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脱原発派になった理由。武力攻撃と地震と津波に地上露出型原発は無理

投稿日:

原発
写真ACのacworksさんのご提供

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2021年2月27日(令和3年2月27日)

実は原発推進派だった

本日の記事は意外と(?)知られていないことでございますが、反逆する武士 uematu tubasaが脱原発派であるということを根本的なところから説明する記事でございます。

そもそも私は原発推進派でした。

どういうことかと申しますと、某国立大学に在籍時において、日本経済を語る上で、経済成長をするためにはエネルギーが必要なので原子力発電を推進するべきと主張していました。

大学卒業時において、東日本大震災が発生し、原子力発電所が機能を停止してしまい、放射性物質を放出するという事故が発生したため、原子力発電について本格的に勉強した次第です。

その結果、脱原発派に転向することになりました。

率直に申し上げて、基本的な原子力発電の仕組みや様々な資料等を読み込んでいれば、学生時代に原発推進派にならずに済んだと思っています。
大変お恥ずかしい話でございます。

こういった経験から、私は常に勉強を欠かさず、知らないことは積極的に情報を収集するべきだと考えるようになりました。

原発に反対する理由

私が我が国日本の原子力発電に反対する理由を以下に列挙したいと思います。

1、仮想敵国にとっての軍事的目標になり、自国にとっての軍事的弱点になるから
2、地震や津波で原発の冷却機能が失われ、事故が発生する可能性があるから

3、原発で働く労働者が放射線で蝕まれることになるから
4、安全対策に莫大な費用が必要になるから

以下において、上記で列挙した理由について説明していきたいと思います。

軍事的弱点をわざわざ建設するのは駄目だろう

まず、第一に原発とは仮想敵国にとっての軍事的目標になり、自国にとっての軍事的弱点になるため、すぐさま撤去するべきと考えます。

現在の我が国日本の原発は地上に露出した軽水炉である以上、北朝鮮や中国からのミサイル攻撃や空爆、地上から侵攻してくる少数の部隊によるロケット弾を使用した攻撃によって、冷却機能が失われる可能性がございます。

軽水炉はとても頑丈に建設されているので、ミサイル攻撃でも耐えられるというお話がございますが、軽水炉を制御している設備となると話は別になります。

直接破壊することは無理としても、冷却機能を失わせるだけでも、原発事故につながり、放射性物質が放出され、電力を供給が途絶することになります。

さらに踏み込んだことを申しますが、わざわざ軍事的な弱点を建設するというのは国家安全保障上、愚策と言えます。

地震と津波という自然災害に抗えるのか

第二に、地震や津波で原発の冷却機能が失われ、事故が発生する可能性があるため、我が国日本では原発の運用は極めて危険だと考えます。

世界的に見ても、様々なプレートが入り組んで、地震が発生しやすい地震大国である我が国日本において、地震によって冷却機能が喪失したり、機能停止に陥るような原発は危険です。

さらに、津波によってさらなる追い打ちが重なってしまえば、本当に最悪の原発事故になる可能性がございます。

福井県の原発が4基も集中している地域(※1)に大地震と津波のダブルパンチだった場合、関西圏が放射性物質で汚染され、人間が住めない場所になる可能性もございます。

地学的に申し上げて、我が国日本のような島国で地震大国においては、自然災害との闘いとなり、あまりにも分が悪いと言わざるを得ないです。

原発で働き健康被害も

第三に、原発で働く労働者が放射線で蝕まれることになるため、人間の犠牲が大きい原発という労働の場は一刻も早く撤去するべきと考えます。

放射線被害が小林よしのり氏の『脱原発論』で描かれていたのですが、悲惨の一言でございます。

何らかの発電施設で働くということは事故のリスクなどは当然ありますけれども、事故のリスクだけでなく放射線リスクも背負うことになるというのはあまりにも過酷と言わざるを得ません。

放射線防護服を装備しての作業となることは前提なのですが、あまりにも気温が熱いため、防護服を脱ぐこともあるようで、なおかつ未熟な技術者による修繕などもあるようです。

低コストじゃない原発

第四に、安全対策に莫大な費用が必要になるため、その他の発電方法を模索して安価で安全な発電に切り替えた方が国家全体のコストパフォーマンスがよろしいのではないかと考えます。

朝日新聞は2013年から、事故後に必要になった安全対策費の最新の見積額を、原発を抱える各社に尋ねてきた。
再稼働に向けた審査を申請した原発は計27基。
地震や津波、火災などへの備えや過酷事故対策などの費用が含まれる。
今年7月時点の総額は少なくとも5兆2376億円で、13年の5倍超になっている。

引用元:原発の安全対策に5.2兆円 最安のはずが膨れるコスト

上記引用元をご確認いただければと存じますが、原発の安全コストは初めは1兆円に満たないほどだったのですが、5兆円を超えてきてしまいました。

原発の発電コストパフォーマンスがあまりにも悪化していることは確実な情勢でございます。

所詮、原子力発電というのは電力を確保するための手段でございますから、こんなコストパフォーマンスが悪くなって、それがさらに悪化する可能性すらある原子力発電は止めた方がよろしいのではないかと。

代替電力はどうすればいいのか

上記にて、私が脱原発派になった理由はご理解いただけたと思います。

ただ、原子力発電を止めた場合、代替電力はどうすればいいのかというお話になるかと思いますので、次回の記事ではその点をしっかりと説明できればと思います。

水力発電と風力発電と天然ガス発電が有力であり、太陽光発電はコストパフォーマンスが悪いということを述べたいです。

以上です。
明日の記事に続く

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