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反逆する武士

食糧安全保障

外国人が不要な農業のためには、ロボットと人工知能のコラボが必要だ

投稿日:

acworksさんによる写真ACからの写真

大変お世話になっております。
反逆する武士

uematu tubasaです。
初回投稿日時:2019年8月4日(令和元年8月4日)

日本の農業の問題点について

拙ブログにおいては、食糧安全保障に関しても様々物申していきたいと考えておりますが、まずは私なりの問題意識を説明するところから話をしていきたいと思います。

我が国日本の食糧安全保障に関して、問題と思っているところは大きく2つございます。

1点目は外国人に依存しないと農業が成り立たないという問題。
2点目は食糧自給率が低いという問題です。

まず、1点目について説明します。
外国人に依存しないと農業が成り立たないという現実があります。

なぜならば、キツイ、汚い、稼げないという三重苦の農業に日本人が集まらないからです。

農業とは、現代においても人手が必要な労働集約的な産業であり、それなりの人数が必要ですが、そこに普通の日本人は集まりません。

農業従事者は他の産業の人間から馬鹿にされますし、農業高校への進学とは人生の落伍者との烙印が押されてしまうからです。

もちろん、農業従事者が馬鹿にされる風潮は絶対に変えなければなりませんし、日本人が簡単で、綺麗で、稼げる農業に変えていかなければなりません。

2点目について説明します。
我が国日本の食糧自給率(カロリーベース)は4割を下回っています。
※平成29年度だと38%です。

食料自給率とは、国内の食料消費が、国産でどの程度賄えているかを示す指標です。
その示し方については、単純に重量で計算することができる品目別自給率と、食料全体について共通の「ものさし」で単位を揃えることにより計算する総合食料自給率の2種類があります。
このうち、総合食料自給率は、熱量で換算するカロリーベースと金額で換算する生産額ベースがあり、2つの指標とも長期的に低下傾向で推移しています。

http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/011.html

もし、有事の際に外国からの食糧輸入が途絶した場合、我が国日本において飢餓が発生する可能性が高いのです。

人口の割には狭い国土なのだからという言い訳はせずに、食糧自給率(カロリーベース)を100%にしなければなりません。

天候不順、海外の食糧需給の影響で、食糧価格が高騰してしまったら、購買力が低い相対的貧困層から飢えてしまうことになりかねません。

基本的には拙ブログにおいて上記のような問題意識を持っており、それらの問題を解決するためにはどうすればいいのかということを論じていきたいと思います。

AI搭載のロボットが日本の農業を救う

本日は上記の講談社+α新書を読み、日本の農業はAI搭載のロボットで、復活すると確信しましたので、ご紹介したいと思います。

例えば、ドローンで種まきや農薬散布を手軽に行う、無人コンバインで稲刈りを行う、除草ルンバで雑草を刈り取るなど、ロボットできることはたくさんあります。

ロボットやドローンを駆使して、害虫駆除や害獣駆除ができたり、農作物の病気を早期発見したり、病気発生を予想したりすることもできます。

害虫や害獣に関するデータを画像認識して、AIが学習し、どれが害虫なのかどれが害獣なのかを自主判断することができます。

さらに付言するならば、AI搭載ロボットにより、夜間作業ができるという点がポイントです。

人力で農作業をするという場合は、基本的には日中帯に作業をします。
夜間だとどうしてもできない作業や非効率的な作業になってしまう場合があるからです。

単純に、人件費が発生せずに作業できる時間が増えたので、AI搭載のロボットは日本の農業における人手不足解消に貢献するのではないかと思います。

経験と勘を凌駕するビックデータ

例えば、米作りについてなのですが、今までは各個人、各農家の経験と勘に頼って、水量の調節、肥料の調節、農薬散布の量の調整などをしていました。

ただ、これからの農業はビックデータを利用して最適な農業を実現します。

センサーを搭載したコンバインを利用することにより、散布した肥料やたい肥の量に応じて収量と食味(味の良し悪し)がどのような結果になるのか把握できるようになりました。

農業におけるPDCAサイクルが効率的に回せるようになったのです。
経験と勘が間違いだと気づかされることもあるということです。

作物には、作物なりの適した温度、湿度、栄養素、水分量、日照量がございます。

それらを24時間体制で監視して、適切な対応をするというのは人間だけでは事実上不可能です。

作物の状態をリアルタイムで24時間365日監視して、適切な対応ができるITシステムを構築することができれば、資本と場所さえあれば誰でも農業を営むことができます。

そして、その日々の対応の積み重ねをデータ化していき、どのような場合にどう対応するのが一番コスト削減できるのか、一番収穫量が多いのかという最適解に近づいていけるのです。

野菜工場を極端にハイテク化したものだとご理解いただければイメージが掴みやすいと思います。

移民が嫌なら、外国人に頼らない覚悟を持て

さて、本日の記事の一番核心的なところを申し上げたいと思います。
我が国日本の食糧安全保障を考えると外国人労働者に頼る農業は脅威です。

外国人労働者が一斉にストライキしてしまったら、農作物の供給が途絶してしまい、その影響で飢えに苦しむのは日本人なのです。

これは移民受け入れ反対にも通じる話だと私は考えています。

外国人の移民受け入れに反対するのであれば、人手不足の産業において、どうやって人手不足を解消するのかという代替案を提示しなければならないと思います。

飲食業界であれば、食券制にして、配膳と片付けを基本的にはお客にやってもらう形式にしたり、運送業者だったら無人トラックで高速道路を走らせます。

医療介護だったら、介護ロボットを現場に導入し、遠隔操作アームで遠隔地でも手術できるようにすればいいと思います。

そういった地道で面倒なことなのですが、人を介さないでもサービスを提供できるという証明をしなければ、移民受け入れは止まらないでしょう。

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