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反逆する武士
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2020年2月13日(令和2年2月13日)
皇位継承議論は4月以降になる
菅義偉官房長官は10日の衆院予算委員会で、安定的な皇位継承策の検討に向けて、有識者からの意見聴取をすでに始めていると明らかにした。
引用元:皇位継承策 意見聴取開始 4月以降に検討本格化
本格的な検討は4月の「立皇嗣の礼」を終えた後に始めるとの見通しを示した。
国家の根本にかかわる問題と指摘し「国民のコンセンサスを得るためには十分な分析、検討と慎重な手続きが必要だ」と強調した。
菅官房長官は衆院予算委員会で、皇位継承策の検討に向けて有識者からの意見聴取をすでに始めているとのことです。
いや、遅すぎるでしょ・・・というツッコミは置いておきますが、ようやく皇位継承議論が始まるようでございます。
私も皇位継承問題に踏み込む電子書籍を出版する予定ですが、4月以降にしたいと思います。
旧宮家系国民男子の皇籍取得は現状無理
自民党などには男系天皇を維持するため、戦後廃止された旧宮家の皇籍復帰を求める声もある。
引用元:皇位継承策 意見聴取開始 4月以降に検討本格化
山尾氏が政府として旧宮家の子孫の意向を確認したことはあるかを問うと、菅氏は否定した。
今後も確認する予定はないとの方針を示した。
男系固執派は占領期間中に皇籍離脱した旧皇族の子孫の方々を皇室に戻すということを解決策として定義しております。
菅官房長官の答弁としては、旧宮家の子孫のご意向を確認したことは無く、今後も確認する予定はないとのことです。
男系固執派の解決策は、安倍政権下では却下されたようです。
こうなった以上、少なくとも女性宮家の創設という方向に舵を切らないと皇統断絶の危機が高まることになります。
後世の歴史家から皇統断絶の戦犯と罵られるのは、安倍総理かもしれません。
ただ、あえて私は明言させていただきますが、もし安倍政権下で女性宮家の創設まで踏み込んで皇位継承の安定化策を実現するのであれば、高く評価させていただきます。
現状、安倍政権を全否定させていただくような政治スタンスを採用している私でございますが、考えを改めるかもしれません。
男系固執派の妄言を切る
令和への改元とともに、皇位継承の危機を説き、女性・女系天皇容認論に誘導する動きが強まっている。
引用元: 男系継承破れば日本分裂 別王朝への道を開く女性天皇
しかし、皇位継承の危機は確かにあるが、言われるほど強いわけではない。
10年以上前に中川八洋氏が述べていたように、よほどのことがない限り、30年ほどは今の制度でも安泰だともいえる。
あわてて女系容認につながるような制度を作るよりは、現状維持の方がよい。
大月短大名誉教授の小山常実氏は上記のように述べています。
男系固執派の中には、皇位継承の危機的状況を危機的状況として認識できていない方がいらっしゃるようでして。
本当に嘆かわしいと言わざるを得ません。
現在、皇統に属する男系の男子で皇位継承権があるのは事実上2名です。
※誠に失礼かと存じますが常陸宮殿下はご高齢のため触れません
1、秋篠宮殿下
2、悠仁親王殿下
皇位継承権をお持ちなのは2名ですよ。
少ないでしょ?まずこれだけで危機感を持たねばなりません。
また、おそらく30年後には皇位継承権保持者が悠仁親王殿下のみとなる可能性が高いと考えられます。
考えたくないことを考えてみましょう。
何らかの事故、ご病気、テロなどによって悠仁親王殿下が亡くなられたらどうなりますか。
悠仁親王殿下がご結婚されなかったらどうしますか。
悠仁親王殿下がご結婚された場合でもお子様がお生まれにならなかったらどうしますか。
悠仁親王殿下とご結婚された場合でもお子様が女性だった場合どうしますか。
これほどの皇統断絶リスクがあるのに、危機的状況ではないとおっしゃるのでしょうか。
神風が吹くのをただ待ちますか。
最悪の状況を想定し、それに対処するのが安全保障というものでしょう。
それが無自覚な男尊女卑
女系容認論の人たちは、第二原則を重視して、その結果、第一原則を破って女系天皇が誕生してしまっても構わないと考えている。
引用元: 男系継承破れば日本分裂 別王朝への道を開く女性天皇
その時は、日本の危機が訪れる。いや、女系天皇が出てくる前段階である女性天皇が誕生したとたんに訪れる。
女性天皇の配偶者が日本の権力者である場合、皇室がその権力者に壟断(ろうだん)される可能性が生まれる。
外国人である場合には、国を乗っ取られる可能性が出てくる。
王位継承をめぐって、外国人が乗り込んで国を乗っ取った例は、ヨーロッパでは本当に多くあることに注意されたい。
乗っ取られなくても、王位継承をめぐる戦争は、数多く起きていることに注意されたい。
そもそも、天皇及び皇族に政治的権力はございません。
こんなこと、日本国憲法に書いてある基本的なことですし、今後憲法が改正されたとしても、政治権力を握らないという原則は動かないでしょう。
しかしながら、小山常実氏(以下敬称略)は女性天皇の配偶者が日本の権力者である場合、皇室が壟断されると主張しています。
※壟断とは利益や権利を独り占めにすること。
時代錯誤も甚だしいと言わざるを得ません。
確かに、古代の皇室だったらそういったことはあるかもしれませんが、現在は立憲君主制ですので、ちょっと考えにくいです。
さらに、女性天皇の配偶者が外国人だったらというお話がございます。
なぜ女性天皇を想定するときに外国人の配偶者という話が出てくるのでしょうか。
男性天皇もしくは男性皇族でも配偶者が外国人になるという危険性はございます。
これは女性天皇及び女系天皇を認めるに当たり問題になるということではなく、天皇及び皇族の自由恋愛を認めるか否かで問題にすべきことです。
もちろん自由恋愛を認めるべきです。
※外国人配偶者は「天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であるから、外国人配偶者だけは止めてほしいと国民からお願いすべきことです。
頭の中が中華思想で満ちている
そして、その女性天皇と日本人または外国人との子供が皇位に就けば、完全に別王朝が始まることになる。
引用元: 男系継承破れば日本分裂 別王朝への道を開く女性天皇
別王朝が始まれば、男系で正統な天皇を担ぐ勢力が当然出てくる。
すると、日本国内が分裂していく可能性が高まろう。
内戦にまで発展する論理的可能性は明確にある。
これ、完全に易姓革命の考え方と言えます。
女性天皇と民間の男性が結婚された場合、その家の姓が男性の姓に変わるため、王朝が変わるものとして考えてしまっています。
これは皇室の基本事項なのでございますが、皇室に嫁ぐ民間人女性の場合、嫁ぐ時に姓(苗字)が無くなります。
また、皇室には姓はありませんし、苗字もありません。
皇后陛下を小和田雅子様とお呼びすることが無い(雅子様と呼ぶ場合は女性誌などではあり得ますが・・・)ことでご理解いただけると思います。
民間人男性が皇室に入る(入り婿)場合でも、姓(苗字)を無くせば問題ありません。
易姓革命にはなり得ません。
皇室を全く知らない素人の発言と思って我慢することにします。
本当は本気で怒りたいのですがね・・・(; ・`д・´)
以上です。