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反逆する武士

国際情勢

イギリス離脱が選挙によってどのように変わるのか、分析してみました

投稿日:

イギリス

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2019年12月6日(令和元年12月6日)

アイルランド国境問題のジョンソン案

10月初旬にジョンソン首相はメイ首相の離脱協定案に代わる新たな提案を行った。
その概要は、ジョンソン首相が問題視するアイルランド国境問題に関するバックストップに代わって、英国が全体としてEUの関税同盟から離脱する一方、北アイルランドが農産物や工業製品に関するEUの基準や規制の適用を受けることで、国境での検査を不要にするというものであった。
バックストップでは英国全体が実質的にEUの関税同盟に留められるために、第三国との間でEUとは異なる英国独自の貿易協定が結べないという問題があったことから、これを排除したのである。

https://toyokeizai.net/articles/-/317507?page=2

ジョンソン首相がメイ首相の離脱協定案の代替案を提示しました。
北アイルランドだけ農作物や工業製品に関するEUの基準や規制の適用を受けることで、英国全体がEUに留まる可能性を排除する提案だったようです。

このような場合だと、第三国の間でEUとは異なる英国独自の貿易協定が結べなくなるので、こういった提案をしたようです。

個人的な意見でございますが、ある意味では北アイルランドをEUに残すことで、イギリス本土をEUから離脱させるような離脱協定案であり、北アイルランドを犠牲に、イギリス本土を救済するかの如き協定だと思います。

しかし、EU側からすると新提案には受け入れがたい点があった。
それは、北アイルランドがEUの関税同盟から抜けることで、アイルランド国境において通関手続きが必要になるという問題であった。
ジョンソン首相の提案は北アイルランド紛争の和平合意に示された国境での自由な往来を保障するものではない、という点が問題とされたのである。

https://toyokeizai.net/articles/-/317507?page=2

EU側としては、ジョンソン案は飲めなかったようです。
北アイルランドがEUからの関税同盟から抜けることで、通関手続きが必要となり、北アイルランドとアイルランドの紛争が再燃する可能性があるからです。

北アイルランド紛争の和平合意を破り捨てるかのような協定は、北アイルランド紛争の再開を意味するため、EU側が飲めなかったというのは理解できるお話でございます。

ある意味、上記の東洋経済オンラインの記事で、初めて北アイルランド問題を理解できたような気がします。

ジョンソン首相は北アイルランドの通関手続きを不要とした

これを受けて、ジョンソン首相は提案修正に踏み切った。
それは、北アイルランドを含む英国全体が法的にはEUの関税同盟から離脱するという原則を維持しつつ、アイルランド国境での通関手続きを回避するために、英国本土(グレート・ブリテン島)と北アイルランドの間で通関手続きを実施するという内容であった。

https://toyokeizai.net/articles/-/317507?page=2

これにより、北アイルランドとアイルランドの間の通関手続きは回避され、イギリス本土と北アイルランドの間で通関手続きを行うように提案を修正した模様です。

北アイルランドとアイルランドの紛争を再燃させず、実質的に関税同盟から離脱するということのようであり、完璧ではないものの、現実的な提案として妥当だと思います。

ブレクジット党の立候補見送りは保守党の追い風にはならない

可能性が高いとみられているのは、保守党が過半数議席を獲得して総選挙に勝利し、ジョンソン首相の離脱協定案が議会で承認されて1月末での離脱が達成されるというシナリオである。
政党支持率に関して保守党が労働党を大きく引き離していることから、このシナリオが現実化することは十分考えられる。
また、離脱票をめぐって競合するEU離脱党が、立候補者を大幅に縮小したことも保守党への追い風となった。

https://toyokeizai.net/articles/-/317507?page=4

上記の中で、おそらく重大なフェイクが含まれている可能性がございます。
ブレグジット党を率いるファラージが保守党に道を譲ると見られていたのですが、そうではないようです。

ファラージュ氏はハルで行われた選挙行事に出席し、保守党も狙っている労働党優勢の主要選挙区で、ブレグジット党の候補者を取り下げることはないと示唆。
「われわれは立ち上がり、英国内のあらゆる選挙区で労働党と闘う。疑う余地はない」と言明した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-14/Q0YJK3T0G1KW01

保守党が単独過半数を得るためには、労働党の候補者を落選させ、保守党の議席を増やさなければなりません。

労働党優勢の主要選挙区にて、ブレグジット党も候補者を出すとなると、保守党による労働党議席の奪取が難しくなります。

欧州連合(EU)離脱を訴える英ブレグジット党のファラージ党首は14日、来月12日の総選挙について、労働党が前回の選挙で僅差で勝利した選挙区に候補を擁立しないよう求める声が出ているが、そうした要求を拒否すると表明、ブレグジット党の目標は議席を獲得し、EU離脱を巡るジョンソン首相の責任を問うことだと述べた。
ファラージ党首は11日、保守党が前回の選挙で勝利した317の選挙区に候補を擁立しない方針を表明。

これを受けて保守党が過半数議席を獲得する可能性が出てきたが、ファラージ党首はこれ以上の譲歩を拒否している。

http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKBN1XO13S.html

お話がわかりにくいため、整理させていただくと、ブレグジット党は保守党が前回の選挙で勝利した317の選挙区においては候補者擁立を見送るが、それ以外の選挙区への候補者擁立見送りは拒否したということのようです。

こうなってきてしまうと、EU離脱賛成票が保守党とブレグジット党に分散してしまうので、相対的に労働党が有利になってしまいます。

このような情勢だと、ブレグジット党に勝ってもらい、保守党との連立政権を樹立していただくしかありませんが、イギリスの小選挙区で勝利できるほど甘くはないと思います。

個人的にはブレグジット党の躍進に期待したいですが、EU残留派の自由民主党も躍進するでしょうから、予断は許さない情勢だと見ています。

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