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反逆する武士

日本経済

フリーターが急減することにより、飲食店が苦境に陥ることになりそう

投稿日:

投資家・ビジネス

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2020年2月15日(令和2年2月15日)

フリーターが急減

コンビニエンスストアなど小売りや外食の現場を担ってきたフリーターが急減している。
2019年には全国で140万人を下回り、ピーク時に比べて4割弱減った。
卒業後に可処分所得の高い正規従業員になる学生が増え、個人消費にはプラスといえる。
その半面、非正規雇用に頼ってきた小売りやサービスの現場は深刻な働き手不足に悩まされている。

引用元: フリーター急減 小売り・外食の事業モデル岐路

昨今の就職率の上昇や若年者の労働人口の減少により、フリーターが減少しているようです。
ピーク時に比べて4割弱減少したようです。

総務省はフリーターを「パート・アルバイトとして勤務、または勤務を希望する15~34歳」と定めています。

そういう意味だと、私は非正規での被雇用者だった経験はございますが、フリーターだったということはないということになります。

雇用が安定化して、消費が増えるので国家経済全体からすると喜ばしいことです。

フリーターの減少は個人消費の面では朗報だ。
全国消費実態調査で家庭の月間消費支出をみると、世帯主が正社員の世帯は32万3千円。
パート・アルバイトの同25万6千円を上回る。
内訳でも外食支出は67%、洋服への支出も74%、正社員のほうが多い。

引用元: フリーター急減 小売り・外食の事業モデル岐路

余剰資金が増えるので、フリーターやパートアルバイトよりも正社員の方が消費するようです。

やはり消費は所得によって決定されるという理論は間違っていないようです。

フリーター依存の産業は苦境に

ただ、個人消費にかかわる小売りやサービスは非正規雇用に依存している。
卸売業や小売業に従事する職員・従業員は19年に半数が、宿泊業や飲食サービス業では約76%が非正規。
いずれも全体(農林業を除く)の38%を大きく上回る。

引用元: フリーター急減 小売り・外食の事業モデル岐路

どのような雇用形態で従業員を集めようがその企業の経営判断なので、口出しはできませんが、さすがに半数以上が非正規雇用のアルバイトやパートタイム労働者というのは異常な雇用内容と言わざるを得ません。

つまり、収益が低いため、労働者へお金を分配することができず、正規雇用が難しい産業ということでございますから、フリーター減少が痛手のようです。

フリーター依存は異常事態

パーソル総研の小林氏は「付加価値の源泉である接客を、低賃金のパート・アルバイトに頼ってきたこれまでがむしろ異常だった」と指摘する。
安価な非正規雇用に支えられた事業モデルの変革が迫られている。

引用元: フリーター急減 小売り・外食の事業モデル岐路

飲食店での接客が良いものだとそれだけで飲食店に好印象を持ちますし、そのお店に通いたくなりますが、その逆もまた然りです。

私は東京都内の中華料理屋さんに行くことが時々あるのですが、そのとき超絶イケメンの台湾人が接客しておりました。

日本語が全く理解できていないようでございまして、お客に提供する料理を何度も間違えてしまっており、普通の醤油ラーメンを注文したのに、ワンタンメンを持ってくるということが頻繁にありました。

その影響でその店には二度と行かなくなりましたし、そのお店は閉店することになりました。

注文した料理が提供されるという最低限の安心が崩壊すると人間は慣れ親しんだ店からも遠のくものです。

また、私が就職活動していた2006年頃の話になりますが、五反田でリンガーハットに入店し、長崎ちゃんぽんを注文した時には不愛想なインド人女性が接客していました。

マジで不愛想過ぎて、リンガーハット五反田店は二度と行かないと決めました。
外国人従業員を否定するわけではありませんが、さすがに不愛想過ぎる接客は日本人を怒らせるでしょう。

経営努力でどうにかなる次元じゃない

私はとある東京都内のセミナーを受講し、とある卸売業の中堅マネージャーの方とお話したことがございますが、人手不足で大変だとこぼしておりました。

私はシステム導入で業務効率をするか、賃金を上げて人材を確保するかの二択だと思うと話し、経営努力でどうにかなる次元ではないと伝えました。

今現在はそういった状況が割と身近に存在しているようです。

松のやに行って、賃金の高さを見習え

私個人が様々なお店に訪問して、驚いたことで印象深いことを最後に提示します。

ご紹介したいのは「松のや」です。
とんかつを提供する飲食店であり、私は時々利用させていただいております。

最低賃金が改訂されてから、松のやに行って「朝定食」を食べた後に、ふとアルバイト募集の張り紙を見ました。

そしたら、通常時給が1100円を超えていて、深夜勤務となると1300円から1500円の時給になっていました。

最低賃金が東京都だと1013円という水準なのに、それを上回るレベルの時給を提示していました。

※参考記事: https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/news_topics/houdou/20190830chinginka.html

やはり人手不足が影響しているのでしょうか。
時給が高いのであれば、それだけ人を惹きつけるでしょうから、これからもどんどん時給単価を上げていただき、業績を上げていただきたいと思います。

大手のフードサービスは業界を主導する立場ということを自覚していただき、どんどん賃金を上げていただきたいと思います。

そして松のや以外の飲食店の皆様、賃金を高くすれば人は集まるでしょうから、どんどん賃上げをしていって、賃金水準の引き上げに貢献してほしいです。

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