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現代貨幣理論

現代貨幣理論への疑問に答える!なぜ銀行はお金を集めるのだろうか?

更新日:

大変お世話になっております。
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2019年5月7日(令和元年5月7日)

本日は現代貨幣理論への素朴な疑問に関してお答えしたいと思います。
私なりの仮説としてお読みいただければ幸いに存じます。

現代貨幣理論において重要な理論的支柱として「万年筆マネー」という単語がございます。
まずはここから話を起こしていきたいと思います。

万年筆マネーとは何か

私なりの解釈で万年筆マネーを説明したいと思います。

民間金融機関(主に商業銀行など)は一般の日本国民から集めた現金を担保として、お金を融資しているわけではございません。

民間金融機関(主に商業銀行など)は我々から預かったお金の分だけ貸せるわけではなく、お金を借りる経済主体(個人、企業、地方自治体、中央政府など)の返済能力に依存します。

極端な話、 民間金融機関からお金を借りる経済主体が絶対に債務不履行(デフォルト)に陥らないと仮定するならば、民間金融機関はお金を無限に融資できるのです。

なぜならば、民間金融機関はその預金口座において、融資額を記帳すればいいだけだからです。

預金通帳に万年筆で書きこむだけでお金が生み出されるため、万年筆マネーと呼ばれているそうです。
※個人的には金融関連システムに金額を打ち込み、ATMなどで記帳することから、システムマネーと呼ぶのが適切であると思います。

これは東洋経済オンラインの中野剛志氏(以下敬称略)の記事を見ていただければご理解いただけると思います。一部引用させていただきましょう。

銀行は預金を元手に貸し出しを行うのではなく、その反対に、銀行による貸し出しが預金を生む。
それゆえ、原理的には、銀行は、返済能力のある借り手さえいれば、資金の制約を受けずに、いくらでも貸出しを行うことができてしまう。

https://toyokeizai.net/articles/-/273275?page=2

例えば、とある銀行が100万円のみ現金を預かったとします。設立したてでまだ業務を始めて数時間とします。

とある銀行は100万円までしか融資できないのでしょうか。そうではありません。

銀行の融資の制約条件は「貸したお金が返ってくるか否か」であり、「預かった現預金の金額」ではないということです。

なぜ銀行はお金を集める必要があるのか

万年筆マネーをご理解いただいたと思いますが、ここで率直な疑問が生じると思います。

お金を借りる経済主体がお金をしっかりと返済できるのか否かが制約条件とは言え、理論的には無限にお金を生み出せるならば、なぜお金を集める必要があるのか・・・と。

しかも、預かったお金に対して利息を支払ってまでもお金を集めます。個人には口座開設と同時に500円から1000円は最低でもお預けくださいとアナウンスされます。

私なりに以下回答させていただきたいと思います。3点理由があると推察しています。

1、顧客情報が欲しいから

お金を集めるということは預金口座が必要です。その際、住所などの個人情報をしっかりと収集されます。

ある意味顧客情報になります。その顧客情報を元に、住宅ローンや投資信託などの金融商品をプッシュしていきます。

ある意味、民間金融機関とお客の接点を作るために、お金を集めているのではないでしょうか。

2、手数料が欲しいから

お金を民間金融機関に預けるということはお金を引き出す機会があるということです。

新たに開設した口座が給料の振込口座だとすれば、引き出し機会は多くなるでしょう。

そのような場合、引き出しに際して手数料をいただくことができます。基本的には無料でも、コンビニで引き落とすときは有料だったり、夜遅くの引き落としは有料だったり、休日や年末年始は有料だったりします。

民間金融機関はそのような手数料が欲しいため、お金を集めるのではないでしょうか。諸外国では口座を保有していると一定金額を管理費として徴収される場合もございます。

ある意味狭義の手数料と言えるのではないでしょうか。手数料や管理費収入を得るという目的のためにお金を集めるのです。

3、現金が欲しいから

万年筆マネーにおいて無限に増やせるのは預金です。現金ではございません。

民間金融機関が日本銀行券を自由に刷るとなれば、ルパン三世 カリオストロの城に出てくるカリオストロ公国のような貨幣偽造になってしまいます。

貨幣偽造はどう考えても駄目です。通貨価値が下落し続け、紙幣乱発型物価上昇を招き、経済が極度に不安定化してしまいます。

さてそれはさておき。

民間金融機関は預金は増やせますが、現金は増やせません。その影響で何がどうなるかと申しますと、預金を現金として引き出されたときに困ってしまうのです。

例えば、Aという企業とBという企業がございます。そのAとBの間で大きな取引がございました。

1億円の取引だったと仮定します。Aという企業がBから納入された高性能スパコンの代金として、1億円を現金でBへ支払う場合はどうなるでしょうか。

Aの銀行口座の預金から1億円を現金として引き出し、Bという企業へ持ち込む必要がございます。

Aのメインバンクは困ってしまいました。さすがにいきなり1億円を現金で用意してくれとか言われても、そこまでの大金は手元にないため、同系列の銀行から手配しなければなりません。

・・・上記はちょっと極端な例ですけど、現金が手元にないという事態に何とか対応する必要がございます。

さすがに金融機関において、現金が用意できないというのは死活問題です。預金は流動性が高い(現金化しやすい)というメリットを保つ必要がございます。

ではどうすればいいのでしょうか。少額でもいいので現金を集めればいいのです。

各個人のお金は微々たるものですが、1万人が1万円を預金したら、現金1億円を手元に用意することができます。

そうすれば、不意の預金引き出しに対応することができます。対応できなければ信用不安が増大し、取り付け騒ぎになります。最悪、金融機関の破綻につながるでしょう。

現代貨幣理論への素朴な疑問に答えてみました。もうちょっとエビデンスがほしいところです。

近日中にブラッシュアップできればと思います。

以上です。今後ともよろしくお願い致します。

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