要過多で生産性向上が叫ばれている分野でこそITは力を発揮することになりますね。

私個人としてはポンコツITエンジニアですが、サイバーセキュリティと共に、医療機関のIT化を切に望みます。

ユニバーサル・ベーシックインカムを導入しつつ賃上げも実施せよ

拙ブログに初めてお越しの読者様もいらっしゃると思いますので、説明しますと、私はユニバーサル・ベーシックインカムの支持者です。

社会保障制度の維持拡大を前提にして、増税せずに、各個人に対する現預金給付を実施することで格差是正と社会保障の多層化を目指しています。

ただ、ユニバーサル・ベーシックインカムにも弱点がございまして、絶対必要労働者の離職を招くのではないかという点です。

例えば、医療従事者、ゴミ収集作業員、土木作業員、非正規の行政職員などの絶対必要労働者の方々に働いていただかないと国民生活が混乱します。

しかしながら、現在の日本社会においては不当に安い賃金で働かざるを得ず、現預金給付によって生活に余裕が出たら別の仕事を探すきっかけになるかもしれません。

言い換えるならば、ユニバーサル・ベーシックインカムの導入で国民生活の混乱のきっかけになるかもしれないのです。

そういったことを防ぐためにはどうすればいいのかという点をユニバーサル・ベーシックインカムの支持者は真剣に考える必要があります。

結論から申し上げれば、破格の賃上げを実施するべきでしょう。

上記引用元記事によると、正規雇用の看護師の約2倍の賃金を提示したら潜在看護師が集まるようです。

ユニバーサル・ベーシックインカムの導入と同時に看護師や医療従事者の賃金を2倍まで引き上げるべきだと思います。

以上です。

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