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穀物の値上がりが庶民生活を直撃する。パスタとお米を大量に購入する

投稿日:

小麦,穀物
写真AC「トーフちゃん」より借用

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2022年4月1日(令和4年4月1日)

本日はエイプリルフールでございますが、それとは無関係に、穀物事情について備忘録的に記事にしていきたいと思います。

リンガーハットが値上げに踏み切る

ちゃんぽん店のリンガーハットは1日、「長崎ちゃんぽん」などの値上げを発表した。
全国の店舗で共通するメニューの約65%を20~70円値上げし、主力の長崎ちゃんぽんは30円アップの680円(東日本地区)とする。

引用元:リンガーハット、ちゃんぽん30円値上げ 原料費高騰で

私個人として応援している企業、リンガーハットが「長崎ちゃんぽん」の値上げに踏み切るとのこと。
原材料価格の高騰などがその理由だそうです。

野菜や小麦などの国産化に努力されてきたリンガーハットは尊敬に値する企業ですので、個人的には応援しております。

リンガーハットのホームページを確認したところ、2022年4月26日から値上げに踏み切るとのことでしたので、それまでに週1くらいで通うことにします。

肥料価格が作付けに影響する

米農務省が31日発表した農家の作付け意向調査によると、2022年のトウモロコシの作付面積は8949万エーカーと前年比4%減る見通しだ。
一方で大豆は9096万エーカーと4%増え、実現すれば過去最高になる。

引用元:米農家の作付け、肥料高騰でトウモロコシが減 22年調査

アメリカの農務省が調査したところ、トウモロコシの作付け面積が減少し、大豆の作付け面積が拡大するそうです。

肥料価格の高騰で、肥料を多く使うトウモロコシが敬遠されて、肥料が少なくてすむ大豆が選好されたようです。

農作物というのは、生産量を確保するためには肥料が必要ですので、肥料価格の高騰で作付け(生産量)に影響するようです。

穀物市場から投機資金を締め出すべきだ

3月31日のシカゴ市場で大豆が大幅に下げた。
米農務省が31日発表した農家の作付け意向調査を手掛かりに増産を見込む売りが出た。

引用元:シカゴ穀物概況・31日

アメリカの農務省の調査結果によって、穀物の生産量の目安ができたことで、それを踏まえた投機資金が流入した模様です。

買いが買いを呼び、売りが売りを呼ぶ展開になるという典型例と言えます。

作付け面積が拡大する大豆が供給過多になるとの予想から値を下げ、作付け面積が減少するトウモロコシは価格上昇しました。

私はかねてより、穀物市場に代表されるような食料品の市場からは投機資金を締め出すべきだと考えております。

大手ヘッジファンドなどは、国際情勢不安や戦争の勃発を儲けられるイベントと考えてしまっております。

需給が逼迫する原油、天然ガス、穀物などに投機資金を投下したり、空売りを仕掛けて、価格変動幅を大きくしています。

価格が高騰すれば発展途上国の民衆が飢えてしまい、価格が暴落すれば生産者の所得が減少してしまいます。

実際に原油、天然ガス、穀物などを欲している卸売業者や総合商社が買い付けするまたは在庫調整のために売るということなら仕方ないので、実需資金以外は締め出すべきです。

日本人としてできること

私個人としては、上記のような投機資金の穀物市場への流入や穀倉地帯を抱えるウクライナの生産量減少などから、小麦などの穀物価格は激しく上昇すると考えております。

さらに、日本国内においては小麦があまりにも高くなり過ぎて、小麦を敬遠して米を購入する日本人が増えるため、お米の価格も上昇すると予想しています。

したがって、私は現在、乾燥パスタやお米を大量に購入し、備蓄しております。
震災対策にもなりますし、節約にもなりますが、お勧めはしません。

この私の大量購入及び備蓄が吉と出るのか凶と出るのかは今年の後半になってみないとわかりません。

小麦需要を満たしていたウクライナとロシア

ロシアとウクライナの年間の小麦輸出量は合わせて世界全体の約3割を占める。
特にシェアが大きくなるのが夏から秋にかけてだ。
北半球と南半球は季節が逆のため、作付けから収穫、出荷の時期が異なる。
例年であれば夏~秋は北半球の国々の輸出が増え世界の需要を満たす構図となる。

引用元:小麦、迫る「夏の崖」 ウクライナ危機で供給懸念

ウクライナロシア戦争によって、大量の戦争難民が発生し、ウクライナの小麦作付けが思うように進まず、ウクライナ南部の港湾都市もロシア軍に包囲されております。

要するに、春に行われるはずだった小麦の作付けが減少し、生産量が減少し、物流も海路が遮断されているため、供給不足に陥る可能性が高いということです。

ロシアも各国からの経済制裁がございますので、小麦の生産量が減少すること確実ですし、そもそも小麦をロシアから購入する先進国は少ないでしょう。

北半球と南半球は季節が逆であるため、夏から秋にかけてウクライナやロシアの小麦が輸出され、価格を安定させる要因となってきました。

それが戦争で減少するということになれば、需要と供給のバランスで決まる小麦価格は上昇します。

上記でも申し上げましたが、私個人としては値上がりを予想しており、大量購入及び備蓄をしております。

以上です。

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