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地政学

地政学が日本の大学で学べない3つの理由。国際情勢には地政学が必要

更新日:

大変お世話になっております。
uematu tubasaです。
初回投稿日時:2019年5月13日(令和元年5月13日)

本日は地政学に関する基礎的なことをご紹介します。
まずは簡単に地政学という学問を定義したいと思います。

地政学とは「地理もしくは空間が政治に与える影響を巨視的な観点から考察する学問」です。

あまりにも大雑把な定義過ぎて、あまりご理解いただけないかもしれませんが、とりあえずこの定義を元にお話を進めたいと思います。

なぜ日本の大学では地政学という講義がないのか

地政学は国際政治を分析するために、絶対的に必要な学問です。
なぜならば、人間が行動を起こすために必要なのは地理であり、空間だからです。

大陸国家が軍事行動を取るとき、大地を駆けて軍隊を動かします。
海洋国家が他国と交易するためには、海を艦船を利用して進みます。
人々が海外旅行を楽しむためには、空を飛行機で高速移動します。

したがって、国際政治を分析するためには、地理や空間をどのように認識し、どのように利用するのかを研究する必要がございます。
であれば、大学で純粋に学術上の研究を行うべきかと思います。

しかしながら、我が国日本の大学で地政学の講義は存在しません。

その理由について、可能な限り正確な考察をしている記事がございます。
奥山真司氏(以下敬称略)のブログを参考として、その理由を探りたいと思います。
以下、3点を列挙します。

1、ドイツ地政学のイメージの悪さ
2、国際政治の研究が「自然科学」よりも「社会科学的」に研究されはじめたから

3、IT関連技術のめざましい発展で「地理の障害を克服した」と思ったから
参考URL:https://geopoli.exblog.jp/21514669/

1に関して説明します。
地政学というのはヨーロッパが発祥です。
そこで様々な概念、様々な用語が生まれ、地政学が発展してきました。

ただ、歴史的に見れば、ナチスドイツに悪用されてしまったという悲しい歴史がございます。

ここで申し上げたいのは、確かにナチスドイツは過ちを犯しました。
けれども、純粋な学問それ自体に罪があるとはとても思えないのです。

例えば、中国共産党が経済学を学び、それでも国内経済の破綻度合いは深刻さを増してします。
そのような状況で、経済学それ自体が”悪”であると断言できましょうか。

学問それ自体が悪なんてことは絶対にありません。

この世に”悪”が存在するのであれば、その学問を利用した人間が悪いのです。
包丁を利用して、殺人事件を起こしてしまうような人間もいれば、包丁を利用して、素晴らしい懐石料理を作る人間もいます。

すべては人間の心がけ次第なのです。
地政学という国際政治を分析するための道具をどのように使うのかは、我々日本人の心がけ次第です。

世界平和や戦争抑止のために、地政学を学ぶ環境があっても良いと思います。

2に関して説明します。

初期の地政学とは自然科学的な要素を多分に含む学問でした。
いわゆる地理学としての要素です。

地層がどうなのか、地下資源がどうか、天候と気候についてなどを説明する学問であり、どちらかと理系の学問という意味合いが強かったのです。

しかしながら、そこに人間や社会という要素が強くなっていきます。
国家の位置関係が外交に与える影響を考察したり、地下資源を巡り人間が争うことを説明するなど、どちらかというと社会科学というか文系学問になりました。

ここからは、私なりの考えというか解釈なのですが、人間や社会に関する学問としての意味合いが強まると、それは政治に強く結びついてしまいやすくなります。

そうすると、日本は特にそうなのですが、政治についてあまりストレートな学問になってしまうと嫌われてしまいます。

また、大学で講義が出てしまうと、国会で問題になる可能性が高まり、国からの補助金を頼りに大学運営していた場合は、かなりの痛手になってします。

3について説明します。

確かに、ITの発達により、インターネットを介して、世界中の人間とつながるようになりましたし、コミュニケーションが地球規模で広範囲にできるようになりました。

そこに地、海、空などはあまり関係ないのではないかとお思いになる方もいらっしゃるでしょう。

しかしながら、ITエンジニアとして強調させていただきたく。
むしろITによってサイバー空間が発生したため、ITこそ空間に深く関係しています。

サイバー空間の地政学というのも今後研究対象になるでしょう。

また、IT機器は地球上のどこかの空間においてこそ利用できます。
サーバーは空調が整っていて、治安が維持された国家において安定的に保全されなければ、無用の長物です。

しっかりと地理による制約を受けているのです。
海底ケーブル(光ファイバー)は海という空間によって制約を受けます。

インターネット接続するため、無線接続するのであれば、空という空間を電波が飛ぶことで正常に機能します。

しかも、いくらITでもITの力で陸海空宇宙空間を本質的な意味で変化させることはできません。

ITの力で、大地を削り、海を干上がらせ、空を覆うことはできません。
したがって、ITによって地政学がその意味を失うというのは理解できません。

仮に、ITという新たな技術の影響により、既存の地政学的領域の重要性が低下しても、サイバー空間の地政学的重要性が高まっているので、むしろ地政学的全体の重要性は高まっていると見るべきです。

地政学を学ばないと国際情勢がわからない

さて、地政学が日本の大学で学べない理由をご説明しました。
ただ、それはどう考えても国家の生き残りという観点からはマズイと言わざるを得ません。
地政学を学ばないということは国際情勢がわからないということと同義なのです。

例えば、アメリカのトランプ大統領が何か軍事的な行動を示唆したとします。

それがどういった理由での発言なのか、それによって国際社会はどのように動くのか、それがどういった結果が招く可能性が高いのかということを事前にある程度予測できるかそうでないかということはとても重要です。

投資家であれば、株価予想の精度を上げることができるかもしれませんし、戦争を予測することにより、海外旅行を取りやめて、命が救われるかもしれません。

であれば、少なくとも国公立大学では「地政学の基礎」という講義を作り、学生に対して履修を促したり、必須履修科目に指定した方がよろしいのではないかと思います。

最近は地政学に関する書籍が増え、地政学を学べる環境が整っています。
特に問題なく、我が国日本において地政学の知識を習得することができるでしょう。

国家安全保障上のことを申し上げれば、一般の日本国民の知性レベルを底上げすることができます。

そうすると、地政学的観点から、軍事や外交を語る政治家が当選しやすくなります。

国際情勢を理解した政策を実行することで人の命を大切にする政治が実現するかもしれません。

以上です。

今後とも情報発信を頑張りますので、応援よろしくお願い致します。

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