大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2020年12月5日(令和2年12月5日)
本日は、反逆する武士のストレス解消記事でございます。
本来ならば、ブログのPV数を稼ぐために、鬼滅の刃の感想などを記事にするべきなのでございますが、時代の流れに逆らいたい(反逆する武士なので)
鬼滅の刃以外で、お勧めのアニメがございますので、ご紹介できればと思います。
おそらく、アニメのタイトルは知っているけど観たことないという作品ばかりかと存じます。
恋は雨上がりのように
『恋は雨上がりのように』という作品がございます。
作者は眉月じゅん先生で、『月刊!スピリッツ』(小学館)にて2014年8月号から2016年1月号まで連載、その後は『ビッグコミックスピリッツ』(同)に移籍し、2016年8号から2018年16号まで隔週連載されておりました。
日本の神奈川県を舞台として、遥か年上の男性に想いを寄せる女子高生の恋模様を叙情的に描いた恋愛漫画と言われており、アニメ化されたのですが、そんな単純な恋愛アニメではないからご紹介したいです。
※参考:Wikipedia『恋は雨上がりのように』より
できるだけネタバレにならないように、あらすじとその魅力をお伝えしたいと思います。
17歳の女子高生の「あきら」はファミリーレストラン(元ネタはガスト)でアルバイトしていて、45歳のファミレス店長である「近藤」に恋をします。
なぜ17歳の女子高生が45歳のファミレス店長に恋をしたのかというと、「あきら」は将来有望な陸上選手だったのですが、足のけがで一時的にではございますが、走れなくなってしまいました。
ある意味生きがい、そして夢と言えることを諦めなければならないため、失望して松葉杖をつきながらファミレスに立ち寄ると、コーヒーをサービスしてくれるファミレスの店員、それが「近藤」だったのです。
ふたりは不器用ながらも、交流を重ねていくわけですが、基本的に常識人というかいい大人の男である近藤はある意味、引き気味なわけです。
そしてその「近藤」もファミレスの店長として生計を立ててはおりますが、実は小説家になりたかったという夢を諦めていました。
「あきら」との交流の中で、心境の変化が生じていき、物語は進みます。
個人的な評価としては、心に潤いが無いなとか、コンクリートジャングルで疲弊しているなという場合に観た方がよろしいアニメですね。
一番、素晴らしい場面は「近藤」が大学時代の友人である「ちひろ」と居酒屋で10年ぶりに再会するシーンです。
実は、私自身も10年ぶりではございませんが、大学の友人と居酒屋で再会したことがございまして、自分自身の経験と重なってしまい、泣きそうになりました。
諦めた夢を取り戻そうとする想い、取り戻せない時間、そしてその輝き。
お勧めですよ。
精霊の守り人
いわゆる守り人シリーズの1つとして、精霊の守り人という児童小説がございまして、NHKでアニメ化されました。
原作に関しては大人にも好まれるなど、ファンの年齢層は幅広く、短槍使いバルサが主人公の物語は題名に「〜の守り人」と付き、皇子チャグムが主人公の物語は題名に「〜の旅人」と付きます。
私個人は原作である児童小説版は読んでいませんし、続編なども見てはいませんが、あまりの完成度の高さと面白さに度肝を抜かれました。
簡潔にあらすじをご紹介します。
この世と平行して存在する目に見えない世界<ナユグ>の「水の精霊」の卵を産みつけられてしまったため、父帝から命をねらわれることになった新ヨゴ皇国第二皇子チャグム。
引用元:精霊の守り人 アニメ公式サイト
彼は刺客の罠にかかったところをバルサという短槍使いの用心棒の女性に救われる。
養父の罪をあがなうため人助けの旅を続けていたバルサは、チャグムの護衛を引き受ける。
バルサの仲間たちとの交流の中で、皇子という生い立ちとは関係なく一人の少年としてたくましく成長していくチャグム。
バルサは刺客を防ぎながら、「水の精霊」の卵を孵しチャグムの身を守りきれるのか…。
あらすじは上記の通りなのでございますが、実は謎解き要素だったり、精霊の守り人の中で出てくる新ヨゴ皇国の皇室の内情などはリアリズムが流れております。
さらに、新ヨゴ皇国の皇帝陛下が女用心棒のバルサに放つ刺客との闘いは泥臭いことこの上ございません。
私は闘いこそリアルで泥臭いものであり、だからこそ面白いと思っている人間なので、血が滾ることこの上ありません。
魔法とかロボットとか不要なのです。
血が通った人間が本気の殺し合いを泥臭くやってほしいのです。
あとは、独自の世界観が秀逸ですね。
日本と中国と朝鮮がごちゃまぜになったような世界観であり、ロシア人らしき人間や古代日本人のような人々も出演しております。
現実世界をある意味投影しているのではないかと思います。
捏造された歴史を明らかにするシーンなんて、NHKでよく放送してくださったと感謝です。
闘い、人の命を奪い、人を救わんと欲する女性の生きざまを堪能できるアニメです。
ヨルムンガンド
ヨルムンガンドという作品がございます。
はっきり申し上げて、政治家は全員観るべきアニメ筆頭でございます。
軍事、外交、インテリジェンス、CIA、各種武器、量子コンピュータ、マネーロンダリング、地政学など、政治経済に明るい人間だったらドハマりすること間違いございません。
あらすじを簡単に説明します。
世界的な海運王を父親に持つ、ココ・ヘクマティアルは世界各地で武器を販売する武器商人であり、PMC所属の私兵を連れて、敵を撃滅しながら旅をしていました。
そこに通称ヨナと呼ばれる少年兵が加入してから物語は加速度的に進んでいきます。
そして驚愕の事実が判明します。
ココ・ヘクマティアルの目標(というか野望?)は世界平和なのでした。
パイプラインの奪い合いの最中、レーダーを調達しろと強要されたり、他の武器商人と殺し合いになったり、バルカン半島で大規模な殺し合いに発展したり、仲間が戦闘で死ぬことになったり。
これ以上を説明してしまいますと、完全にネタバレになってしまうので、言及は控えますが、とてつもない世界観とスケールで楽しませてくれるガン・アクションアニメです。
政治レベルが高い人間ほど、発狂するほど楽しめるアニメですよ。
以上です。