日本憲政史上最強の政策ブログを目指す!

反逆する武士

日本経済

シングルマザーに半ば強制的に働けというのは非人道的だと思うのです

投稿日:

シングルマザー
FineGraphicsさんによる写真ACからの写真

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2020年5月29日(令和2年5月29日)

※本当にエグイほどの残業に苦しんでいるため、かなり大雑把な記事となっていることをご容赦いただければ幸いに存じます。

新型コロナウイルスでシングルマザーが苦境に陥る

新型コロナウイルスの感染拡大により、休業や人員整理に追い込まれる職場が増える中、暮らしが困窮するシングルマザー家庭の現状が深刻だ。
全国のシングルマザーを対象に、コロナの影響を聞いた調査によると、9割が経済的な影響を受け、食費を切り詰める、貯金を斬り崩すなど8割が「経済的に苦しい」と答えている。
全国120万超の母子世帯に向けた支援を目的とする「ひとりじゃないよPJ」が実施したウェブアンケート(有効回答数120、5月2〜3日実施)で明らかになった。

(中略)
厚生労働省の調査では、そもそもひとり親女性の年収は約200万円で、ひとり親男性の約半分。
貧困率は5割を超える。

養育費を受け取っている母子世帯は24%、全体の45%が「生活が大変苦しい」と感じている。

引用元:コロナで食費切り詰め、貯金切り崩すシングルマザー家庭。支援呼びかけるサイト立ち上げ

新型コロナウイルスの感染拡大により、休業、廃業、失業が増える中、シングルマザーが苦境に陥り、食費を切り詰め、貯金を切り崩すという悲惨なことになっているようです。

あまりにも有効回答数が少ないので、実体とは乖離している可能性も捨てきれないのですが、あまりにも悲惨過ぎて、アンケート調査に協力することすらできないという方も多いのではないかと推察します。

一人親世帯の中で世帯主が女性である場合、相対的貧困率は約5割であり、養育費を受け取っていない世帯が多数派で、全体の45%が生活が苦しいと感じているそうです。

シングルマザーの就業率は8割越え

厚生労働省が発表した「平成 28 年度 全国ひとり親世帯等調査結果の概要」によりますと、平成28年度の調査において、母子世帯(シングルマザー世帯)だと就業率が81.8%となっております。

母子世帯の母の就業状況をみると、81.8 %が就業している。
母子世帯になる前に就業していたのは 75.8 %だった。
調査時点の雇用形態は、「正規の職員・従業員」が 44.2 %、「パート・アルバイト等」が 43.8 %となっている。

平成 28 年度 全国ひとり親世帯等調査結果の概要より一部抜粋してご紹介

したがって、シングルマザーのほとんどは働いているが、その約半数近くは生活が苦しく、相対的貧困に陥っているということになります。

パート・アルバイトで働いている割合が多い(就業している母子世帯の約4割)ため、さらに働けだとか口にする人間は正気を失っているか、シングルマザーの現状を知らない方と言わざるを得ません。

冷静に考えていただきたいのは、小さな子供などを抱えて生活するとそれだけで精神的にキツいですし、いきなり熱を出すということもございますし、男性と同じだけハードに働くということが極めて難しいという生活環境なのです。

したがって、シングルマザーに必要なもので最優先なのは、雇用ではなく、十分な所得であり、時間を切り売りせずとも得られるお金なのです。

これまでは社会保障がシングルマザーを不十分なりにも支えてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大という非常時において、労働に伴う所得が無くなった今では、あまりにも薄く脆いということが露呈しています。

ユニバーサル・ベーシックインカムが存在していれば、まだ何とか対処できたのでは?

勤務時間が足りなかったので雇用保険に加入できませんでした。
退職してからは児童手当、児童扶養手当、特別児童扶養手当、それにわずかな貯蓄で暮らしています。
子どもたちは毎日のように喧嘩するし、癇癪も起こすから部屋はぐちゃぐちゃです。
夜も寝てくれないし、病院に受診しても何も変わりません。
誰かに相談したところで結局は自分でやるしかないのです

引用元:コロナ退職後の過酷な生活「貯金を切り崩す」「精神的にも限界を超えた」シングルマザーの告白

上記引用元の記事ではこのようなシングルマザーの叫びが紹介されております。
彼女は医療関係者だったのですが、退職することとなり、社会保障に頼りつつ、貯金を切り崩すことで生活しています。

世帯主である成人女性と子供2人という世帯構成において、ユニバーサル・ベーシックインカムが導入されていたならどうなるかをリアルに考えていきたいと思います。

まず、私が主張しているユニバーサル・ベーシックインカムは社会保障を変更しないので、児童手当、児童扶養手当、特別児童扶養手当など各種社会保障はそのまま受給可能です。

さらに所得要件などはございませんし、各個人にお金を給付します。
日本国民当たり月8万円ほど支給すると仮定するならば、月24万円および各種手当を受給することになります。

上記のご家庭の場合、おそらく月額30万円を超えるか否かだと思います。
少なくとも、お金が足りないために苦しい思いをするということは防ぐことができるのではないかと。

今回は、各個人に支給する給付金を3万円と仮定したとしても、親子合わせて9万円になりますので、私が主張する年間100万円程度の3割程度の金額でも、かなり生活は楽になるのではないかと推察します。

直接給付政策は即効性抜群である

毎日が辛く精神的にも限界を通り越し、食器洗いですら億劫になっています。
それでも自分で自分を追い込まないようにはしているつもりです。
ネット検索をしたり、志村けんさんが出演されていた懐かしい番組の動画を観たりして、笑うように努力しています

引用元:コロナ退職後の過酷な生活「貯金を切り崩す」「精神的にも限界を超えた」シングルマザーの告白

ユニバーサル・ベーシックインカムを社会保障を削減せず、増税せず、歳出削減もしない積極財政型国民基礎所得給付政策と位置付けるのであれば、これほど経済危機に即応できる制度もございません。

金融緩和は少なくともデフレ環境下においては民間金融機関の貸出につながるか不明ですし、財政出動による雇用創出や所得増は政策効果が現れるまで時間を要するでしょうし、社会保障は受給までの審査で時間が掛かります。

ユニバーサル・ベーシックインカムが仮に導入されていれば、生活レベルを若干下げるだけで新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業、廃業、失業を乗り越えられたのではないかと推察します。

新型コロナウイルスの感染拡大のような経済危機があろうとなかろうと機械的に支給される性質の非裁量政策なので、即効性は抜群です。

さらに付言するならば、新型コロナウイルスのような感染症対策のため、経済活動や国民生活を停止しなければならない場合、労働を伴わない所得を確保しないと安心して生きることができません。

ユニバーサル・ベーシックインカムが導入されていない現状を深く憂慮しています。

以上です。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
★★★ブログTOP★★★
記事が参考になりましたら、ブログランキングで応援お願いします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

-日本経済
-, ,

Copyright© 反逆する武士 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.