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トランプ大統領が対中関税率の引き上げを正式通知!原因は中国側のちゃぶ台返し!

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bBear</a>さんによる写真ACからの写真

大変お世話になっております。
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2019年5月10日(令和元年5月10日)

本日はキーボードを使用し過ぎて、手首がめちゃくちゃ痛いです。
それはさておき。

トランプ大統領が対中関税率を引き上げた

日本貿易振興機構(ジェトロ)に、詳細な記事が出ていたので、できるだけ簡潔に事実関係をお知らせ致します。
アメリカ通商代表部は通商法301条(いわゆるスーパー301条)に基づき、対中関税率を25%に引き上げた旨を官報にて公表しました。
対象は2000憶ドル規模になり、5月10日から 5,745品目を対象としています。

対象品目について、一部をご紹介しましょう。

いわゆる製品に関しては以下の通り
真空フラスコ用または他の真空容器用のガラスインナー
他に特定されていない、または含まれていないガラス製品
鉱山労働者のダイヤモンド、未加工または単にのこぎり、へき開またはブルート
工業用ダイヤモンド(鉱山労働者のダイヤモンドを除く)、単純にのこぎり、へき開またはブルート・・・などなど

いわゆる食品及び食品加工物に関しては以下の通り
乾燥トリュフ、干しニンジン、熟していない乾燥オリーブ
トマト、粉末で乾燥したもの 、乾燥エンドウ豆
生鮮、冷凍または冷凍のウサギまたはウサギの食肉および食肉
鹿肉、食用内臓、生鮮、冷蔵または冷凍
カエルの足、新鮮な、冷蔵または冷凍
ハム、肩、腹(縞)およびそれらの切り身以外の豚肉、食塩、食塩
乾燥または燻製、 生きている観賞用の淡水魚
淡水以外の生きている観賞魚
生マス、生きているうなぎ、 生きている鯉 ・・・などなど

※ごめんなさい( ;∀;) 食品は品目多過ぎですので、これくらいで許してください。

アメリカ通商代表部の公式官報に目を通したので、少なくとも上記の品目は関税率の引き上げ対象です。
中国製品が対象と日本では報道されていますが、不正確です。
食品及び食品加工物も対象なので、一般的には中国で生産された商品が対象であると認識するべきです。

品目が多いため、様々な分野の商売人が苦労することになりそうです。

参考資料:https://ustr.gov/sites/default/files/enforcement/301Investigations/83%20FR%2047974.pdf

参考URL:https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/05/5455cb8867383488.html

中国側は反発し、報復を宣言

中国側はこれに反発し、即座に報復を宣言した模様です。
日経新聞電子版より、一部引用致します。


中国商務省は10日、米国による追加関税引き上げを受けて「深い遺憾の意を表明し、必要な報復措置を取らざるをえない」との声明を発表した。どんな報復措置を取るかには言及しなかった。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44614720Q9A510C1MM0000/

少々心配になるのは、具体的な報復措置に言及しなかったことです。

手の内を明かさないことで、心理的に優位に立ちたいのか、それとも全く報復できないか、報復よりも話し合いでの解決を望んでいるのか・・・
「腹のうちが読めません」と言わざるを得ません。

なぜこのような事態に発展したのか

率直な疑問なのですが、なぜこのような事態にまで発展したのでしょうか。
日本の大手マスメディアでは米中通商協議が継続しているとの報道があり、途中、関税率の引き上げが中止したこともあります。

紆余曲折があったものの、進展しているという印象をお持ちの方が多数派だったのではないでしょうか。

本当のところは闇の中ですし、交渉の当事者でなければわかりません。
ただ、関係者の話として、中国側が米中通商協議において、合意した内容を白紙にするような回答をしてきたとの報道がございます。

参考URL:https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2019/05/post-12087.php

いわゆるちゃぶ台返しというやつらしいです

中国側はアメリカ側の要求をかなり飲み込んでいたようなのです。

中国国内における知的財産権の保護、つまりはミッキーマウスやどらえもんに関するグッズを不法に販売することを止める(ある意味取り締まる)
中国国内に進出した企業への強制的な技術移転を止める

そういったことをすでに合意していたのに、いきなり白紙回答に近いものを提出してきたとのこと。

アメリカが怒髪天になるのも道理かと存じます。
これって、交渉相手として認識されていないばかりか、交渉で通商問題を解決するという気が全くないということです。

今までの通商協議は単なる時間稼ぎだったと解釈せざるを得ないのです。

これで本当に米中通商協議が進展するのでしょうか。
私は疑問に思います。

以上です。今後とも応援よろしくお願い致します。

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