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台湾を利用して対中牽制するアメリカ。機密文書が公開され米中新冷戦

投稿日:

台湾

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2020年9月1日(令和2年9月1日)

台湾は油断しているのだろうか

台湾の国防部(国防省に相当)は31日、中国の軍事力に関する年次報告書を発表し、中国の軍事力は拡大しているが、全面的に台湾を侵攻する作戦能力はなお備わっていないとの認識を示した。
報告書では、中国軍が実戦訓練を強化し、新たな戦闘様式への強度を構築しているほか、先進の技術・武器開発に注力していると指摘。
同時に「台湾に対する戦術や戦略の運用では、台湾海峡の自然地理的環境によって制約を受け、陸用装備や後方支援態勢も不十分」であることから、「中国は台湾を全面的に侵攻する正規作戦能力を依然として有していない」と分析した。

引用元:中国、台湾への全面侵攻能力なお持たず 台湾国防部が年次報告

台湾の国防省は中国の軍事力に関する分析結果を発表し、全面的に台湾を侵攻する作戦能力は備わっていないとの認識を示しました。

台湾海峡の地理的な制約を受け、上陸するための装備や後方支援体制も不十分であるため、中国は台湾進攻の作戦能力を有していないとのこと。

率直に申し上げて、中国人民解放軍の作戦能力を過小評価しているのではないかと不安になります。

作戦能力を有しているが台湾進攻を成功させるほごの軍事力を有していないという表現なら理解できますが、そもそも作戦能力を有していないという分析には首を傾げざるを得ません。

どういった分析手法で、どういった内部事情を把握しているのか気になります。

機密文書が公開され、対中牽制か

米国が中国への圧力を一段と強めている。
米国の対台湾窓口機関である米国在台湾協会(AIT)は8月31日、台湾への武器売却制限などを示した1982年の米中共同声明にからむ機密文書の全容を公開した。
文書では「中国がより敵対的な態度を見せた場合は、(台湾への武器売却についての約束を)無効にする」などと記してあった。
米国から台湾への武器輸出が増えるなか、その正当性を米国が中国に示すための材料として公開されたものとみられる。

引用元:台湾への武器売却「中国の対応次第」、米機密文書公開

アメリカが米中共同声明に関係する機密文書を公開し、中国が敵対的な態度を見せた場合には、台湾への武器売却を徐々に減らす約束を無効にするという取り決めがあったようです。

正直に申し上げて、米中の外交上での戦いに関してはすでに最終局面なのではないかと推察します。

こんな機密文書を公表してしまっては、中国の面子がまる潰れでございます。
中国共産党の高官はさぞ怒り心頭でしょう。

「8.17コミュニケ」に対する米中の認識には隔たりがある。
中国は同コミュニケを根拠にトランプ米政権が最近、台湾への武器売却を相次ぎ決めていることを激しく非難している。
一方、米国はコミュニケの前提が中国によって崩されていると主張。
機密文書の公開で、それを裏付けたい狙いがあったとみられる。

引用元:台湾への武器売却「中国の対応次第」、米機密文書公開

相手の主張の根幹を崩壊させるような機密文書ということらしく、これで決定的に外交上では亀裂が米中間で発生するでしょう。

これからどんどん外堀が埋まり、米中開戦になるかもしれません。
核武装国家同士は戦いたくないはずなのですが、小規模紛争で、お互いに抑制的な武力衝突であれば、あり得るような展開になってきました。

アメリカは台湾に魚雷と戦闘機を売却

トランプ米政権は20日、総額1億8000万ドル(約190億円)にのぼる台湾への武器売却を決め、米議会に通知したと発表した。
魚雷とその関連部品などで、同日に2期目を迎えた台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)政権を支援する姿勢を鮮明にした。
中国が反発するのは確実だ。

引用元:米、台湾に魚雷売却へ 蔡政権支援を鮮明に

アメリカは魚雷を台湾に売却しました。
中国海軍の艦船や潜水艦を破壊するために必要な武器なのではと推察します。

クーパー氏は「中国と台湾の関係が安定することが米国の利益だ」との見方を示した。
米メディアによると米国は14日、台湾に戦闘機F16の最新型66機を売却すると正式に決めた。
F16はこれまで台湾が保有していた戦闘機に比べて航続距離が長く、中国側の基地の攻撃が可能になり、台湾の軍事力を大きく高める。

引用元:米国務省高官「台湾の自衛力強化に取り組む」

拙ブログでも繰り返しお伝えしておりますが、アメリカが台湾にF16を売却することになりました。

航続距離が長くなるので、敵基地攻撃が可能となるそうです。
F16はマルチロールファイターですので、空対地攻撃が可能となり、軍事基地を潰すことができます。

台湾が高速機雷敷設艦

台湾が自主建造した高速機雷敷設艦初号艦の進水式が4日、北東部・宜蘭県蘇澳であった。
国防部(国防省)は計4隻を発注しており、同日は2号艦の竜骨設置式も併せて行われた。
同部の予定通り、2021年までに全隻の引き渡しが完了する見通し

引用元:台湾が自主建造した高速機雷敷設艦、初号艦が進水式

台湾は自主建造した高速機雷敷設艦4隻の進水式を行いました。
台湾海峡に機雷を敷設して、中国海軍の作戦行動を制限しつつ、敵の海洋戦力を効率的に破壊したいのでしょう。

できれば、日本にも欲しいので、カタログスペックを確認したいです。

以上です。

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