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世界経済

ドイツ銀行の株価低迷が深刻度を増している投資家に警告する注意せよ

更新日:

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2019年6月1日(令和元年6月1日)

イタリアの財政懸念によりドイツ株が低迷

本日はドイツ銀行の株価が低迷しており、6ユーロを割り込む勢いです。
そのため、拙ブログをご覧の投資家に対しては何らかの金融危機の発生が見込まれるかもしれないので、警告します。

このドイツ銀行の株価低迷はイタリアの財政懸念を受けて、ドイツ株の低迷の煽りを受けたことが原因です。

EU(欧州連合)がイタリアに対して課徴金を課す可能性が高まったため、株式市場は敏感に反応したのです。

イタリアの財政赤字の金額が縮小すれば、イタリア経済は不調に陥り、その恩恵を受けているドイツ系の輸出関連企業が打撃を受けてしまうからです。

参考URL: https://www.nikkei.com/article/DGXLASGR28H2E_Y9A520C1000000/

上記の通り、ドイツ銀行の株価低迷は本当に深刻度を増しています。
一時期は7ユーロ後半まで株価は戻していたのですが、昨今の株価低迷は6ユーロを下回る一歩手前です。

ドイツ銀行とは何か

拙ブログに初めてお越しの方もいらっしゃると思いますので、ドイツ銀行について簡潔に説明したと思います。

ドイツ銀行とはドイツ最大の民間銀行です。
ドイツの中央銀行ではなく、純粋な民間銀行であり、日本で例えるならば、みずほ銀行や三菱UFJ銀行と同じような民間銀行です。

そんなドイツ銀行の何が問題なのかと申しますと、大量のCDSを抱えており、国際金融における金融危機の震源となっているからです。

CDS(クレジットデフォルトスワップ)とは何か

ここで、CDS(クレジットデフォルトスワップ)とは何かを説明しなければなりません。

CDSとは端的に説明すれば「債務不履行保険」のことです。
投資におけるリスクを一時的に見えなくするものであり、存在そのものが罪深い金融派生商品なのです。

とある企業が債務不履行に陥ったとします。

その場合、その企業に貸し付けていたお金が全額戻ってくることはありません。
基本的に企業に投資もしくは融資するということは貸したお金が戻ってこないというリスクを背負うことになります。

そのようなリスクを軽減するために発案されたのが、CDSなのです。
とある企業が債務不履行に陥ったときに、その企業の代わりに融資金や投資金を支払います。

その代わり、その企業が債務不履行をしなかったら、プレミアム(保険料/オプション料)を支払います。

悪く言えば、CDSとは企業や政府が債務不履行に陥るのかそうでないかを賭ける丁半博打のようなものです。

ドイツ銀行はこのCDSを多数発行しており、債務不履行リスクに怯える企業や投資家から多額のプレミアムを受け取っています。

ただ、米中貿易戦争に伴う企業倒産や金融機関の破綻などで、一気に支払うお金が増えてしまう可能性が以前より心配されているのです。

参考URL: https://japan.pimco.com/ja-jp/resources/education/bond-basic-what-is-cds

一番の問題はドイツ銀行が抱えるCDSや金融派生商品の金額が5500兆円から7500兆円と言われており、人類が未だ経験したことのない金融危機に発展する可能性がございます。

ロイターによると5500兆円と報道されています。
参考URL: https://jp.reuters.com/article/europe-markets-deutsche-idJPKCN1J31V9

CDSや金融派生商品の一部でも吹っ飛んだら、お金が枯渇してしまい、非金融民間企業にお金を貸せないという事態にもなり得ます。

そうなると、設備投資を行えなくなる民間企業が出てしまい、経営が悪化する可能性が高まってしまいます。
それだけでも国家経済(GDP)への悪影響が大きいことがわかります。

疑心暗鬼に陥り、お金の巡りが悪くなる

そして、民間企業の債務不履行の多発によって、ドイツ銀行がお金を肩代わりできないとなれば、今までドイツ銀行にプレミアムを支払っている投資家や企業は驚天動地、疑心暗鬼に陥り、お金を金融市場に出さなくなります。

そうすると、民間金融機関同士のお金の融通が悪くなり、短期金利が跳ね上がる可能性が極めて高くなります。

いわゆるカウンターパーティリスクが高まることになります。

どんどんお金の巡りが悪くなり、破綻が連鎖的に発生する可能性が高まります。

ドイツ銀行はコメルツ銀行との合併を断念

ドイツ銀行は上記のような危機的状況から脱却するため、ドイツ国内の民間金融機関であるコメルツ銀行と合併して乗り切ろうとしておりました。

コメルツ銀行の労働組合の反対などがあり、合併を断念するということがございました。

コメルツ銀行との合併断念は投資家心理を悪化させました。
事前期待があった分、落胆も大きかったようです。

参考URL: https://jp.reuters.com/article/commerzbank-m-a-deutsche-bank-idJPKCN1S1123

ドイツ銀行は中国市場に深入りする

ドイツ銀行は中国市場にて収益を確保するため、中国当局に免許の取得を申請した。

米中貿易戦争でデフォルトが多発しつつある中国市場にて収益を確保するなんて正気の沙汰ではありません。

リスクを取り、収益を確保するつもりでしょうが、絶対に失敗します。
虎穴に入らずんば虎子を得ずとでも思っているのでしょうが、策士策に溺れるという事態になります。

参考URL: https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-01-30/PM5BPC6VDKHX01

ドイツ銀行はインドで不良債権買い取り部門を設立

さらにドイツ銀行はインド市場にも介入しようとしています。
インド市場において、通常の投資銀行業務をするのであれば問題ないのに、不良債権を買い取る部門を設立するそうです。

確かに中国市場よりかは安全性が高いと思いますが、それでも危険な橋を渡ることには変わりありません。

私は下策だと思います。
参考URL: https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-18/POJSFH6TTDS001

ドイツ銀行は本当に危ない状況に自らを追い込んでいるかのようです。

以上です。

情報発信を頑張りますので、応援よろしくお願い致します。

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