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非公式的な露中同盟か、ロシアと中国を分断して対中包囲網を形成せよ

投稿日:

中国 ロシア
はむぱんさんによる写真ACからの写真

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2019年11月1日(令和元年11月1日)

ロシアと中国の軍事協力が強化

ロシアは中国に対し、ミサイル攻撃警告システムの開発に協力する。
プーチン露大統領は第16回ヴァルダイ会議の討論においてそのように発言し、「これは大変大きなことだ。中国の防衛能力を大幅に、根本的に向上させる。現在このシステムを持っているのはアメリカとロシアだけだ」と述べた。
ミサイル宇宙防衛システムの構築を担当する国家間企業「ヴィンペル」のセルゲイ・ボヨフ社長は、現在、同企業の専門家らが中国のミサイル攻撃警告システムのシミュレーションを行っていると伝えた。

https://jp.sputniknews.com/reportage/201910166760984/

はっきり申し上げまして、上記のニュースの重要性をご理解いただけるならば、あなたは軍事通と言えるでしょう。

中国の核戦略において、とても重要な意味がございます。
中国はミサイル攻撃警戒システムを保有していないため、誰から核攻撃されたのかを特定することができませんでした。

報復核攻撃能力を持たなければ、核抑止など成立しません。
報復核攻撃するためには、誰が核ミサイルを中国に対して撃ったのかを即座に特定しなければなりません。

現状の中国では、相互確証破壊が成り立っていないのです。
※詳細に関しては、兵頭二十八氏の著作をご参照いただきたいと思います。

しかしながら、ロシアとの軍事協力が強化され、ミサイル攻撃警戒システムが万全な状態で整備されるとなると、中国の軍事的存在感は高まってしまうでしょう。

アメリカからのニュークリアブラックメール(核攻撃するぞという脅し)にも対抗することができるようになります。

非公式的な露中同盟になるのか

この記事が引いている「両国指導部は『軍事同盟締結』の方針を決定済み」とのコメントはロシア国立高等経済学院のマスロフ教授によるもので、両国政府が公式に発したものではありません。
両国政府は今年6月、「包括的・戦略的協力パートナーシップ」を発展させると宣言しています。この時の文書で「軍事同盟」を明確に否定しています。
この宣言は、国交樹立70年を記念する行事に参加すべく中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席がモスクワを訪れた時に出したものです。
否定する理由は明らかです。
どちらも、いたずらに米国を刺激したくはない。
加えて、もしいずれかの国が米国との軍事紛争に入れば、これに巻き込まれる懸念が生じます。
そのような事態は避けたい。
同盟に伴う「巻き込まれのリスク」は負いたくないのです。

https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00023/103100105/

ロシアと中国のパートナーシップは深化しているようですが、アメリカを刺激したくないため、表立って同盟条約を締結することはなさそうです。

上記の記事の中で、小泉悠氏(以下敬称略)はロシアと中国が同盟を結び、どちらかがアメリカとの軍事紛争に入れば、巻き込まれる恐れがあり、そのような事態は避けたいと考えているとのことです。

かつての日英同盟のような防守同盟であれば、条約締結国の一方が他国と戦争状態に突入したら中立を保つ、複数国家との戦争になれば、参戦義務などとすることも考えられますが、それは嫌なようです。

プーチンは対中牽制も忘れない

ロシアのコバエフ駐フィリピン大使は28日までに、ロシアのプーチン大統領がフィリピンを訪問することを明らかにした。
フィリピンのドゥテルテ大統領からの要請を受け入れたもので、プーチン氏が同国を公式訪問するのは初めて。
フィリピンは中国と南シナ海の領有権をめぐり争うなか、ロシアとの関係を強化することで中国をけん制するねらいもありそうだ。

(中略)

ロシアは軍装備品や海上原子力発電所の東南アジアへの売り込みをねらっている。
フィリピンは同盟国の米国から距離を置き、ロシアとの協力関係を深めたい意向をかねて示している。
ロシアに続くフィリピンでの首脳会談で協議が進展する可能性もある。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51514900Z21C19A0000000/

ロシアのプーチン大統領はしたたかな外交を展開しています。
中国と領有権争いをしているフィリピンと接近する模様です。

ロシアはベトナムとも関係が深く、ロシア製の潜水艦の工場もベトナムにございます。

おそらく潜水艦を輸出することが狙いでしょう。
南国でも作戦が可能で、錆にくいチタン合金製の輸出用潜水艦を既に開発済みです。

ロシアと中国を離反させるにはどうすべきか

ここで外交的なことを考えなければなりません。
我が国日本としては、対中軍事衝突時にロシアの好意的中立を獲得することは国家安全保障上重要なことです。

尖閣諸島で軍事紛争が発生した場合、ロシアに北海道を奇襲されたら、二正面戦争となってしまい、我が国日本は国力を二分して闘わなければなりません。

それは回避しなければならない最悪のケースです。
それに加えて、韓国が対馬を奇襲することも想定しなければならない国際情勢を鑑み、猶予はありません。

なんとしてもロシアと中国を離反させる方向に舵を切らねばなりません。
具体的には何をどうすればいいのでしょうか。

ロシアの東南アジア向けの潜水艦輸出を後押ししてやればいいと思います。
価格交渉で難航するでしょうから、我が国日本がお金を全額肩代わりすればいいのです。

ロシア製の潜水艦が東南アジアにおいて、対中紛争に役立つことになりますし、平時においてもシーレーン防衛のために役立つでしょう。

少なくとも我が国日本にデメリットはございません。
むしろ、東南アジア諸国が中国から軍事的圧力を受け続けるということの方が問題と言えます。

もっと言えば、ロシアとインドを抱き込み、対中包囲網を形成するようにしなければ、中国の膨張を止めることはできないでしょう。

以上です。

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