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日本経済

休業者が失業者になり絶望が自殺を誘発し、日本は阿鼻叫喚の地獄絵図

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シングルマザー

大変お世話になっております。
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uematu tubasaです。
初回投稿日時:2020年9月14日(令和2年9月14日)

8月は自殺が急増している

8月の自殺者数が1849人(速報値)となり、前年同月比で246人増加したことが、厚生労働省と警察庁の集計で明らかになった。
今年の累計では1万3112人(同)で前年比746人の減少。
厚労省は今後、新型コロナウイルスの感染拡大が影響したのか分析する。

(中略)
自殺者の増加を受け、加藤勝信厚労相は「生きづらさを感じている方々へ」と題した緊急のメッセージを発表。
11日の記者会見で「新型コロナウイルス感染症の影響で今後の生活に不安を感じている人も多い。独りで悩むことなく相談してほしい」と呼びかけた。

引用元:8月の自殺者は1849人 今年の月別で最多に 新型コロナの影響分析

8月は自殺が急増してしまったようです。
※警察庁の公式発表「自殺者数」より

4月においては、会社に行かずともよくなり、学校に行かなくてよくなることによって、問題が先送りされたことで一時的には自殺者数が減少したようです。

ただ、その後の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う生活様式の激変や、休業、失業、リモートワークなどでストレスを抱え込むことがあまりにも多くなっており、そのストレスが極致なのだろうと推察します。

個人的にもリモートワークがあまりにもしんどいため、ストレスがあまりにも多くなっております。

4月は緊急事態宣言などで自殺が減りましたが、日本政府の経済対策があまりにも粗末なものであることから、経済的な要因で自殺を選択される方が多くなると予想されておりました。

予想通りと言えば予想通りですが、ここまで悲しい気持ちになるとは想定外でした。

休業者を失業者と捉えるならば

「失業率2.9%」という数字で安心している人が多いかもしれません。
とくに、アメリカの失業率が改善したとはいえいまだに2桁であるのと比較すると、日本の状況はかなり良好だと考えられるかもしれません。
しかし、日本の失業率がこのように低いのは、労働力調査が、休業者を「雇用されている」と捉えているからなのです。

(中略)
仮に7月における休業者220万人を失業者とカウントするなら、7月の失業者数は現実の失業者196万人に220万人を加えた416万人となり、失業率は6.2%となります。

引用元:日本の失業率「2.9%のはずはない」という根拠

上記の引用元記事において、野口氏(以下敬称略)は、休業者を失業者と捉えるならば、7月の完全失業率は6.2%になると主張しています。

完全失業」の定義について、説明します。

完全失業者の定義についての3条件が総務省統計局のHPに明示されています。
参照URL:http://www.stat.go.jp/data/roudou/qa-1.htm

(1)「仕事に就いていない」
(2)「仕事があればすぐつくことができる」
(3)「仕事を探す活動をしていた」

3条件を満たす人だけが、完全失業者として統計に反映されるのです。

あまりにも景気が悪くて求職活動をあきらめてしまった人、求職活動するための資金が無い人、就職できない絶望から自殺してしまった若者は完全失業者に含まれません。

野口の主張を私なりに解釈するのであれば、休業者は1番目の仕事に就いていないという条件に合致しないから、完全失業者ではないと統計上はそうなっているということなのでしょう。

私は2020年10月で完全失業率が3.6~3.8%になると予想します。
休業者の3割から4割が失業者になり、その中で求職活動を継続している人間がどれほどなのかにもよりますが、完全失業率上昇トレンドは動かないでしょう。

私の完全失業率予測は果たして的中するのでしょうか。
菅総理大臣が大規模補正予算案を衆参両院で通過させることが無い場合は、十分あり得る数字と判断しております。

藤井聡先生はもっと悲観的に想定してらっしゃるようです

実際、不況と自殺者増がつながっているのは間違いない。京大の研究グループ「レジリエンス実践ユニット」(ユニット長・藤井聡教授)によると、実質GDP成長率が下落すると、失業者が増え、自殺者が増えるという相関関係は実証されているという。
同ユニットが4月に行った試算では、コロナ不況で今年度の実質GDPがマイナス14.2%になると想定すると、最悪時(20~21年度末)に失業率が6.0~8.4%にハネ上がり、年間自殺者は3万4449~3万9870人(19年度比1万4280~1万9701人増)に上るという。

引用元:8月の自殺者「15%増」の背景…コロナで踏ん張るも“心が折れた”恐れ

藤井聡先生は私よりもさらに悲観的な完全失業率を提示しており、6%以上、8.4%に跳ね上がる可能性があるとのこと。

失業が失業を呼ぶということがございますので、あり得ない話ではございません。

ただ、失業者になる前に自殺する方、失業者になってもハローワークに行かず、求職活動をしない方、専業主婦や専業主夫に戻る方などを想定するとそこまで高くならないのではないかと私は考えております。

さて、私の体感的な失業率予想と藤井聡先生のレジリエンス実践ユニットの失業率予想が当たるのでしょうか。

どちらにせよ日本経済は阿鼻叫喚の地獄絵図となり得ると思います。

以上です。

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